今日の太陽とハロ現象2025/04/22

20250422太陽
朝から雲が多くなり、すっきりしない空模様。夜から明日にかけて雨になるとのこと。昼前から強めの風が吹き始め、午後は6m/sオーバーになりました。

20250422太陽リム
左は13時ごろの太陽。雲間から撮りました。3:37JSTごろにM1.99クラス、10:00JSTごろにC9.93クラスのフレアがあったようで、あちこち活発です。左下の黒点周囲は活動領域14068と採番されました。周囲にも新たな小黒点群が生まれています。昨日に続き、今日もプロミネンスやダークフィラメントが元気ですね。特に右上リムのものが素晴らしい。

夕方急激に雲が増えてくる最中に、内暈や環天頂アーク、弱い幻日が見えました(下画像)。

  • 20250422内暈

    A.内暈
  • 20250422環天頂アーク

    B.環天頂アーク


今日の太陽とハロ現象2025/04/18

20250418太陽
昨夜からの雲は今日も続いていました。回復の見込みが少ないため太陽観察は諦めていたのですが、午後になって少しだけ雲が薄くなる時間があったので、無理矢理撮ってみました。

20250418太陽リム
左は14:40過ぎの撮影。薄雲越しのため細部の描写は荒いです。どうも太陽と望遠鏡との間に邪魔なもの(雲の粒子とか黄砂とか)があればあるほど特定周波数の光が乱れてしまうようですね。撮り方や画像処理はほとんど変えてないのに、ときどき「今日の光球はボソボソだなあ」と感じます。それはともかく、左半球の黒点や活動領域が着々と増えてきて嬉しい限り。プロミネンスの様子はよく分かりませんでした。

撮影後少し経ったら内暈や幻日が見えてきました(下A・B画像)。幻日は左側だけですが、幻日環がのびてますね。右の幻日やその他のアークなどは見えませんでした。

当地・茨城県南部の最高気温は24度に達し、県内では27.6度の夏日になったところもありました。明日はもっと暑くなるとのこと。

  • 20250418内暈

    A.内暈
  • 20250418幻日

    B.太陽左の幻日


今日の太陽2025/04/17

20250417内暈
明け方のモヤと低空の雲は日が昇るとともに薄雲へ変化し、空を覆ってしまいました。午前中は左画像のような内暈がかかる空で、太陽観察は無理そう…。気温が高めに推移し、風も出てきました。

辛抱強く待っていたら、正午を挟んで二時間ほど青空が広がってくれました。左下画像は11:20ごろの撮影。左寄りのプラージュが明るい活動領域14062のすぐ左に14064が誕生。また昨日明るいジェットが出ていた10時方向リム近くに新たな黒点が出てきました。

20250417太陽
20250417太陽リム
北半球のダークフィラメントが活発ですね。1-2時間くらいインターバルを置いて撮影したらフィラメントの立体視ができるかも?プロミネンスは8時方向、途切れ途切れだけどの背の高いものが目を引きました。これ、裏側から出てるんですかねぇ?

ところで、この撮影中に近くで奇妙な音がすると思っていたら、たちまち蜂の大群がやってきました。いわゆる「分蜂」ですね。2024年6月14日の記事にも書いた通り、奇しくも二年連続での遭遇になりました。

黄金色の夕立と鮮やかな虹2025/04/16

20250415夕立と虹
昨夕は日が傾く頃まで雲が少なかったのに、日没少し前になっていきなり大粒の雨が降りました。左画像および右下画像は急激に迫ってきた雨雲。竜巻と共にドラゴンでも出てきそうな様相でした。

雨が降り出してほどなく、辺りが黄金色に包まれました。雲底と地平の間から夕日が差し込んだのです。これは虹が出るかも知れないと、急いでカメラを用意しました。なかなか見えなかったものの、日没前には観たことも無いほどくっきりした主虹と副虹が現れてくれました。

20250415夕立と虹
夢中で撮影しつつ、経過を観察。虹はできるだけ視野が広いところで見たほうが楽しいですが、今回のような通り雨ではものの10分で雨も虹も無くなってしまいます。予兆があるときは天気の変化をよく観察し、むやみに移動しないほうが良いことも多々あります。(欲張って何度逃したことか…。)

主虹下部を良く見ると、色の繰り返しが(主虹以外に)二重に接していますね。これは過剰虹。雨粒径が揃っているほど顕著に見えます。主虹と副虹の間は暗く感じます。ここはアレキサンダーの暗帯と呼ばれます。ここが特別に暗くなる訳ではなく、太陽光が主虹の内側と副虹の外側に屈折して空を明るくするため、相対的に暗く感じるのです。

デジカメの時計によれば、見え始まりから日没と雨上がりに伴い虹が見えなくなるまでわずか8分でした。開けた場所を探しに出ていたら間違いなく一番良いところが見えなかったですね。実に儚い現象です。消える直前、近所で散り始まった桜と一緒の光景が見えた(下C画像)ことが印象的でした。

  • 20250415夕立と虹

    A.
  • 20250415夕立と虹

    B.
  • 20250415夕立と虹

    C.