今日の太陽とお天気の様子2016/08/07


20160807太陽
暦の上では夏土用がおわり、本日は立秋を迎えました。昨夜から今日も良く晴れ、秋の気配はまだ無いようです。

左画像は13:40頃の太陽。活動領域12571が中央にやってきましたね。また12570はもう少しで右リムに到達しそうです。

20160807太陽リム
ここ数日Bクラス程度のX線フラックスが増えていましたが、両方の活動領域が見えなくなるとまた静かになってしまうでしょうか。左側には数日前左リムに見えていたプロミネンスがダークフィラメントとして見えています。これとは別に新たなプロミネンスも見え出しました。右側にもチョロチョロと見えますね。

今日の茨城県内もあちこちで30度以上を記録しました。県内最高は大子の34.5度。我が家近くでは31度越えです。16:00現在の全国データでは、兵庫県・豊岡で38.2度、新潟県・中条と鳥取県・鳥取で38.1度。また 北海道後志地方・共和(33.6度)、青森県・休屋(32.5度)、秋田県・雄和(35.5度)で観測史上最高値となったそうです。真夏日(30度以上)のところは全国で757地点、35度以上の猛暑日となったのは131地点(それぞれ16時現在)と、二日連続の記録更新となりました。 暑いなぁ。

20160807-1200台風5号
日本の南東海上を北上中の台風5号は、相変わらず「大型」を保ったままです。明日には「強い」台風になる見込みらしく、大きさ・強さ共にワンランク上になりそう。

右画像は本日12時の気象衛星による画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。赤点線は台風中心の直径2000km円です(※強風域とは異なります)。雲がばらけている感じもしますが、警戒するに越したことはありませんね。ぼちぼち関東を中心に影響が出てきそうです。

立秋の夕暮れ時2016/08/07

20160807夕空
何度かフッと雲が湧く時間もあったけれど、夕方にはご覧の通り良く晴れました(左画像)。太陽左側の超低空には平べったい幻日が見えています(下左画像)。右側は雲がなく、何も出ませんでした。

日が沈む前から三日月が輝き出します。夕暮れと共に反薄明光線が目立ち始め、少し経つとこの夏一番と言って良いほど濃くなりました。下中画像は月より左側の空、下右画像は月より右側の空。低空ですが2本出ていますね。今日は太陽側に目立った積乱雲は発生しませんでしたので、低空の雲の影だったのでしょうか。

  • 20160807幻日
  • 20160807反薄明光線
  • 20160807反薄明光線

日没時にはもう金星が肉眼で確認できるようになりました。昨日は月と木星が近かったのですが、今日はもう離れています。月と惑星たちをいっぺんに撮りたいと思い、少し暗くなってきた19時頃(日没約20分後)にやってみました。計算上はAPS-C+35mmレンズで対角ギリギリ。結局、下左画像のように仕上がりました。光度差がまちまちなので微妙な写りですが、金星、水星、木星、月がまとめて一枚に写っています。リサイズしてしまうと水星などは消えてしまうので、下右画像に縮小なしで切り出した画像も組み合わせてみました。ご覧いただけるでしょうか。

肉眼で水星は見えませんでしたが、3cm程度の双眼鏡を使えば全て見ることができました。このあと水星は17日に東方最大離角を迎えますが、ほぼ水平に太陽から離れるため見やすくなりません。光度も落ちてきます。それはともかく、美しい立秋の夕暮れを堪能できました。

  • 20160807月と惑星たち
  • 20160807月と惑星たち