今日の太陽2017/11/24

20171124太陽
22日が二十四節気の小雪でしたが、その日から天気が下降して今日まで太陽が観察できませんでした。昨夜から今朝も曇ってしまい、明け方から朝にかけて小雨が降っていました。その後急速に回復、9時頃からは快晴となりました。

20171124太陽リム
左は11:35頃の太陽。はっきり写し取れていませんが、中央やや下に大きなダークフィラメントがあります。活動領域12687はだいぶ右に寄りました。南半球の左右リムに中程度のプロミネンスが見えています。

光害地での天体撮影(冬の南天に広がる星雲)2017/11/22

20171122馬頭星雲からオリオン大星雲
勤労感謝の日に向かって次第に天気が崩れる予報でしたが、昨夕はまだよい星空でした。夜半頃起きだして何か観察しようと思いましたが、ここ数日ひととおり彗星ばかり撮影したので、今日は違うものを…と悩んでしまいました。

登ってきたシリウスを仰いでいるうちに、久しく「わし星雲(かもめ星雲)」すなわちIC2177を撮ってないなぁ…前に撮ったのは学生の頃フィルムカメラだったかなぁ…何十年前かなぁ(笑)…撮ってみようかなぁ…と連想が進み、撮影してみることにしました。

と言っても機材を準備した0時時点でまだ低かったので、小手調べとしてオリオン座の三つ星下に広がる馬頭星雲や燃える木、大星雲あたりまでを1枚に収めてみました(左画像)。約90分露出で、光害カットフィルターのみの使用です。ストレートに撮ると大星雲の高輝度部分が白飛びしますが、今回は撮影練習と言うことで未対処。

派手目な処理は好きではないけれど、光害あふれる平地でどこまで写っているか確かめるのに、ガチガチに仕上げてみました。うーん…。いまいち。見えないものが写るというのはワクワクしますが、いっぽうで「なんか違う…」という思いもあるんです。目的にもよるんですけどね。なお大星雲南側に左右に流れる傷のような淡い線が見えますが、これはたくさんの静止衛星と思われます。

20171122_IC2177付近
さて、やっとIC2177が南中前の時間になりました。本当に写したかったのはこっちです。2時間露出の設定で開始したところ、わずか20分で南から雲がやってきて、あっと言う間に全天曇ってしまいました。右画像は使えるコマだけで合成したもの。ザラザラですね…。うーむ、残念。またいつかリベンジしましょう。

IC2177は撮影者によって構図、画像処理、画角などがかなりバラバラ。これほど「定番」がない星雲も珍しいでしょう。鳥の形に見せるため故意に傾けたり、中心部のアップだったり、冬銀河と一緒に広写野で撮影したり…。右はIC2177の赤い星雲だけでなく、NGC2353やNGC2345などの美しい散開星団を一緒に収めるため、意図的に星雲を右へシフトしています。

天の赤道より南にある天体を当地で撮ると、必ず画像南側が大きくかぶります。街灯やカラオケ屋の光は「不夜城」のごとく明け方近くまで容赦ありません。南の空にも面白い天体はたくさんありますが、どうやっても光害は避けられないわけです。南側の淡い星雲をカメラに収めるのは果てしない努力と飽くなき探究心が必要ですね。(※右画像はあれこれいじって光害カブリを誤魔化しています。)

参考:
光害地での天体撮影(しし座の三連銀河)(2017/03/01)
光害地での天体撮影(かみのけ座のNGC4565)(2017/03/02)


三日月・土星・水星が並ぶ夕空2017/11/21

20171121月・土星・水星が整列
午後の通院が終わる頃にはもう日が暮れて、西が夕焼けに染まっていました。出がけに重たいデジカメをカバンに忍ばせ、三脚も持参しました。そう、帰りに寄り道をして三日月を撮りたかったのです。

どちらを向いても低空まで雲が全くなく、素晴らしい透明感。街並みの上にはもう月が輝いています。今日は月の下に土星と水星が見えるはず。でもタイミングが遅いと惑星は低空にかき消えてしまうでしょう。私は病気のため徒歩移動すらおぼつきません。でも17時を過ぎると水星の高度は5°を下回り、また低空まで見える場所を探すのもなかなか大変。時間との勝負ですね。怪我をしないよう慌てずに歩きながら目で『ロケハン』し、同時に空の暗さや前景とのコントラスト、そして撮影条件を頭で計算してゆきます。

そうして撮ったのが左写真。撮影時の月齢は2.86、土星は中央やや上の輝星。水星は右下の木々のすぐ上にいます。水星は24日に東方最大離角を迎えますから、今が見頃ですね。他にも細かな星がたくさん写っていますよ。当地からこの方向は航空機の航路になっていて、飛び交う飛行機を避けるのに苦労しました。

昨日は三天体がもっとコンパクトに集っていたはずですが、当地では雲が多く見えませんでした。今夕見ることができて本当に良かった…。撮影できたことはもちろんですが、目で見た生の景色の美しさときたら…。まさに至福のひとときでした。撮影を終え、ふと北東を見ると低空に虹星カペラが輝き始めて、惚れ惚れするようなカラフルさ。今夜も素敵な星空になりそうです。

今日の太陽2017/11/21

20171121太陽
昨日は雲が多く、県内の一部で雨が降ったようでした。夕方からゆっくり回復、夜には晴れました。今朝からも穏やかに晴れています。今朝方は氷点下にならなかったせいか、前日朝より幾分暖かく感じました。

20171121太陽リム
左は11:30前の太陽。大気が揺れ動き、像が甘いです。活動領域12687は中央を過ぎ、また12688は右リムに到達しました。中央やや左下に大きく長いダークフィラメントがあるのですが、この撮影ではうまく取り出せませんでした。これは19日の撮影で左下に見えていたものですね。今日は左上のプロミネンスが光球へ入ってきたようです。