今日の太陽2016/02/02

20160202太陽
2016年2月初日の昨日は小雨が降ったり止んだりの一日でした。今日は朝のうちから晴れてきて、昼前現在は低空に薄雲がある程度です。

左は10:30過ぎの太陽。もうだいぶ高く昇るようになりました。

20160202太陽リム
活動領域12489の黒点はだいぶ右寄りになりましたね。中央右下の明るい領域は12490。約1日前にC1.6クラスのフレアがあったようです。左下リムには大きなプロミネンスが見えています。よく見ると小さなプロミネンスに混じって右やや上にも淡くて大きなループが見えます。

北天の明るい彗星たち2016/02/03

20160203カタリナ彗星(C/2013US10)
やっと月も下弦を過ぎた昨夜に晴れ間が巡ってきました。といっても予報よりずっと雲が多く、今日の明け方2時台まではほぼ曇っていました。

3時過ぎにようやく晴れてきましたので望遠鏡を用意し、2月1日頃北極星に最接近したカタリナ彗星(C/2013US10)を捕らえました。当地から北天方向は街灯の影響が直接出てしまうので、今回は天体用白黒カメラ+光害カットフィルターでの撮影です。

20160203カタリナ彗星(C/2013US10)
急激に暗くなってきたカタリナ彗星ですが、まだ7等台には落ちてない感じ。天の北極を回り込んだためここ数日の間に尾の向きが大きく転じて、見慣れていた姿と違って見えます。また(はっきり分かりませんが)イオンテイルがダストテイルと重なりつつあります。今後は夜半前に撮影しないと高度がぐんぐん下がってしまうため、追いかけるのが段々難しくなりそう…。

20160203パンスターズ彗星(C/2014S2)
いっぽう、近くには2015年10月6日ごろ北極星に大接近したパンスターズ彗星(C/2014S2)がまだ光っていました。明け方の時間はこちらの彗星のほうが高い高度のため狙いやすくなっていました。

このパンスターズ彗星も年末年始頃に光度のピークを迎え、現在はゆっくり減光に転じています。現在は9等台前半くらいでしょうか。

20160203パンスターズ彗星(C/2014S2)
カメラで捕らえた姿は相変わらずかわいらしいV字型の尾を伴っていました。春の終わり頃まではそれなりに見えているでしょう。

ふたつの彗星とも撮影画角はだいたい2.4°×1.6°、概ね上方向が天の北方向で、彗星の移動に合わせて合成処理しています。また右側画像は左側画像の白黒反転です。

参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)

今日の太陽2016/02/03

20160203太陽
明け方3時頃から晴れています。昨日と同じで低空に雲が見えます。

左は11時少し前の太陽。やや右に寄った活動領域12490が明るいですね。左やや上リム近くに新たに見えてきた12492など、所々の小さな活動領域が活発に見えます。

20160203太陽リム
左端には明るいプロミネンスが見えますが、実はそのずっと下(7時の方向)には淡いけれど巨大なプロミネンスが出ています。これは手前の光球面から立ち上っていますよ。また盛大に吹き飛んでしまうでしょうか?

日付をまたいでカタリナ彗星2016/02/04

20160204カタリナ彗星(C/2013US10)
昨夜から今朝にかけては前夜より晴れ間が多いものの、雲が出たり晴れたり明け方までくり返しました。透明度はかなり悪かったです。

日付が変わる前後にかけてカタリナ彗星(C/2013US10)を写してみました。もう少し前の一番高い時間に撮影する予定でしたが、カメラの調子が悪くて手間取りました。

20160204カタリナ彗星(C/2013US10)
かなり光害でかぶってしまい前夜よりダストテイルの広がりは感じられませんが、反対にイオンテイルはよく写っていますね。まだまだ尾の変化が楽しめる彗星ですね。撮影画角はだいたい2.4°×1.6°、概ね上方向が天の北方向で、彗星の移動に合わせて合成処理しています。また右画像は左上画像の白黒反転です。

参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)