天体の接近・二景 ― 2026/07/11
ありがたいことに昨夕も晴れ間があり、接近中の金星とレグルスを確認することができました。
当地で9日20時の離角は1.110°、10日は1.135°なのでほとんど同じ。加えて金星も24時間で1.114°移動したので、恒星一基準で金星の動きを比較明合成すると右のように見事な正三角になりました。予想はしていたのですが実際に写真を撮って仕上げたときの驚きは格別ですね。
その後雲が出てしまい、朝まで晴れそうにないと思っていました。ところが薄明開始頃から雲の隙間に星月がチラホラ見えるようになり、次第に晴れ間が広がってきました。大型機材を出す余裕はなかったけれど、カメラ+望遠レンズで月とすばるが接近している様子をとらえてみました。
どうしてもゴーストが出ますので、ゴーストが写野の外に出るようトリミングしています。見ていた時間の2/3は雲がかかっていたけれどそれはそれで良い光景。朝になって曇りましたが楽しい一時でした。
当地で9日20時の離角は1.110°、10日は1.135°なのでほとんど同じ。加えて金星も24時間で1.114°移動したので、恒星一基準で金星の動きを比較明合成すると右のように見事な正三角になりました。予想はしていたのですが実際に写真を撮って仕上げたときの驚きは格別ですね。
その後雲が出てしまい、朝まで晴れそうにないと思っていました。ところが薄明開始頃から雲の隙間に星月がチラホラ見えるようになり、次第に晴れ間が広がってきました。大型機材を出す余裕はなかったけれど、カメラ+望遠レンズで月とすばるが接近している様子をとらえてみました。
どうしてもゴーストが出ますので、ゴーストが写野の外に出るようトリミングしています。見ていた時間の2/3は雲がかかっていたけれどそれはそれで良い光景。朝になって曇りましたが楽しい一時でした。
久しぶりの星月夜 ― 2026/07/10
昨夜から今朝は梅雨が明けたかと思えるほどよく晴れてくれました。見たいものが溜まっていますが体力的限界もあるので、半分に絞って観察。
まずは宵の「金星とレグルスの大接近」。レグルスは黄道に近い四つの1等星の中で一番近いため、惑星が度々訪れます。昨夕および今夕は離角が1°あまりとかなりの接近で、小指の先でも両星を隠してしまえるほど。ただ光度差が大き過ぎますので写真映えはせず、身分違いの結婚みたいな構図になってしまいました。
2028年10月には0.056°(約3.4分角)まで金星が接近するチャンスがあるものの、接近瞬時は日本が真夜中のため見ることができません。その後は2030年10月3日の火星(0.83°)、2036年10月20日の土星(0.75°)、2041年9月19日の金星(0.50°)などが続きます。楽しみに待ちましょう。
仮眠した後、今度は未明の土星と月を楽しみました。なるべく高度を稼ぐため薄明に食い込んだ時間帯に観察。シーイングは中の下くらいで風が望遠鏡を揺らしましたが、結露は少なく、土星もほどほどに写ってくれました。21日には環の傾斜変化が一旦止まり、12月一週まで浅くなってゆきます。
月はかなり明るくなってからの撮影です。当初はオリエンタレ盆地のみにしようと思ったものの、眺めてみると面白いところがたくさん。厳選して3シーン撮っておきました。左は日没を迎える虹の入江。湾内の浅い凸凹が強調され、とてもよく見えました。下A画像はオリエンタレ盆地周囲。7月の秤動では8〜9日が一番見やすかったですが、当地は度々雲がかかるお天気でした。
下B画像はバイイ付近。リムに近い地形がとても良く見え、感動しました。拡大撮影は久しぶりだったため色々ミスもしたけれど気分は上々です。薄明中のプレアデス星団やヒアデス星団、火星も確認できました。(月画像の掲載の向きがメチャクチャで申し訳有りません。)
まずは宵の「金星とレグルスの大接近」。レグルスは黄道に近い四つの1等星の中で一番近いため、惑星が度々訪れます。昨夕および今夕は離角が1°あまりとかなりの接近で、小指の先でも両星を隠してしまえるほど。ただ光度差が大き過ぎますので写真映えはせず、身分違いの結婚みたいな構図になってしまいました。
2028年10月には0.056°(約3.4分角)まで金星が接近するチャンスがあるものの、接近瞬時は日本が真夜中のため見ることができません。その後は2030年10月3日の火星(0.83°)、2036年10月20日の土星(0.75°)、2041年9月19日の金星(0.50°)などが続きます。楽しみに待ちましょう。
仮眠した後、今度は未明の土星と月を楽しみました。なるべく高度を稼ぐため薄明に食い込んだ時間帯に観察。シーイングは中の下くらいで風が望遠鏡を揺らしましたが、結露は少なく、土星もほどほどに写ってくれました。21日には環の傾斜変化が一旦止まり、12月一週まで浅くなってゆきます。
月はかなり明るくなってからの撮影です。当初はオリエンタレ盆地のみにしようと思ったものの、眺めてみると面白いところがたくさん。厳選して3シーン撮っておきました。左は日没を迎える虹の入江。湾内の浅い凸凹が強調され、とてもよく見えました。下A画像はオリエンタレ盆地周囲。7月の秤動では8〜9日が一番見やすかったですが、当地は度々雲がかかるお天気でした。
下B画像はバイイ付近。リムに近い地形がとても良く見え、感動しました。拡大撮影は久しぶりだったため色々ミスもしたけれど気分は上々です。薄明中のプレアデス星団やヒアデス星団、火星も確認できました。(月画像の掲載の向きがメチャクチャで申し訳有りません。)
夜明けに二人は逢えました ― 2026/07/08
2027年1月のうるう秒挿入はありません ― 2026/07/07
国際地球回転・基準系事業(IERS/INTERNATIONAL EARTH ROTATION AND REFERENCE SYSTEMS SERVICE)から7月6日UT付けで「2027年1月1日(前年12月末UT)のうるう秒挿入はない」と発表がありました(→IERS News:2026年7月6日UT付けBULLETIN-C72)。これにより、少なくとも来年6月末までUTC-TAI = -37秒が維持されることになりました。最後のうるう秒挿入(2017年1月8:59:60JST)から10年半もの間うるう秒無しが確定。観測史上最長を更新です。
左図は2017年のうるう秒挿入直後を原点として、1日ごとのLOD(Length of Day:1日の実測長)差分値を足してゆき(水色線)、正確な時を刻む原子時計に対して自然に基づく時計がどれだけズレているか(緑線)を表したグラフ。(※測定データは今年6月1日までを利用。)また右下図は、LODと24時間=86400秒との差の日々の値(薄青線)、および31日移動平均(赤線)をグラフ化したもの。グラフ下部、紫文字で書いてあるミリ秒は各年の極小値で、その年でもっとも1日が短かった日(=自転が速かった日)を示しています。原子時計に対する自然時計の差はゼロに近く、現在は平均的に「毎日ほぼ24時間ぴったり」という状態が続いています。
昨年の「地球最速日がいつになるか」という話題に倣って今年の予報を立ててみると、本日の地球遠日点通過にぶら下がる月赤緯の極小・極大日時と赤緯値は次の通り。
いつになるかも気になりますが、そのときのLOD極小はプラス側への回復傾向を示すかどうかも気になるところ。もう二ヶ月くらい経たないと測定値が発表されないのでしばらくははっきりしませんが、楽しみに待つとしましょう。
参考:
日出没・暦関連の記事(ブログ内)
左図は2017年のうるう秒挿入直後を原点として、1日ごとのLOD(Length of Day:1日の実測長)差分値を足してゆき(水色線)、正確な時を刻む原子時計に対して自然に基づく時計がどれだけズレているか(緑線)を表したグラフ。(※測定データは今年6月1日までを利用。)また右下図は、LODと24時間=86400秒との差の日々の値(薄青線)、および31日移動平均(赤線)をグラフ化したもの。グラフ下部、紫文字で書いてあるミリ秒は各年の極小値で、その年でもっとも1日が短かった日(=自転が速かった日)を示しています。原子時計に対する自然時計の差はゼロに近く、現在は平均的に「毎日ほぼ24時間ぴったり」という状態が続いています。
昨年の「地球最速日がいつになるか」という話題に倣って今年の予報を立ててみると、本日の地球遠日点通過にぶら下がる月赤緯の極小・極大日時と赤緯値は次の通り。
- 2026-06-28 21:58:13UTC・-27.99°
- 2026-07-12 15:09:54UTC・28.03°
- 2026-07-26 03:51:14UTC・-28.07°
- 2026-08-08 23:38:13UTC・28.11°
いつになるかも気になりますが、そのときのLOD極小はプラス側への回復傾向を示すかどうかも気になるところ。もう二ヶ月くらい経たないと測定値が発表されないのでしばらくははっきりしませんが、楽しみに待つとしましょう。
参考:
日出没・暦関連の記事(ブログ内)











