今日の太陽&月&虹2026/05/14

20260514太陽
昨夜から今朝は不安定な天気。関東一円にゲリラ的な雲が流れ、当地にもその一端がかかりました。今日は朝から回復しています。

20260514太陽リム
左は8:50ごろの太陽。活動領域14436がまもなく中央へ。またしても左半球が空になってしまいそうです。ダークフィラメントがたくさん湧いていますね。一部はプロミネンスとして見えています。

20260514月
時間は遡りますが、明け方の細い月を観ようと待機したものの、押し寄せる雲に覆われてしまいました。左は雲間からどうにか撮影したショット。何枚かスタックして雲を均していますが、どのコマも半分くらい雲に覆われています。

【追記】
名古屋の知人から「虹が見えた」とのお裾分けが届きましたので掲載します。主虹だけでなく副虹もうっすら見えてますね。また主虹の中と外で極端に明るさの差ができてます(→アレキサンダーの暗帯)。

ご覧になったのは昨日13日の雷雨の後だったそうですが、愛知では今夕もゲリラ豪雨+雹のあと虹が見えたようですね。当地・関東もあちこちでゲリラ豪雨、落雷、雹などがあったようです。

  • 20260514虹in名古屋

    A.二重虹
  • 20260514虹in名古屋

    B.二重虹


明け方の月、四日目2026/05/13

20260513_30498月
昨夜から夜半にかけて雲が多め。このところ連日明け方の月を観察してきましたが、今度ばかりはダメかなと思ったものの、2時ごろ起き出してみたら概ね晴れているではありませんか。湿度高め+肌寒さで結露が心配でしたが、望遠鏡をセットしておきました。

月の出が遅くなり、しかも方位がぐんぐん北寄りになっています。私が使っている公園から東〜北は樹木が多くて北極星すら危うい状況。どうにか視界を確保すると、電線越しに月が見えてきました。薄雲が流れていましたので、薄明が始まってかなり明るくなるまで粘り、雲の薄いところで写し取ったり観察をしました。

左は13日3:50過ぎの撮影で、太陽黄経差は約304.98°、撮影高度は約21.13°、月齢は25.29。もう虹の入江やコペルニクスは見えず、マリウスあたりのドーム群が見え始まっています。リュンカー山もはっきり。バイイは昨日よりも格段に見やすくなりました。

2026年・東の海が見やすい時期
東の海は5月のチャンスの中で今朝が一番地球側を向いている計算です。本当にベストな眺めを知ってる身からすればまだまだだなと思うけれど、これはこれで良い経験。ちなみに今年のチャンスは右図のとおりです。日付が書いてあるところは各朔望の中のベストの日。これ以外の朔望では全く見えないか、東の海の地球側(月面座標の東側)が僅かに見えるのみです。

このなかで面白いのは9月27日の前日、宵から夜中にかけて。満月直前なので、東の海やオリエンタレ盆地の外輪山・内輪山に少しずつ光が当たって海が現れる様子を一晩かけて観ることができるのです。南中高度も50°超えですから申し分なし。また、東の海は見えないけれど、8月27日夜〜28日明け方にかけても外輪山・内輪山が見やすいでしょう。あとはお天気次第ですね。

明け方の月、三日目2026/05/12

20260512_29234月
昨夜から今朝はほぼ快晴夜で、三日連続で明け方の月を観察することができました。

未明の月が昇るころに外へ出てみるとモワッとした暖かさ。前日昼に夏日を記録、日没時も20度を越えていたためあまり冷える事なく明け方に至ったのでしょう。湿度高めで、機材をセットして30分後には作業テーブル表面がしっかり濡れていました。そのせいかも知れませんが、ここ三日間ではいちばんシーイングが安定していました

左は12日3:30頃の撮影で、太陽黄経差は約292.34°、撮影高度は約21.16°、月齢は24.28。東の海が作る角は92.227°に達し、とても盆地の向こう側がよく見えるようになりました。虹の入江が夕暮れを迎え、湾内のリッジが美しい。ソラマメ型のハインツェルは真っ黒、サーフィンボード型のシラーも半分黒いですね。シラー・ズッキウス・ベイスンの凹凸が見やすい月相です。特に一番内側の凹みが明瞭でした。バイイ内部も影が目立ち始め、立体感が増しましたね。

観察し終えるころ薄雲が空全体を覆い始めていたのが見えました。薄明が始まっているのに撮影のヒストグラムが一向にシフトしなくておかしいと思ったのですが、薄雲のせいで減光してましたか。日の出後には盛大な気象光学現象まつりになったそうですが、外出を控えていたため観ることができませんでした。

やっと東の海が見えてきた2026/05/11

20260511_28037月
昨夜から今朝にかけて、前夜より雲が少なめでしたが、動きや広がりが読み辛いものでした。おまけに結露が多め。それでも一縷の望みをかけて望遠鏡をセット。下弦から少しお腹が凹んだ月が出てきたころは厚めの雲に覆われていました。

何度か撮影&観察したものの、空はなかなかすっきりしてくれません。ところが薄明をしっかり感じ取れるようになったころ、嘘のように凪が訪れシーイングが改善されました。カメラは赤外透過フィルターを付けていたので、薄明の影響を遅らすことができました。

左は11日3:30頃の撮影で、太陽黄経差は約280.37°、撮影高度は約24.89°、月齢は23.28。コペルニクスやロンゴモンタヌスが日没を迎え、咆哮を上げていました。フラ・マウロあたりが見えるかと思ってたらもう影の中。直線山脈も半分くらい影が入り組み、複雑な見え方です。意外にもバイイが見えていました。ちなみに2026年4月15日記事で取りあげたキャロル・クレーターもしっかり写っていますので探してみてください。

東の海は前夜と比較して更に1°ほど地球側に向いています。はっきりと海が広がってるとは言い難いけれど、南部を取り囲むクレーター縁が対岸側で逆「し」の字を作っている(下A画像の黄色矢印/個人的に「返し」と言っている)ことが、私のなかでは「オリエンタレ盆地が見える」と言える判断基準になっています。ただし画像の場合、強い画像処理だとリム強調や二重リムなどの弊害でアーティファクトの「偽返し」が出ることもあって、やはり眼やモニターで直接確認が必要と思います。

2026年5月8日記事内で示した秤動域の赤青ベルトと前述「返し」を、今朝の月でStellariumシミュレートすると下B図になります。狭いながらも、湾状になった返しが分かるのは確かな証拠になりそうですね。

天候不順はまだまだ続く様子。明日以降どうなるでしょうか?

  • 20260511オリエンタレ盆地付近の月縁

    A.オリエンタレ盆地付近の月縁
  • 20260511moon by Stellarium

    B.Stellariumシミュレート