2022年の台風4号が発生 ― 2022/07/01
気象庁によりますと、昨日発生した台風3号の東にあった「台風になるかも知れない熱帯低気圧」が、本日9:00に台風4号「アイレー/AERE」になったとのこと。直前の台風3号発生からわずか24時間後、3号はまだ活動中のためダブル台風となりました。
左は4号発生から3時間後の本日12:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。赤点線円が台風中心の直径1000km円。右が4号です。ナチュラルカラー処理のため、薄水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。3号は暴風域ができて、渦がはっきりしました。
現在4号は沖縄本島の南南東にあり、二日足らずで直撃コースを進んでいるようです。その後数日の間に東へカーブし、九州や本州へ接近する予報が出ています。恵みの雨をもたらしてくれればよいのですが、この時期の雨といったら平成29年(2017年)7月九州北部豪雨を連想してしまいます(→2017年7月5日記事や、2017年7月7日記事など参照)。適度な雨量って願って叶うものでも無いんですよね…。
今日の太陽 ― 2022/07/01
7月になりました。昨夜から今朝は相変わらず薄曇り。星はそれなりに見えるのですが肉眼での限界等級が2等ほど落ちてしまいます。今日朝からは徐々に透明度が上がり、昼ごろには爽やかな(暑苦しい?)青空になりました。明日は雑節の「半夏生」(太陽黄経100°)を迎えます。
左は13:40ごろの太陽。シーイングはやや悪いです。左半球に新しくできた小黒点周囲は活動領域13045と採番されました。南北にやや離れて二ヶ所あるので、発達すると番号も分かれるかな?その他、左上リムからやや大きな黒点が登場。しばらく楽しめそうですね。
気象庁アメダス速報値による15時時点の夏日地点数は717、真夏日地点数は590、猛暑日地点数は227。7月になり、いきなり猛暑日地点が200地点越えですよ!統計が残る2011年以降2021年までで最も早かった2018年7月15日(ちょうど200地点)を半月も早回ってしまいました。ちなみに真夏日地点600地点越えも、今までは2013年7月8日の616地点でしたが、今年は6月29日に613地点に達しています。これからが暑さの本番なのに…。
左は13:40ごろの太陽。シーイングはやや悪いです。左半球に新しくできた小黒点周囲は活動領域13045と採番されました。南北にやや離れて二ヶ所あるので、発達すると番号も分かれるかな?その他、左上リムからやや大きな黒点が登場。しばらく楽しめそうですね。
気象庁アメダス速報値による15時時点の夏日地点数は717、真夏日地点数は590、猛暑日地点数は227。7月になり、いきなり猛暑日地点が200地点越えですよ!統計が残る2011年以降2021年までで最も早かった2018年7月15日(ちょうど200地点)を半月も早回ってしまいました。ちなみに真夏日地点600地点越えも、今までは2013年7月8日の616地点でしたが、今年は6月29日に613地点に達しています。これからが暑さの本番なのに…。
夕空の細月が立ってきました ― 2022/07/02
昨夕は西空に薄雲が湧き、月齢2の月が見えるかどうか心配でした。日没直後からベランダに機材をセット、見えたらすぐ撮影できるよう待ち構えました。
うまい具合に月が雲を避けた位置に輝き始めたので、保険として明るいうちに何カットか撮影。その後数十分おきに撮影を繰り返しました。やや暗くなった頃から雲がかかり始めたので終了。前夜よりはうまく撮影できました。左画像は太陽黄経差が約25.37°、撮影高度が約12.06°、月齢2.32、画像上方向が天頂方向。三日月より細身の、私好みの姿です。
日中に太陽を観察したときも感じましたが、今日は一日シーイングが悪かったようです。それでも冬期の撮影よりは良像になるので、(暑いけれど)観察には良い時期なのでしょうね。弦傾斜は39.25°で、春先…例えば3月6日記事のころに比べるとかなり立ってきたことが分かるでしょう。明け方の細月と逆ですね。
もうひとつ、昨夕の月のすぐ左側にプレセペ星団(M44)がいました。肉眼では周囲の星すら感じられませんでしたが、ものは試し、撮影して高コントラスト処理すると、ノイズではない暗い星々が確認できました。薄暮中の高度10°あまりの空ではさすがの明るい星団もかたなしです。
うまい具合に月が雲を避けた位置に輝き始めたので、保険として明るいうちに何カットか撮影。その後数十分おきに撮影を繰り返しました。やや暗くなった頃から雲がかかり始めたので終了。前夜よりはうまく撮影できました。左画像は太陽黄経差が約25.37°、撮影高度が約12.06°、月齢2.32、画像上方向が天頂方向。三日月より細身の、私好みの姿です。
日中に太陽を観察したときも感じましたが、今日は一日シーイングが悪かったようです。それでも冬期の撮影よりは良像になるので、(暑いけれど)観察には良い時期なのでしょうね。弦傾斜は39.25°で、春先…例えば3月6日記事のころに比べるとかなり立ってきたことが分かるでしょう。明け方の細月と逆ですね。
もうひとつ、昨夕の月のすぐ左側にプレセペ星団(M44)がいました。肉眼では周囲の星すら感じられませんでしたが、ものは試し、撮影して高コントラスト処理すると、ノイズではない暗い星々が確認できました。薄暮中の高度10°あまりの空ではさすがの明るい星団もかたなしです。
今日の太陽 ― 2022/07/02
昨夜から今朝も前夜同様の薄曇り。朝からは少しずつ晴れて青空が広がりました。
左は13:50ごろの太陽。左上に見えてきた黒点周囲は13046と採番されました。赤道を挟んで南半球側にも小さな黒点が確認できます。ダークフィラメントやプロミネンスもそこそこ出ていますね。裏側では大きな爆発があったようですが、表側はひところより落ち着いています。
気象庁アメダス速報値による15時時点の夏日地点数は752、真夏日地点数は504、猛暑日地点数は125。(※ただしアメダスに通信障害が出ている模様。)本日は雑節の「半夏生」で、例年なら梅雨の折り返しとして「長い雨もやっと半分終わったね」と喜べるのですが、今年は東北北部以外はずっと前に梅雨が終わってしまい、完全に水不足…。これから毎年同じように常態化しないかと心配…。日本に接近している台風4号は沖縄、九州、本州の直撃コースに入りました。恵みの雨を期待しましょう。
左は13:50ごろの太陽。左上に見えてきた黒点周囲は13046と採番されました。赤道を挟んで南半球側にも小さな黒点が確認できます。ダークフィラメントやプロミネンスもそこそこ出ていますね。裏側では大きな爆発があったようですが、表側はひところより落ち着いています。
気象庁アメダス速報値による15時時点の夏日地点数は752、真夏日地点数は504、猛暑日地点数は125。(※ただしアメダスに通信障害が出ている模様。)本日は雑節の「半夏生」で、例年なら梅雨の折り返しとして「長い雨もやっと半分終わったね」と喜べるのですが、今年は東北北部以外はずっと前に梅雨が終わってしまい、完全に水不足…。これから毎年同じように常態化しないかと心配…。日本に接近している台風4号は沖縄、九州、本州の直撃コースに入りました。恵みの雨を期待しましょう。