リニア彗星が見えてきました ― 2016/03/25
気圧配置が冬型になったせいか、昨夕から急速に晴れて冷え込みました。今日明け方の気温は0度近くまで下がり、車が霜でまっ白に覆われてすごかったです。でもこの時期には望めないほど低空まで快晴。これはもうリニア彗星(252P)を撮りに行くしかありません。
今週のリニア彗星を見るには南の低空まで見晴らしの良い場所が必須条件。でも我が家からはさそり座頭部くらいしか見えません。私は片半身麻痺のため徒歩での移動(厳しい制限付き)しか選択肢がないので、どうすべきか悩みました。結局、歩いて行ける範囲ギリギリのところまでカメラを担いで向かうことにしました。
その甲斐あってさそり座全体が見える空に巡り会えました。でも低空には濃いモヤがたまり、満月過ぎの月光と光害のダブルパンチ。薄明が始まるギリギリまで高度が高くなるのを待ち、撮るだけ撮って画像処理で何とか彗星像を拾い上げました(左上画像/彗星位置基準による合成、画角はだいたい6.7°×4.0°、上が天の北方向)。撮影時の彗星高度は9°あまり。どれほど低かったかは右のStellariumによる星図をご覧ください。
明日以降は少しずつ少し高くなるでしょう。でも急速に暗くなります。見たい方はお早めに。(概算位置は3月21日の記事をご覧ください。)
追記:
左は露出5分(上画像の半分)でモヤのかぶり等を取り除いてない画像を白黒反転したもの。赤丸の中央がリニア彗星です。かなり広がっていますね。こうしてみるとモヤに飲まれそうなギリギリの高さで見えていたことが分かるでしょう。ほんの少し気温が高かったらアウトでした。
参考:
リニア彗星(252P)に関係する記事(ブログ内)
今週のリニア彗星を見るには南の低空まで見晴らしの良い場所が必須条件。でも我が家からはさそり座頭部くらいしか見えません。私は片半身麻痺のため徒歩での移動(厳しい制限付き)しか選択肢がないので、どうすべきか悩みました。結局、歩いて行ける範囲ギリギリのところまでカメラを担いで向かうことにしました。
その甲斐あってさそり座全体が見える空に巡り会えました。でも低空には濃いモヤがたまり、満月過ぎの月光と光害のダブルパンチ。薄明が始まるギリギリまで高度が高くなるのを待ち、撮るだけ撮って画像処理で何とか彗星像を拾い上げました(左上画像/彗星位置基準による合成、画角はだいたい6.7°×4.0°、上が天の北方向)。撮影時の彗星高度は9°あまり。どれほど低かったかは右のStellariumによる星図をご覧ください。
明日以降は少しずつ少し高くなるでしょう。でも急速に暗くなります。見たい方はお早めに。(概算位置は3月21日の記事をご覧ください。)
追記:
左は露出5分(上画像の半分)でモヤのかぶり等を取り除いてない画像を白黒反転したもの。赤丸の中央がリニア彗星です。かなり広がっていますね。こうしてみるとモヤに飲まれそうなギリギリの高さで見えていたことが分かるでしょう。ほんの少し気温が高かったらアウトでした。
参考:
リニア彗星(252P)に関係する記事(ブログ内)
今日の太陽 ― 2016/03/25
夕日じゃなかった ― 2016/03/25
夕方の日没頃、空の様子を確認するためベランダに出ました。思った以上に雲が出ていてちょっとガッカリ…。でも……あれっ?なにか変です、あの夕日。夕日じゃない…。
それは太陽と見紛うような明るい「太陽柱」でした。よく見ると上空に向かって光の筋が見え、雲底を照らす光につながっています。 時刻を確認すると夕日そのものは間違いなく建物に隠れています。
右は拡大撮影。太陽みたいに眩しいわけではないけれど、写真にするといかにも夕日っぽいですね。ゆっくり暗くなりながら5分ほど見えていました。そう言えば2月25日にも太陽柱を見ました。毎月25日は「太陽柱の日」なのかな?(笑)
それは太陽と見紛うような明るい「太陽柱」でした。よく見ると上空に向かって光の筋が見え、雲底を照らす光につながっています。 時刻を確認すると夕日そのものは間違いなく建物に隠れています。
右は拡大撮影。太陽みたいに眩しいわけではないけれど、写真にするといかにも夕日っぽいですね。ゆっくり暗くなりながら5分ほど見えていました。そう言えば2月25日にも太陽柱を見ました。毎月25日は「太陽柱の日」なのかな?(笑)