アーカイブ:天体の接近現象一覧(目次)1970/02/09


1981年から2030年まで、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星のうちの2天体が見かけ上で3度以内に接近する日時と最接近時の離角の一覧です。1年単位(時系列)のリストの他、月と惑星のペアのみのリスト(5年ごと)、および惑星同士のペアのみのリスト(5年ごと)もあります。どうぞご利用ください。なお3天体以上の接近についてはアーカイブ:多天体の接近現象一覧をご覧ください。

1年ごとのカレンダー(月・惑星区別なし)
1981年    1982年    1983年    1984年    1985年
1986年    1987年    1988年    1989年    1990年
1991年    1992年    1993年    1994年    1995年
1996年    1997年    1998年    1999年    2000年
2001年    2002年    2003年    2004年    2005年
2006年    2007年    2008年    2009年    2010年
2011年    2012年    2013年    2014年    2015年
2016年    2017年    2018年    2019年    2020年
2021年    2022年    2023年    2024年    2025年
2026年    2027年    2028年    2029年    2030年

5年ごとのカレンダー(月と惑星のペア)
1981-1985年    1986-1990年
1991-1995年    1996-2000年
2001-2005年    2006-2010年
2011-2015年    2016-2020年
2021-2025年    2026-2030年

5年ごとのカレンダー(惑星同士のペア)
1981-1985年    1986-1990年
1991-1995年    1996-2000年
2001-2005年    2006-2010年
2011-2015年    2016-2020年
2021-2025年    2026-2030年

惑星ペア・トップ200(2015-2064年の50年間)



《アーカイブ「天体の接近現象」の概要》

日々少しずつ移動する天体たちの見かけの方向が、たまたま一緒になること(会合)があります。日食や月食は特殊な例としても、星と星が仲良く並ぶ姿は美しいし、それが日々変化するのですから面白く不思議な思いにも包まれるでしょう。このリストでは月と惑星(水星、金星、火星、木星、土星・天王星・海王星)の接近現象をリスト化しました。

天体の見かけ上の接近は先々まで計算できるものとできないものがあります。例えば人工衛星が太陽を横切るとか、まだ発見されて間もない彗星が○○星団と並ぶかも、などという予報はできません。これに対して長期に渡って観測されてきた月や惑星は、ある程度の精度で過去から未来までの予測や検証が成り立ちます。このリストはそういう観測と理論の支えがあって成り立っています。

片方の天体が月の場合、離角が月の半径…つまり約15分角より小さいときは「惑星食」(正しくは月による惑星の掩蔽)になります。月が接近しすぎて惑星を隠してしまうのです。ただし月と別天体の離角は観察場所で変わるため、この一覧では惑星食の判定はしていません。(月が明るい恒星や惑星を隠す掩蔽現象についてはアーカイブ「1.5等星以上の掩蔽」をご覧ください。

表は2天体について書いてありますが、よく見ると時々3天体が互いに近いこともあります。また3度以内に限定していますが、実際はその倍程度離れていても双眼鏡でいっぺんに見えますから、「並んでる」と見立てる方は多いでしょう。接近現象はリストにある日時にしか見えないという性質ではなく、特に惑星同士は前後数日は楽しめます。むしろ接近日だけ見ても何も面白くないかも知れません。接近は経過を楽しむ現象と思います。月や惑星と共に明るい恒星が近くにあることもあり、驚くほど豪華に見えることもあります。ぜひリストの日時を手がかりに、すてきな星景を見いだしていただければ幸いです。

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