月と金星が同日同位相 ― 2026/07/23
昨宵、月と金星がほぼ同位相になり「同日同位相」が実現しました。
月または金星が太陽に近い時期以外は、概ね一ヶ月に一回「月と太陽が近い」状態を眺めることができます。もちろん他の惑星でも同様です。中でも満ち欠けをする月と金星(または月と水星)は接近に至るどこかで必ず相似形になるのです。昨宵がまさにそうで、21:54には両天体の位相角が78.166°と一致しました。ただ、この時間は金星が沈んでおり、月も低いので、早い時間に撮影してみました。
運悪く隣県で発生した大きな雷雲が迫っており、日没前から真っ赤な入道雲と稲光が見え出しました。雷鳴がとどろくころになってもまだ空は暗くなくてヤキモキしましたが、輝き出した金星と月をなんとか撮影。竜巻注意情報が出るなか汗だくで撤収し、事無きを得ました。夜になって通り雨が降ったようです。
左上画像は撮影した両天体を比較したもの(拡大率は違います)。見事に相似ですね。次回は8月20・21日です。今期の金星は高くならないルートなので7月よりも低くなります。撮影は難しくなりますが、半月状の金星と月を同時に見るチャンス。晴れたら挑戦してみましょう。
月または金星が太陽に近い時期以外は、概ね一ヶ月に一回「月と太陽が近い」状態を眺めることができます。もちろん他の惑星でも同様です。中でも満ち欠けをする月と金星(または月と水星)は接近に至るどこかで必ず相似形になるのです。昨宵がまさにそうで、21:54には両天体の位相角が78.166°と一致しました。ただ、この時間は金星が沈んでおり、月も低いので、早い時間に撮影してみました。
運悪く隣県で発生した大きな雷雲が迫っており、日没前から真っ赤な入道雲と稲光が見え出しました。雷鳴がとどろくころになってもまだ空は暗くなくてヤキモキしましたが、輝き出した金星と月をなんとか撮影。竜巻注意情報が出るなか汗だくで撤収し、事無きを得ました。夜になって通り雨が降ったようです。
左上画像は撮影した両天体を比較したもの(拡大率は違います)。見事に相似ですね。次回は8月20・21日です。今期の金星は高くならないルートなので7月よりも低くなります。撮影は難しくなりますが、半月状の金星と月を同時に見るチャンス。晴れたら挑戦してみましょう。
街中から10Pのダストトレイルに挑戦 ― 2026/07/20
テンペル第2彗星(10P)のダストトレイルが各地で観測されているようです。計算すると、地球が彗星軌道面を通過するのが7月20日17:18:05UT=21日2:18:05JST、つまり今夜でした。ちょうど本日に関東が梅雨明け。昨夜も結露の少ない快晴夜だったので、撮ってみることにしました。
と言っても条件良い場所へは行けないので、近くの公園です。強力な街灯に囲まれていて、望遠鏡をどこに設置してもレンズ内に光が入ります。無理を承知での撮影でした。結果、あまりに背景ムラが酷くて何度もあきらめかけましたが、どうにかトレイルが見えるところまで辿り着きました(左上画像)。街中でも写せるんですね。せめて街頭から離れたところに行きたい…。
続けて、高く昇った土星も撮影。10日前の撮影時よりシーイングが落ち着いており、像が安定してました。細かなところが良く写りました。心なしかエンケの間隙がうっすら写ってるようです。もう少し解像して欲しいですね。
と言っても条件良い場所へは行けないので、近くの公園です。強力な街灯に囲まれていて、望遠鏡をどこに設置してもレンズ内に光が入ります。無理を承知での撮影でした。結果、あまりに背景ムラが酷くて何度もあきらめかけましたが、どうにかトレイルが見えるところまで辿り着きました(左上画像)。街中でも写せるんですね。せめて街頭から離れたところに行きたい…。
続けて、高く昇った土星も撮影。10日前の撮影時よりシーイングが落ち着いており、像が安定してました。細かなところが良く写りました。心なしかエンケの間隙がうっすら写ってるようです。もう少し解像して欲しいですね。
天体の接近・二景 ― 2026/07/11
ありがたいことに昨夕も晴れ間があり、接近中の金星とレグルスを確認することができました。
当地で9日20時の離角は1.110°、10日は1.135°なのでほとんど同じ。加えて金星も24時間で1.114°移動したので、恒星一基準で金星の動きを比較明合成すると右のように見事な正三角になりました。予想はしていたのですが実際に写真を撮って仕上げたときの驚きは格別ですね。
その後雲が出てしまい、朝まで晴れそうにないと思っていました。ところが薄明開始頃から雲の隙間に星月がチラホラ見えるようになり、次第に晴れ間が広がってきました。大型機材を出す余裕はなかったけれど、カメラ+望遠レンズで月とすばるが接近している様子をとらえてみました。
どうしてもゴーストが出ますので、ゴーストが写野の外に出るようトリミングしています。見ていた時間の2/3は雲がかかっていたけれどそれはそれで良い光景。朝になって曇りましたが楽しい一時でした。
当地で9日20時の離角は1.110°、10日は1.135°なのでほとんど同じ。加えて金星も24時間で1.114°移動したので、恒星一基準で金星の動きを比較明合成すると右のように見事な正三角になりました。予想はしていたのですが実際に写真を撮って仕上げたときの驚きは格別ですね。
その後雲が出てしまい、朝まで晴れそうにないと思っていました。ところが薄明開始頃から雲の隙間に星月がチラホラ見えるようになり、次第に晴れ間が広がってきました。大型機材を出す余裕はなかったけれど、カメラ+望遠レンズで月とすばるが接近している様子をとらえてみました。
どうしてもゴーストが出ますので、ゴーストが写野の外に出るようトリミングしています。見ていた時間の2/3は雲がかかっていたけれどそれはそれで良い光景。朝になって曇りましたが楽しい一時でした。
久しぶりの星月夜 ― 2026/07/10
昨夜から今朝は梅雨が明けたかと思えるほどよく晴れてくれました。見たいものが溜まっていますが体力的限界もあるので、半分に絞って観察。
まずは宵の「金星とレグルスの大接近」。レグルスは黄道に近い四つの1等星の中で一番近いため、惑星が度々訪れます。昨夕および今夕は離角が1°あまりとかなりの接近で、小指の先でも両星を隠してしまえるほど。ただ光度差が大き過ぎますので写真映えはせず、身分違いの結婚みたいな構図になってしまいました。
2028年10月には0.056°(約3.4分角)まで金星が接近するチャンスがあるものの、接近瞬時は日本が真夜中のため見ることができません。その後は2030年10月3日の火星(0.83°)、2036年10月20日の土星(0.75°)、2041年9月19日の金星(0.50°)などが続きます。楽しみに待ちましょう。
仮眠した後、今度は未明の土星と月を楽しみました。なるべく高度を稼ぐため薄明に食い込んだ時間帯に観察。シーイングは中の下くらいで風が望遠鏡を揺らしましたが、結露は少なく、土星もほどほどに写ってくれました。21日には環の傾斜変化が一旦止まり、12月一週まで浅くなってゆきます。
月はかなり明るくなってからの撮影です。当初はオリエンタレ盆地のみにしようと思ったものの、眺めてみると面白いところがたくさん。厳選して3シーン撮っておきました。左は日没を迎える虹の入江。湾内の浅い凸凹が強調され、とてもよく見えました。下A画像はオリエンタレ盆地周囲。7月の秤動では8〜9日が一番見やすかったですが、当地は度々雲がかかるお天気でした。
下B画像はバイイ付近。リムに近い地形がとても良く見え、感動しました。拡大撮影は久しぶりだったため色々ミスもしたけれど気分は上々です。薄明中のプレアデス星団やヒアデス星団、火星も確認できました。(月画像の掲載の向きがメチャクチャで申し訳有りません。)
まずは宵の「金星とレグルスの大接近」。レグルスは黄道に近い四つの1等星の中で一番近いため、惑星が度々訪れます。昨夕および今夕は離角が1°あまりとかなりの接近で、小指の先でも両星を隠してしまえるほど。ただ光度差が大き過ぎますので写真映えはせず、身分違いの結婚みたいな構図になってしまいました。
2028年10月には0.056°(約3.4分角)まで金星が接近するチャンスがあるものの、接近瞬時は日本が真夜中のため見ることができません。その後は2030年10月3日の火星(0.83°)、2036年10月20日の土星(0.75°)、2041年9月19日の金星(0.50°)などが続きます。楽しみに待ちましょう。
仮眠した後、今度は未明の土星と月を楽しみました。なるべく高度を稼ぐため薄明に食い込んだ時間帯に観察。シーイングは中の下くらいで風が望遠鏡を揺らしましたが、結露は少なく、土星もほどほどに写ってくれました。21日には環の傾斜変化が一旦止まり、12月一週まで浅くなってゆきます。
月はかなり明るくなってからの撮影です。当初はオリエンタレ盆地のみにしようと思ったものの、眺めてみると面白いところがたくさん。厳選して3シーン撮っておきました。左は日没を迎える虹の入江。湾内の浅い凸凹が強調され、とてもよく見えました。下A画像はオリエンタレ盆地周囲。7月の秤動では8〜9日が一番見やすかったですが、当地は度々雲がかかるお天気でした。
下B画像はバイイ付近。リムに近い地形がとても良く見え、感動しました。拡大撮影は久しぶりだったため色々ミスもしたけれど気分は上々です。薄明中のプレアデス星団やヒアデス星団、火星も確認できました。(月画像の掲載の向きがメチャクチャで申し訳有りません。)











