真夜中の月、側には木星も2016/03/22

20160321_15902月
昨夕から雲が多くなってしまいました。23日の月食前に月を眺めたかったのですが残念…と思ったら夜中が近くなるにつれて少し晴れ間がやってきて、頭上高くなった月を拝むことができました。

左は日付変更前の21日23:10過ぎの月。太陽黄経差159.02°、撮影高度は約59°、月齢12.51です。流れている雲を避けさえすれば抜群の空でした。撮影画像もかなりすっきりと撮れました。こういうときはとても気持ちいいものです。でもこれは束の間の晴れ間。3月に入って晴天率ががくっと落ちてしまい星月夜に恵まれませんが、今日22日以外は月末まであまり晴れない予報。月食は無理かも知れません。

20160321月と木星の接近
月のすぐ側には木星がいてギラギラと目立っていました。月の周りには花粉光環まで見えているようです。段階露光で月面から木星の衛星、微光星、光環まで写し撮るのは困難を極めましたが、右画像の通りなんとか収まりました。本日の夜も月と木星は近いので、晴れたら見上げてくださいね。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差144度以上、180度未満)

今日の太陽2016/03/22

20160322太陽
昨夜から晴れたり曇ったり、どちらかというと雲の方が多いお天気。本日も朝から同様に続いています。

20160322太陽リム
左は11時頃にようやく顔を出した太陽。活動領域12524の黒点は中央近くまでやってきました。試しに太陽観察メガネのみで見てみましたが分かりませんでした。右リム近くに輝点があります(12519付近?)。望遠鏡やカメラモニターでも良く見えました。プロミネンスは左下が相変わらず続いていますね。

空も小枝も桜色2016/03/22

20160322桜色の空
私用が重なり、外出から戻る頃はもう夕暮れ時でした。徒歩で帰宅する道中、道ばたにある桜という桜を見上げたのですが、咲いているものは1本もありません。結局自宅近くの公園までたどり着いてしまいました。

この公園はとても小さいのにたくさんの桜で覆われています。夕暮れで暗くなりつつある空は桜の枝がびっしり。秋の落葉以降ずっとこの景色のままでした。でもよく見ると…数十分も歩いて見つからなかったつぼみのほころびを、やっと見つけたのです。つぼみまで遠いためカメラのズームをいっぱいにして空と一緒に記念撮影。ほんのりとピンク色に染まっている姿がかわいらしいですね。1、2日後には花が咲くでしょう。

西空が春らしい桜色に染まっています。雲が全く無い夕暮れは何十日ぶりでしょうか。余談ですが、桜の葉や剪定枝を頂いて草木染めに傾倒していたことがあります。煮汁や染め上がりの布は、まさに春の夕焼け色でした。香ばしい桜の香りが部屋いっぱいに広がります。とても奥が深い分野ですが、機会があれば是非お試しください。

  • 20160322桜
  • 20160322桜
  • 20160322桜