台風まとめ:2016/8/20現在2016/08/20


20160820-0000気象衛星画像
台風の発生があまりに頻繁なので、本日20日までの状況をまとめてみました。0:00時点では台風9号・10号がダブルで存在しています。左は今日0:00の気象衛星画像(※赤外バンド7/画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。各赤点円は台風/熱帯低気圧中心の直径500km円です。

台風9号は北上して関東近辺への上陸コース、台風10号は南西へ進行して奄美・沖縄近辺へ向かう前代未聞のコース、そして熱帯低気圧は今夜までに台風になるとの予報で、東北地方付近へ向かうコースが予想されています。移動予報を見る限り、20日夜あたりから熱帯低気圧が本州へ影響しはじめ、ついで9号が22日中に影響してくると思われます。

0:00時点での各勢力中心の測地距離を計算すると、一番近い10号と熱帯低気圧間が984km、9号と10号間が1534km、9号と熱帯低気圧間が1626kmとなりました。この値は移動と共に変化します。なお下表は今年ここまでの台風状況。台風2号以降、まだ1ヶ月経っていません。ダブル台風は今年4件目です。

コンパス座
(11:00追記)当記事で言及していた熱帯低気圧は9:00に台風11号(KOMPASU/コンパス)となりました。今年初のトリプル台風です。この時点での各台風中心の測地距離は、一番近い10号と11号間が826km、9号と10号間が1304km、9号と11号間が1540kmで、0:00の計算より狭くなっています。(追記:8月22日記事にトリプル台風相互間の距離グラフがあります。)11号は下表にも加えておきます。なお「コンパス」と言う名は日本が台風名として提案したひとつで、星座のコンパス座を表します。コンパス座は左図のようにさそり座の南西に位置し、沖縄以南でないと見えません。(星図はステラナビゲーターを使用。)


【2016年の台風状況・8月20日9:00現在】
番号名称発生(JST)消滅(JST)発生間隔寿命ダブル期間
2016年1号NEPARTAK/ニパルタック7月3日 9:007月9日 21:00204日 18時間6日 12時間
2016年2号LUPIT/ルピート7月24日 3:007月25日 3:0020日 18時間1日
2016年3号MIRINAE/ミリネ7月26日 15:007月28日 21:002日 12時間2日 6時間
2016年4号NIDA/ニーダ7月30日 18:008月3日 9:004日 3時間3日 15時間
2016年5号OMAIS/オーマイス8月4日 15:008月10日 3:004日 21時間5日 12時間
2016年6号CONSON/コンソン8月9日 3:008月15日 9:004日 12時間6日 6時間24時間
2016年7号CHANTHU/チャンスー8月14日 3:008月17日 21:005日 0時間3日 18時間30時間
2016年8号DIANMU/ディアンムー8月18日 9:008月19日 21:004日 6時間1日 12時間
2016年9号MINDULLE/ミンドゥル8月19日 15:00発生中1日 6時間発生中6時間
2016年10号LIONROCK/ライオンロック8月19日 21:00発生中0日 6時間発生中継続中
2016年11号KOMPASU/コンパス8月20日 9:00発生中0日 12時間発生中継続中

  • 発生間隔:該当台風の発生時刻とひとつ前の台風発生時刻との間隔。
  • ダブル期間:該当台風とひとつ前の台風が同時に存在していた期間。

今日の太陽とお天気の様子2016/08/20


20160820-1500トリプル台風
別記事にまとめた通り、今日発生したトリプル台風の影響が出始めた一日でした。明け方から午前中は本州南を通る台風10号に流れ込む雲によって、関東各地で局所的な大雨となりました。また本日発生したばかりの台風11号に流れ込む雲が北海道に大雨をもたらし、上川地方・美瑛や石狩地方・山口、空知地方・新城で1時間降水量の日最大値が観測史上1位になる等、記録的な雨になったようです。夕方には10号に代わって11号の雲の流れが関東でも見え始めました。

左画像は今日15:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。各赤点円は台風中心の直径1000km円です。台風9号は北上して関東付近へ、10号は南西に向かって奄美や沖縄付近へ、11号は北西に移動しながら東北・北海道へ近づく見込みとのこと。三つまとめて報道されるため混乱しますから、常に全体の位置関係を頭に入れておくことをお勧めします。

20160820太陽
今日午後は少し雲間が空いたため、遅い時間ながら太陽を撮影できました。

20160820太陽リム
左は16時過ぎの太陽です。活動領域12578がほぼ中央に来ました。プロミネンスはほとんど見えませんね。撮影直後、すぐ雲に隠れてしまいました。

全国では真夏日(30度以上)のところが567地点、35度以上の猛暑日となったのは146地点(17:00現在)で、関西を中心に暑さが維持されています。和歌山県・友ケ島、山口県・宇部、鹿児島県・喜界島で日最高気温の観測史上1位記録を更新。喜界島は連続してますね。本日の最高気温トップは大分県・犬飼の38.3度(17:00現在)でした。当地・茨城県内は昨日より若干低く、最高気温は笠間の30.2度。明け方から午後まで断片的な降水がありました。上空の雲が足早に流れ、地上では午前中を中心に最大7m/s程度の風が吹きました。

利根川ダム統合管理事務所発表、今日15時現在の利根川上流8ダムの貯水状況は下表の通り。二、三日前の雨が集まってきたのか、若干の増加に転じています。

【利根川上流8ダムの貯水状況・2016年8月20日15:00現在】
場所貯水量(万m³)貯水率(%)0:00からの変化
下久保ダム3804.844.760.11%↓
矢木沢ダム5113.544.270.25%↑
奈良俣ダム3760.952.230.08%↑
草木ダム2944.496.540.74%↑
藤原ダム1353.292.120.36%↑
渡良瀬貯水池1220100.000.00%→
相俣ダム527.149.731.08%↑
薗原ダム219.573.1711.33%↓
8ダム合計18943.455.15
(対平年値:70.35%)
0.08%↑