今日の太陽2024/02/01

20240201太陽
昨夜から今日夜明けは曇りのち雨。2月初日ま朝から急回復して快晴になったものの、昼前から雲が多くなり風も強まりました。日が傾き始めた頃また雲が取れ、眩しい西日が差しています。今夜はまた雲が多い予報で目まぐるしいですね…。

20240201太陽リム
左は10時ごろの太陽。昨日中央近くに出ていた極小黒点周囲は活動領域13569と採番されました。また左下、赤道直下やリム近くに新たな黒点が出現。楽しみが増えました。右下には太いダークフィラメントだったところが大きなプロミネンスになり、素晴らしい眺めです。また右上のダークフィラメントも光球外に出始めました。見た目は活発そうな太陽なんですが、X線フラックスは妙に穏やかです。

2025年の暦要項が発表される2024/02/01

立春と二百十日の変化
本日2月1日付官報で、国立天文台から2025年の「暦要項」が発表になりました。これをもって正式な2025年の祝日や日曜などが正式なものとなり、来年のカレンダーがデザインされます。(世に出回っている2026年以降のカレンダーは国が認めた公式のものではない、と言うことです。)

パラパラ見ていて、雑節の「二百十日」に注意がいきました。このころは台風シーズン真っただ中であり、関東大震災とも絡めて9月1日が防災の日になっていることは皆さんご存知の通りですが、このところ二百十日が「8月31日」というパターンが目に付くなぁと感じていたのです。今年も来年も8月31日です。1900年以降では1988年から8月31日のケースが始まっていますね。

当ブログで時おり二十四節気の変化を取り上げてきました。近年の前後数百年を見ると、どの節気の日時も概ね三日幅にわたる上下変動があります。二百十日は立春から209日経った日ですから、どんな変化をするのか気になりました。そこで立春と合わせて描いたのが左上の図です。左の縦軸は立春瞬時で、2月の何日かを表しています。(時刻は小数化しています。4.5なら2月4日12:00。)また右の縦軸は二百十日の日付で、時刻に関わらないため日付のみの離散的な分布になります。

私はもう少しばらけるのかと思ったのですが、うまく三日間のどれかに収まるようですね。閏年の影響で立春が2月5日正午を過ぎる日もあるけれど、閏日が挿入される年は二百十日経つのに一日分余裕があるため、9月3日まで到達するのを抑制する効果があることも分かりました。逆に、立春が2月4日正午より早い年では日付が足りず、一日戻って8月31になる傾向も見て取れます。しかしまぁ、不確実な天然の天体時計なのに何百年、何千年単位でほとんど狂わず使える暦の仕組みを作り上げた先人達には驚かされますね。

今日の太陽2024/02/03

20240203太陽
2月に入って天気が不安定になっています。昨日も雲が多く、真夜中過ぎまで残りました。今日明け方には概ね晴れて綺麗な下弦の月が見えましたが、朝から通院検査があったため観察は諦めました。日中は10度に届かなかったものの風の少ない快晴で、厚着して少し歩くと汗ばむほど。1月末から咲き始めた近所の梅があっという間に1分咲きを越しました。節分の陽気ですね。でも向こう三日間の間に二回も雪予報が出てるんですけど…。

20240203太陽リム
左は11:30頃の太陽。じん麻疹が出たかと疑うほど細かな黒点群が増えており、活動領域13570-13575まで採番されています。なかでも中央右下のプラージュを伴った13575は目立ちますね。プロミネンスは落ち着いたようですが、ダークフィラメントが次々と右リムに接近中なので楽しみです。

今日の太陽2024/02/07

20240207太陽
先週末から雪や雨が続きました。一時的に1、2cm積もったけれど、写真を残す間もなくすぐ融けてしまいました。今日未明になってようやく晴れ、朝からも透き通るような青空です。忘れていて観察しませんでしたが、午前中に青空の中で金星と月が10°余りの離角で一緒に見えていたかも知れません。明日はもっと近いですね。

20240207太陽リム
左は9:50過ぎの太陽。四日ぶりで、ずいぶん変わってしまいました。左やや下の大きな黒点周囲は活動領域13576。中央ちょい下は13571。また右リム沿いにいくつものプラージュが並んでいます。このうち一番下(4時方向)の13575で12:31をピークとしたM5.18クラスの強いフレアが発生しました。昨日6日12:11にも同領域でM4.27クラスフレアが起こっていましたから、相当活発なのでしょうね。

右端から右上にかけて見えるプロミネンスも素晴らしい。バオバブ?それともイソギンチャク?みたいです。左端にも淡いけれどとても大きなプロミネンスが見えています。