今日の太陽とお天気の様子 ― 2016/08/10
午前中に晴れた時間帯もありましたが、昼からは常に太陽に雲がかかった状態。雲が薄くなったところで太陽を撮影するまでに15時を過ぎてしまいました。
左は15:15頃の太陽。画像撮影時も雲がかかって輝度は通常の半分ほど。像は良くありません。それでもまあ左側に見えている活動領域12574あたりがよく見えます。その下にあるのは12576です。ここにも黒点が見えますね。プロミネンスはほとんど写りませんでした。この後の空にたくさんのハロ現象が見えました。別記事をどうぞ。
今日も全国的に暑かったですが、ここ二日間ほどは上がりませんでした。最高気温のトップは高知県・江川崎と大分県・日田の38.1度。30度以上の真夏日のところが全国で501地点、35度以上の猛暑日となったのは115地点でした。福岡県・空港北町で観測史上一位の記録を更新しています。当地・茨城県内では最高気温が古河の34.0度。各地の最高気温は概ね28度から32度くらいの範囲に収まっています。
台風5号は今朝3:00に温帯低気圧に変わったため、5号・6号がダブル台風だったのはちょうど24時間でした。
左は15:15頃の太陽。画像撮影時も雲がかかって輝度は通常の半分ほど。像は良くありません。それでもまあ左側に見えている活動領域12574あたりがよく見えます。その下にあるのは12576です。ここにも黒点が見えますね。プロミネンスはほとんど写りませんでした。この後の空にたくさんのハロ現象が見えました。別記事をどうぞ。
今日も全国的に暑かったですが、ここ二日間ほどは上がりませんでした。最高気温のトップは高知県・江川崎と大分県・日田の38.1度。30度以上の真夏日のところが全国で501地点、35度以上の猛暑日となったのは115地点でした。福岡県・空港北町で観測史上一位の記録を更新しています。当地・茨城県内では最高気温が古河の34.0度。各地の最高気温は概ね28度から32度くらいの範囲に収まっています。
台風5号は今朝3:00に温帯低気圧に変わったため、5号・6号がダブル台風だったのはちょうど24時間でした。
ハロ現象に彩られた午後 ― 2016/08/10
昼頃から湧いてきた薄雲が空を覆ったり、また晴れたりをくり返す午後。やっと雲が薄くなって太陽観察ができた15時過ぎ、太陽下方に明るく変色した雲を見つけました(左画像)。太陽側が赤く、虹色と言うよりも内暈のような色調です。太陽周囲は似た雲に覆われていたのに光ってるのはここだけ。ということは内暈でなく下部タンジェントアーク(もしくは外接ハロの一部)ですね。右下画像は拡大撮影したものですが、かつて見たことのないほど明るいものでした。
あらためてベランダに出て西空全体を見ると、上空にそれはもうきれいな虹が見えました。横に広がった笠のようなこの虹も内暈ではなく、外接ハロの一部(もしくは上部タンジェントアーク)です。すぐ下には色分離した太陽左の幻日。そして淡く伸びた幻日環や内暈も確認できました。(下画像/※(b)画像は(a)画像の強調処理です。)
低層の雲に隠されることもありましたが、観察を始めた15:20ごろから40分くらいは、空のどこかに何らかの現象が見えていました。しばらく見えなかった太陽右の幻日も、後半には(e)画像のように姿を見せました。右に伸びる幻日環もうっすら確認できました。120度幻日は見えませんでした。
また左の幻日の下方、やや左に、淡く変色した雲を発見((f)画像中央)。しばらく変化を見ていると、雲が動いても変色位置は変化しません。どうやらハロ現象のようです。地面から左上に向かって伸びた虹色なので、最初は下部ラテラルアークかなと思いました。でもこのときの様子をHalosimでシミュレートすると((h)画像)、内暈をダイビングゴーグルの形で取り巻く外接ハロの一部を見たんだ、と言う線も捨てきれません。アークがはっきり見えれば良かったのですが、小さなエリアだったため判別は不可能です。
もうひとつ、最後に姿を見せてくれたのは環天頂アークです((g)画像)。時刻は16時少し前でした。ユーティリティ:太陽高度とアークの時刻表で確認すると、理論上環天頂アークが見えるギリギリの時間です。高度は約80°ですから文字通りほぼ天頂ですね。このあと雲行きが怪しくなり、すぐ見えなくなってしまいました。でもいろい見えて充実した午後でした。
あらためてベランダに出て西空全体を見ると、上空にそれはもうきれいな虹が見えました。横に広がった笠のようなこの虹も内暈ではなく、外接ハロの一部(もしくは上部タンジェントアーク)です。すぐ下には色分離した太陽左の幻日。そして淡く伸びた幻日環や内暈も確認できました。(下画像/※(b)画像は(a)画像の強調処理です。)
低層の雲に隠されることもありましたが、観察を始めた15:20ごろから40分くらいは、空のどこかに何らかの現象が見えていました。しばらく見えなかった太陽右の幻日も、後半には(e)画像のように姿を見せました。右に伸びる幻日環もうっすら確認できました。120度幻日は見えませんでした。
また左の幻日の下方、やや左に、淡く変色した雲を発見((f)画像中央)。しばらく変化を見ていると、雲が動いても変色位置は変化しません。どうやらハロ現象のようです。地面から左上に向かって伸びた虹色なので、最初は下部ラテラルアークかなと思いました。でもこのときの様子をHalosimでシミュレートすると((h)画像)、内暈をダイビングゴーグルの形で取り巻く外接ハロの一部を見たんだ、と言う線も捨てきれません。アークがはっきり見えれば良かったのですが、小さなエリアだったため判別は不可能です。
もうひとつ、最後に姿を見せてくれたのは環天頂アークです((g)画像)。時刻は16時少し前でした。ユーティリティ:太陽高度とアークの時刻表で確認すると、理論上環天頂アークが見えるギリギリの時間です。高度は約80°ですから文字通りほぼ天頂ですね。このあと雲行きが怪しくなり、すぐ見えなくなってしまいました。でもいろい見えて充実した午後でした。