凄まじい目をした台風10号2016/08/28


20160828-1630台風10号
一日中どんよりと重い色の雲が立ちこめ、何もお伝えすることができない一日。時々台風の様子を気にしながら過ごしました。

非常に強い台風10号は、28日15時現在、中心気圧が940hPa、中心付近の最大風速は45m/s(90ノット)、最大瞬間風速が65m/s(130ノット)。これまでの経路で最強の状態になっています。しかも強風域直径が非対称ながら約1040kmとのことで、「大型の台風」(→強風域直径1000km以上1600km未満)になってしまいました。

左画像は本日16:30の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド)。台風の目にはアイウォールと呼ばれる雲の壁がそそり立ち、内径を測ってみると約36kmありました。東京湾の大部分が収まってしまうほどの大きさです。凶悪なまでの渦を見ていると背筋がゾクゾクしますね。

15時現在の予報では、明日29日夜に関東の東海上へ差しかかり、30日いっぱいかけて福島沖を通過後に宮城県付近に上陸、そのまま秋田県へ進んで31日朝には日本海へ抜けるというコースのようです。1951年以降の台風統計を見ると、東北地方への直接上陸は下の3例しかありませんでした(※図は気象庁サイトから引用)。いずれも日本海側から太平洋側へ東に進むコースで、そもそも岩手、宮城、福島、茨城の太平洋に面した四県に直接上陸した例が皆無なのです。今回もしこの四県のどこかに上陸して日本海側へ抜けたら、進路の方向も含めて観測史上初の事例になります。進路付近のみなさま、十分ご注意ください。

  • 1994年台風11号

    1994年台風11号(青森へ上陸)
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    2004年台風15号(青森へ上陸)
  • 2010年台風4号

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