ど派手な環水平アークと明るく丸い幻日環2026/04/28

20260428環水平アーク
朝から昼まで所用で留守にしていました。昼前に戻り、昼食をとりつつツイートを流し読みしていたら荒木健太郎さんの「めっちゃ鮮やかな環水平アーク!!」との叫びが。慌ててカーテンを開けたら目の前にドーン!。着の身着のままカメラ片手に屋外へ飛び出し、写真を撮りまくりました。

実に鮮やか、かつ幅が長いアークでした。荒木さんも私も茨城県南部の空を見ていたので、じきに近隣の方々の投稿も集まり出しました。アークはそれを生み出す雲(氷粒)がなければ見えないから地方限定になりがちですが、今日は離れた他県でも見えたようなので、広範囲が六角板型氷晶の出やすい気象条件だったのかも知れません。

下A画像は35mm換算24mmの画角で、アークの横幅は50°程度と見られます。アークはところどころに切れ目があり(下B画像)、一見すると不連続にも感じました。また、4月なので盛夏よりは太陽高度が低く、長めの継続時間だったとは言え1時間は越えませんでした。(私が確認できたのは見始めから15分程度。)5月になれば多くの方の目に止まるでしょう。

20260428ハロの状態
もうひとつ、午前中から弱い内暈が断片的に出ていたことに気付いてましたが、環水平アークを撮りつつ内暈周囲の観察をすると、すぐ幻日環の存在に気付きました。出ていたのは5分程度でしたが、かなり明るく、時に内暈を上回る感じがしました。コンデジでも簡単に撮れました。

下C画像は太陽中心に内暈を写してますが、太陽を貫くような円が上側に写ってますね。これが幻日環。下D画像は逆に幻日環側を写野に入れ、太陽を画像縁に追いやって撮りました。上側の半球は内暈です。120°幻日も期待して探したけれど見えずじまい。撮影時の太陽高度は約65°。これをもとにHaloSimでシミュレートすると右図のようになります。幻日環の直径が内暈に迫るほど小さかったことが分かります。なお雲が多かったため太陽観察はお休みしました。



  • 20260428環水平アーク

    A.環水平アーク
  • 20260428環水平アーク

    B.環水平アーク


  • 20260428内暈と幻日環

    C.内暈と幻日環
  • 20260428内暈と幻日環

    D.内暈と幻日環


今日の太陽とハロ現象2026/04/19

20260419太陽B
昨夜から今朝は晴れのち曇り。夕空の細月を観察できたのは奇跡でした。今日は雲がかかる晴れ。今週は曇りがちの日が多いようです。

20260419太陽Bリム
左は晴れ間が広がった12:10過ぎの撮影。実は天気がゆっくり下っているのを見越して9:30過ぎにも撮影していました(下A・B画像)。このときは薄雲がかかって不鮮明だったので昼に撮り直した次第。ただ、右端のループプロミネンスがあまりに見事だったため、変化を見て頂くのに両方掲載しました。左下リムのプロミネンスも大きいですね。大きな黒点を有する活動領域14419は中央子午線に達しました。左半球は後続がありません。

  • 20260419太陽A

    A.9:36ごろ(光球)
  • 20260419太陽Aリム

    B.9:36ごろ(リム)


【追記】
夕方の天気を確認しようと窓を開けて乗り出すと、頭上に淡い環天頂アークが見えていました。ひとまず消えないうちに、その状態のままパチリ。あらためて玄関出て隣家の植木越しにパチリ。肌荒れするくらいかなり強調してますが、見えますかね?淡い内暈も見えました。天気はやはり下り坂…。

  • 20260419環天頂アーク

    C.環天頂アーク
  • 20260419環天頂アーク

    D.環天頂アーク


今日の太陽とハロ現象2026/04/13

20260413太陽
昨夜も曇り。今日になって徐々に日が差すと言ういつものパターン。いつまで続くのでしょう?

20260413太陽リム
左は13:20ごろの太陽。薄雲越しです。昼までは雲が多過ぎて撮影できる状況ではありませんでした。活動領域の状態はあまり変わらず。左端に小さくて明るい領域が見えてきました。ダークフィラメントがかすれてきた感じ。昨日から続く右リムの活発なプロミネンスに加え、左下にも立派なのが見えました。

20260413光環
撮影中、太陽周囲に綺麗な光環が出ていました。ちょっと待てば晴れそうな気がするのに、いつまでも雲が途切れない空でした。

太陽の南極が見える季節です2026/03/08

20260308太陽
昨夜は曇りのち小雨。明け方にようやく晴れました。今日は昨日ほど風が吹かないものの、花粉が舞っています。

20260308太陽リム
左は10:40ごろの太陽。活動領域14384の黒点は中央子午線を過ぎました。左半球に活動領域が無い状態ですが、左端やや上に小黒点群が出てきたようです。プロミネンスは左下リムのゴチャゴチャが目を引きますね。

さてこれは昨日の話題でしたが書きそびれました。今年の太陽のなかで昨日の中央緯度が最も南になったのです。つまり、地球から見た現在の太陽は南極を地球へ向けた姿勢になっていると言うこと。2026年1月4日記事に載せたグラフを下A図として再掲します。今年一年分の日面中央緯度をグラフにしたもので、ちょうど昨日にグラフの底を通りました。南極が見えると言ってもごくわずか。太陽自転軸は黄道面に対して垂直から約7.25°傾いているため、昨日の時点で南極の向こう、約7°ほど余計に見えているに過ぎません。

2025年春にESAの太陽観測衛星ソーラー・オービターがスイングバイを経て「かつて人間が見たことない太陽の南極域を露にした」というニュースが飛び交いましたね。どれほど南側だろうかと期待したのですが、画像を見る限り十数度の範囲だった(ただし鮮明)ので、さすがに太陽を極軌道で周回するようなことは無理かと思った次第。

下B図は今日の太陽に経緯線を重ねたもの。中央の青十字位置は太陽座標で経度:149.121°、緯度:-7.248°。画像上下方向を自転軸南北に揃えてあるため、天の南極と北極は赤線方向になります。ソーラー・オービターほどでないにしろ、意外に南側が見えているんですよね。ここ数日はずっと見えてますから、太陽観察するときは意識して観てみましょう。

  • 2026日面中央緯度

    A.2026年の日面中央緯度
  • 20260308太陽+経緯線

    B.本日の太陽と経緯度線


20260308花粉光環
【追記】
今日も“やつ”が見えていました…。