今日の太陽2021/04/12

20210412太陽
昨日も今日も日中は「晴れているのに雲が多くて太陽観察できる隙がない」という状態でした。昨日は根負けして諦めてしまいましたが、明日から少なくとも3日ほど天気が崩れる予報。今日の夕方遅くに少しばかり晴れ間があったので、撮影を試みました。

20210412太陽リム
左は16:25頃の太陽。高度20°程度で変形が始まっており、また薄雲越しのため、コントラストも落ちています。活動領域はありませんが、中央左下に弱いフレアかと思うような二列のプラージュが見えました。

左リムのプロミネンスが素晴らしい!特に左下には太陽直径の1/4ほども高く吹き上がったプロミネンスが見えます。大きな爆発があったのでしょうか?右下リムのもかなり高く伸びてますね。無理して観察した甲斐がありました。

20210312_soho-lasco-c2
(追記)
太陽観測衛星SOHOの画像を見ると、やはり激しい爆発が起きていたようです。(右画像クリックでGIFムービー閲覧可能。)

久しぶりに重星を観察2021/04/12

20210412_εDra
昨夜から今朝は概ね晴れました。当地は夜半まで少し雲が残りシーイングも悪そうでしたが、夜半以降はかなり良い空でした。夜明けまであまり時間がなかったですが、久しぶりに重星を観察しようと望遠鏡を組み立てます。

3月18日の撮影ではっきり分離しなかったものがあったので、まずεDraに向けてみました(左画像/離角3.201″, PA:21.7° at 2021)。するとモニター上でもきっちり分離。本当に同じ光学系かと思うほど素晴らしく、間違いなくグッドシーイングです。δCyg、 23Aql、5Aqlも気持ちよく分離しました。この中で一番狭いのはδCyg(離角2.777″, PA:214.4° at 2021)です。シーイングの良し悪しで主星の結像からして倍ほども直径が変わるんですよね。そりゃ分離しないわけだ。

いっぽう、アンタレスはさすがに無理でした。明け方が迫り、ちょっと低くなり始めてしまったせいかも知れません。(大気による色収差がひどかった…。)また、記録では離角12.5″もあるはずのλAqlが写りませんでした。主星3.5等、伴星7.5等だから等級差も全く問題ないはずですがどうしてかな…?違う星を見てしまったのかな?原因が分かりません。軌道が分かってないようなのと、最終観測が2009年と古いため動いてしまった可能性は否定できませんが、ギトギトに強調しても7.5等は見つかりませんでした。(周囲にある10等以下の星は写っています。)

朝が早くなり観察時間確保が難しくなってきましたが、今後も可能な範囲で楽しもうと思います。なお掲載画像は全て画像上が天の北方向、縮尺は統一(800px四方=約200″四方相当)してあります。

  • 20210412_δCyg

    δ Cyg
  • 20210412_23Aql

    23 Aql
  • 20210412_5Aql

    5 Aql


三重の中村さんがとも座に突発天体発見2021/04/11

20210410_TCP J08144930-2215000
4月9日21時前、三重県の中村祐二さんがとも座に14.5等の突発天体を発見したとのこと。カウントが間違ってなければ中村さんの新天体発見は今年に入って5個目となります。勢いが止まりませんね。

昨宵は薄雲が出ていたものの何とか確認撮影ができそうだったため、明るいうちから準備。ひとつ気がかりだったのは南に低い位置なので、狭い庭のどこで撮ったら建物に隠されず露出を最大にできるかということでした。宵の時間帯は付近の住人や車両の出入りが激しく、街中撮影はひどく神経を使うのです。

とも座と聞いたら反射神経的に「南半球向けの星座じゃん!」と尻込みしてしまう私ですが、不幸中の幸い(?)で、今回の突発天体は4月8日にやっと撮影できたおおいぬ座の突発天体よりも南緯が少しだけ高かったのに救われました。低空の薄雲+光害でだいぶ被ってしまいましたが、1時間あまりの露出でどうにか写ってくれました(左上画像)。周囲の星々と比べ、若干暗くなったかなという印象ですが、誤差の範囲かもしれません。これもおおいぬ座の突発天体同様に青白い色をしていました。

明け方に向かって次第に天気が良くなり、南中を過ぎていたNGC3147の超新星「SN2021hpr」を引き続き撮影できました(下A画像)。星仲間の(の)さんから「とても明るくなってる」と教えて頂いてたからです。いざ撮影すると本当にびっくりするくらい明るい!ほぼ同じ条件で撮影した4月3日撮影画像と比べてみてください。(の)さんによると現在14.9等とのこと。発見光度17.7等から大躍進です。

少し休憩してから、明け方ようやく高度が出てきて庭から撮影が可能になったアトラス彗星(C/2020 R4)にも望遠鏡を向けました(下B画像)。現時点で日本から見える一番明るい彗星で、8等前後をキープしているようです。ずっと低かったため、私はこれが初撮影。エメラルドグリーンのコマがよく広がっており、西南西に向かって短い尾も見えます。想像以上の立派さに驚かされました。かなり移動が速く、もう少しひとこま当たりの露光を抑えないと彗星がブレてしまうことも分かりました。

計算上の光度ピークはおおよそ10日後で、未明に南中を迎えるヘルクレス座の中という最高の条件。天気さえ良ければしばらく追いかけてみようと思います。

  • 20210410_SN2021hpr in NGC3147

    A.SN2021hpr in NGC3147
  • 20210411_アトラス彗星(C/2020 R4)

    B.アトラス彗星(C/2020 R4)


今日の太陽2021/04/10

20210410太陽
昨夜から今朝は曇り時々小雨。今日明け方になって急速に晴れてきましたが、夜明けの月には間に合いませんでした。朝からはよく晴れています。

20210410太陽リム
左は13:50ごろの太陽。活動領域はありません。左下にやや活発な領域があり、ごくごく小さな黒点ができつつあるようですが、今後どうなるやら…。左上リムと右下リムなどに力強いプロミネンスが見えています。