雲のなかで月・金星・カタリナ彗星が接近 ― 2015/12/08
昨夕に見えていた雲は夜になっても取れず、それどころかだんだん濃くなってきました。小規模ながらここ数日は房総半島をかすめるような雨雲の列が停滞していて、陸に近くなったり遠ざかったりして微妙な天気の起伏を作っていたのです。昨夜はそれが裏目に出ました。
今朝の月と金星、それにカタリナ彗星の接近風景を楽しみにしていましたが、庭先から月が見え始まる予定の4時時点で、西や北の一部しか晴れ間がなく、重機材の使用は全てあきらめました。軽装備に切り替えながら時折見える月や金星のタイミングを1時間ほど辛抱強く待ったのですが、雲は厚くなるばかり。結局三天体が同時に晴れることはありませんでした。 ダメ元で何枚か撮ったなかでは、雲越しに三天体が辛うじて確認できる左上写真がベストショットです。かなり残念な写真ですが、空振りじゃなかったから良しとしましょう。
なお、約1ヶ月後の2016年1月7日も月と金星が近い日。そしてその二日後は金星と土星が“超接近”する日です。もし今日この空をご覧になった方は、この状態から1ヶ月先の状態への変化をイメージしておくことを強くお勧めします。天体周期に合わせ、位置や見え方の変化を少し先までイメトレすることは、空の観察を飛躍的に上達させてくれますよ。
参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)
アーカイブ:天体の接近現象一覧(惑星ペア・トップ200)
今朝の月と金星、それにカタリナ彗星の接近風景を楽しみにしていましたが、庭先から月が見え始まる予定の4時時点で、西や北の一部しか晴れ間がなく、重機材の使用は全てあきらめました。軽装備に切り替えながら時折見える月や金星のタイミングを1時間ほど辛抱強く待ったのですが、雲は厚くなるばかり。結局三天体が同時に晴れることはありませんでした。 ダメ元で何枚か撮ったなかでは、雲越しに三天体が辛うじて確認できる左上写真がベストショットです。かなり残念な写真ですが、空振りじゃなかったから良しとしましょう。
なお、約1ヶ月後の2016年1月7日も月と金星が近い日。そしてその二日後は金星と土星が“超接近”する日です。もし今日この空をご覧になった方は、この状態から1ヶ月先の状態への変化をイメージしておくことを強くお勧めします。天体周期に合わせ、位置や見え方の変化を少し先までイメトレすることは、空の観察を飛躍的に上達させてくれますよ。
参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)
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