今日の太陽2025/02/08

20250208太陽
昨夜から今朝は概ね快晴。でも雨戸がガタガタ鳴るほどの風が吹きました。今日も快晴ですが風強し。昼過ぎ時点で最大風速 9.5m/sを記録しています。いつまで続くんだろう…

20250208太陽リム
左は10時過ぎの太陽。シーイングは乱れています。右上に寄った黒点群の一部が明るいですね。Cクラスフレアが起こっていました。左半球の小さいものも含め、活動領域は12ヶ所。南半球を飾った蛇のようなダークフィラメントがそろそろ外へ。左上には新しいプロミネンスが見えてきました。

今日の太陽2025/02/07

20250207太陽
昨夜から今朝は一応晴れていたけれど、薄雲が空のどこかに絶えず流れている状態。こんな夜は一番始末に負えません。雲間からしばらく月を見上げていたけれどシーイングが酷過ぎて、全く記録できませんでした。今日は朝から快晴ですがシーイングは酷いまま。風も強し。

20250207太陽リム
左は10:30ごろの太陽。ピントの山が全く分からず、手探りで撮りました。左の小黒点周りは活動領域13983・13986・13987と採番。プロミネンスは小さいものが幾つか。右上の広範囲プラージュはだいぶリムに近くなり、見かけの面積が小さくなりましたね。

今日の太陽2025/02/06

20250206太陽
昨夜から今朝はほぼ快晴夜。ただしいつもの通り強めの風が残りました。今日も朝から快晴。そしてやはり風強めです。

20250206太陽リム
左は10:30過ぎの太陽。北半球の黒点群はプラージュを伴いつつ右へ寄ってきました。元気そうに見えますがX線フラックスは徐々に落ちており、フレアも小規模になりました。昨日右下に見えていた太いダークフィラメントは消えてしまったかな?左端やや上に見える黒点は今のところ小さくて目立ちませんね。

【おまけ】 実験的に、太陽屋さんがよく行ってる反転画像を作ってみました。彩層のもさもさ感が感じられるでしょうか?この際好みは横に置くとして、「太陽活動の視認性」を考えるとどれが良いのでしょうね?分からなくなってきます。

  • 20250206太陽(反転・白黒)

    A.反転(白黒)
  • 20250206太陽(反転・着色)

    B.反転(疑似カラー)


月面X&LOVEが良く見えました2025/02/06

20250205_09193月
昨夕から風が強まり、夜半過ぎまで続きました。上弦を迎える月を観たかったのですが、宵のうちは雲が多くて全くダメ。少し経って晴れたけれど強風でダメ。仕方がないので部屋の西窓から見えるくらい下がってきた頃を狙い、窓辺で風を避けつつ眺めました。

左画像は5日20:35頃の撮影で、太陽黄経差は約91.93°、撮影高度は約47.92°、月齢は6.96。上弦瞬時は5日17:02:09です。ちょうど昨夕は月面XとLOVEが見ごろでした。ピーク時間を数時間過ぎてしまったけれど、充分に楽しむことができました。この画像にも全ての文字地形がはっきり写っていますから探してみてください。

シーイングは酷いものでした。見ている時間の4/5はぼやっとして揺らめき、ときどき一瞬ピントが合って地形が分かる程度です。シリウスなど冬の一等星もみんな瞬いていました。小さな望遠鏡ですが、撮影して画像にすると細部の様子が分かりますね。近地点通過(2月2日11:38)からさほど経ってなくて月が大きいせいもあるでしょうか。

アルプス谷はまだ夜なのにピトン山は早起きです。アリスティルスとアウトリクスは縁が光り出しました。ヒギヌス谷、アリアデウス谷は朝です。見かけの月面中心がヒッパルコスの西縁あたりで、上弦瞬時から3時間半経ってますから僅かに中心よりも西まで光が差しています。X地形の南、ヴァルターが大きな口を空けてますね。ヴァルターと言えば「月世界への招待」ブログの撮影日記「WalterとWalther (ワルター)」が面白いので、ぜひご一読を。

秤動が有利なのは南の影側だったので、フンボルトや南の海あたりはよく見えますが、北側リムは深いところが見えませんでした。フンボルト海はほとんど分かりませんね。桜の花びら状のメトンも北の縁に追いやられて歪んでます。本日6日宵は熱の入り江付近に日が差し、グルイテュイゼンの月面都市が良く見えそうです。直線壁も良いタイミングで朝を迎えているでしょう。問題は風が収まるかどうかですね…。