今日の太陽と27日の日食 from SDO ― 2025/04/29
昨日から今朝にかけてはまとまった雨のち曇り。今日朝からは急速に晴れ上がりました。例のごとく風が強く、昼時点で最大風速6m/sオーバーです。
左は9:30過ぎの太陽。右上リムにはとても大きなプロミネンス。また一昨日に左下へ突き出していたプロミネンスは太いダークフィラメントになって見えるようになりました。見辛いけれど10時方向リム近くに大きな黒点が現れました。既に活動領域14079と採番されています。この付近で14:13JSTごろをピークとするM1.76クラスフレアが起こっています。
一昨日の話ですが、SDOから日食が見えたようです。Spaceweather.comに掲載された記事はこちら。もちろん地球からは見えず、普通の新月日でした。SDOは同じ太陽観測衛星であるSOHOなどのように地球から離れている訳ではなく、軌道傾斜を持った静止軌道を回る対地同期軌道衛星(地球自転と一緒に回る)なので、太陽との間に月が入り込む余地があるのです。
下A画像は4月27日19:35:44JSTに撮影されたもの。計算上はこのころ食分が一番深かったようです。プラスマイナス10分内に撮影された前後のコマにも月が写り込んでいました。2022年6月29日に起きたときにも描きましたが、今回も最も近い元期のTLEを使ってSDOから見た太陽と月の位置関係図を描いてみました(下B図/自作プログラムによる)。2022年の時より月が大きく、ほんのちょっとズレていたらほぼ皆既日食になっていました。なおこの図は赤道座標系で描いてあります。SDO画像は太陽の自転軸南北を上下方向にしてあるため、日食最大時時点ではこの図を反時計回りに約24.67°回すとSDO画像の“欠け”の位置に一致します。
左は9:30過ぎの太陽。右上リムにはとても大きなプロミネンス。また一昨日に左下へ突き出していたプロミネンスは太いダークフィラメントになって見えるようになりました。見辛いけれど10時方向リム近くに大きな黒点が現れました。既に活動領域14079と採番されています。この付近で14:13JSTごろをピークとするM1.76クラスフレアが起こっています。
一昨日の話ですが、SDOから日食が見えたようです。Spaceweather.comに掲載された記事はこちら。もちろん地球からは見えず、普通の新月日でした。SDOは同じ太陽観測衛星であるSOHOなどのように地球から離れている訳ではなく、軌道傾斜を持った静止軌道を回る対地同期軌道衛星(地球自転と一緒に回る)なので、太陽との間に月が入り込む余地があるのです。
下A画像は4月27日19:35:44JSTに撮影されたもの。計算上はこのころ食分が一番深かったようです。プラスマイナス10分内に撮影された前後のコマにも月が写り込んでいました。2022年6月29日に起きたときにも描きましたが、今回も最も近い元期のTLEを使ってSDOから見た太陽と月の位置関係図を描いてみました(下B図/自作プログラムによる)。2022年の時より月が大きく、ほんのちょっとズレていたらほぼ皆既日食になっていました。なおこの図は赤道座標系で描いてあります。SDO画像は太陽の自転軸南北を上下方向にしてあるため、日食最大時時点ではこの図を反時計回りに約24.67°回すとSDO画像の“欠け”の位置に一致します。