土用の丑の日が2回ある2017年2017/07/25

白いツユクサ(2008/7/23撮影)
土用三郎という言葉があります。夏土用の入りから三日目が晴れたら豊作、というような占いの一種ですね。もちろん裏付けのない言い伝えみたいなものですが、科学的手段の無い時代にこういった事を真剣に考えていた昔の人は、日常的に環境と向き合って法則性を読み取ろうとしてたと思います。実際に向き合うことがほとんど無いままデータばかりに頼っている現代の人々と比べて、どれほど自然に真摯だったことでしょうか。

今年の夏土用入りは7月19日でしたから、土用三郎は21日。一時的なゲリラ豪雨を除けば概ね全国的に晴れたのですが、夕方から北海道で大雨となり、翌日の東北豪雨に結びついています。豊作は…無理そうかな?干支などを組み合わせた「選日」で吉凶や豊凶を案ずることは結構あって、農業ならば「彼岸太郎(彼岸の入り日)、八専次郎(八専の二日目※)、土用三郎(夏土用の三日目)、寒四郎(寒の入りから四日目)」が一連の言葉として、好天を願う日になっています。(※八専の決め方はややこしいのでここには書きませんが、2017年の八専の二日目は1月27日・3月28日・5月27日・7月26日・9月24日・11月23日です。)

十干十二支を様々に駆使して生活に役立てた名残のひとつが、本日の「土用の丑の日」。夏土用(立秋前日までの18日または19日間)の間に「丑の日」がやってきたら、土用の丑の日です。十干は10種(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)、十二支は12種(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)。これらを組み合わせた60種(→記事末の一覧表参照)を数字代わりにしたり、物事を占います。解説サイト等ではこれを60進法と説明してる事がほとんどなのですが、よくよく考えると10進×12進法という「2つの桁で違う底を使った特殊な数え方」になっています。ややこしいけれど、これがいかに優れた考え方なのかは使ってみると分かるでしょう。

幻の大正16年暦(東京天文台)
「土用の丑の日」で使われるのは「日干支」と呼ばれる「日付の通し番号」としての干支。「甲子」からスタートし、「乙丑」「丙寅」…、「癸亥」まで60日。その後最初に戻ってくり返されます。干支が発明された3000年以上前から現在まで途切れることなく続く脅威的なカウンターですよ。この数え方では夏土用約19日間に十二支が1周期半入りますから、丑の日は最低でも1回、うまくすれば2回やってくるのです。今年は2回、つまり「二の丑」がある夏です。右は東京天文台(現・国立天文台)編による使われることのなかった幻の「大正十六年歴」。1月最初のページですが、各日の曜日下に日干支が載っていますね。(※大正16年=1927年相当。)

2015年の記事で掲載した下表を再掲載します。ただし付加情報として、丑の日の「日干支」も併せて記入しました。同じ丑の日でも「一の丑」と「二の丑」とでは干支が違うのです。私がこども時代に過ごした田舎の実家には必ず日干支が載ったカレンダーがあちこちに貼ってありました。子供心に「何の事だろう?」といつも思っていたのです。下の二番目の表のように、日干支の他に「月干支」(2017年7月は戊申)、「年干支」(2017年は丁酉)の数え方もありますよ。

【土用の丑の日・2000-2030年】
夏土用の入り土用日数一の丑二の丑立秋
2000年7月19日(水) 18:1719日7月30日(日)己丑8月7日(月) 14:04
2001年7月20日(金) 0:0318日7月25日(水)己丑8月6日(月)辛丑8月7日(火) 19:52
2002年7月20日(土) 5:4819日7月20日(土)己丑8月1日(木)辛丑8月8日(木) 1:39
2003年7月20日(日) 11:3919日7月27日(日)辛丑8月8日(金) 7:24
2004年7月19日(月) 17:2619日7月21日(水)辛丑8月2日(月)癸丑8月7日(土) 13:20
2005年7月19日(火) 23:1419日7月28日(木)癸丑8月7日(日) 19:04
2006年7月20日(木) 4:5419日7月23日(日)癸丑8月4日(金)乙丑8月8日(火) 0:41
2007年7月20日(金) 10:3519日7月30日(月)乙丑8月8日(水) 6:31
2008年7月19日(土) 16:2819日7月24日(木)乙丑8月5日(火)丁丑8月7日(木) 12:16
2009年7月19日(日) 22:1319日7月19日(日)乙丑7月31日(金)丁丑8月7日(金) 18:02
夏土用の入り土用日数一の丑二の丑立秋
2010年7月20日(火) 3:5518日7月26日(月)丁丑8月7日(土) 23:49
2011年7月20日(水) 9:4519日7月21日(木)丁丑8月2日(火)己丑8月8日(月) 5:33
2012年7月19日(木) 15:3719日7月27日(金)己丑8月7日(火) 11:31
2013年7月19日(金) 21:2919日7月22日(月)己丑8月3日(土)辛丑8月7日(水) 17:20
2014年7月20日(日) 3:1718日7月29日(火)辛丑8月7日(木) 23:03
2015年7月20日(月) 9:0719日7月24日(金)辛丑8月5日(水)癸丑8月8日(土) 5:02
2016年7月19日(火) 15:0419日7月30日(土)癸丑8月7日(日) 10:54
2017年7月19日(水) 20:5219日7月25日(火)癸丑8月6日(日)乙丑8月7日(月) 16:41
2018年7月20日(金) 2:3418日7月20日(金)癸丑8月1日(水)乙丑8月7日(火) 22:31
2019年7月20日(土) 8:2419日7月27日(土)乙丑8月8日(木) 4:13
夏土用の入り土用日数一の丑二の丑立秋
2020年7月19日(日) 14:1419日7月21日(火)乙丑8月2日(日)丁丑8月7日(金) 10:08
2021年7月19日(月) 20:0019日7月28日(水)丁丑8月7日(土) 15:55
2022年7月20日(水) 1:4318日7月23日(土)丁丑8月4日(木)己丑8月7日(日) 21:30
2023年7月20日(木) 7:2719日7月30日(日)己丑8月8日(火) 3:24
2024年7月19日(金) 13:1919日7月24日(水)己丑8月5日(月)辛丑8月7日(水) 9:11
2025年7月19日(土) 19:0719日7月19日(土)己丑7月31日(木)辛丑8月7日(木) 14:53
2026年7月20日(月) 0:4918日7月26日(日)辛丑8月7日(金) 20:44
2027年7月20日(火) 6:3919日7月21日(水)辛丑8月2日(月)癸丑8月8日(日) 2:28
2028年7月19日(水) 12:3219日7月27日(木)癸丑8月7日(月) 8:23
2029年7月19日(木) 18:1719日7月22日(日)癸丑8月3日(金)乙丑8月7日(火) 14:13
2030年7月20日(土) 0:0018日7月29日(月)乙丑8月7日(水) 19:49

  • 夏土用の入りは太陽黄経が117度に達した瞬間、立秋は同じく135度に達した瞬間として天文計算しています。
  • 土用は四立(立春・立夏・立秋・立冬)の前日まで、18日か19日程度の期間(四立との太陽黄経差18度以内)の総称です。
  • 土用は夏だけではありません。


【年干支と月干支の一覧・2000-2030年】
年干支月干支
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2000年庚辰戊寅己卯庚辰辛巳壬午癸未甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑
2001年辛巳庚寅辛卯壬辰癸巳甲午乙未丙申丁酉戊戌己亥庚子辛丑
2002年壬午壬寅癸卯甲辰乙巳丙午丁未戊申己酉庚戌辛亥壬子癸丑
2003年癸未甲寅乙卯丙辰丁巳戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥甲子乙丑
2004年甲申丙寅丁卯戊辰己巳庚午辛未壬申癸酉甲戌乙亥丙子丁丑
2005年乙酉戊寅己卯庚辰辛巳壬午癸未甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑
2006年丙戌庚寅辛卯壬辰癸巳甲午乙未丙申丁酉戊戌己亥庚子辛丑
2007年丁亥壬寅癸卯甲辰乙巳丙午丁未戊申己酉庚戌辛亥壬子癸丑
2008年戊子甲寅乙卯丙辰丁巳戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥甲子乙丑
2009年己丑丙寅丁卯戊辰己巳庚午辛未壬申癸酉甲戌乙亥丙子丁丑
年干支月干支
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年庚寅戊寅己卯庚辰辛巳壬午癸未甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑
2011年辛卯庚寅辛卯壬辰癸巳甲午乙未丙申丁酉戊戌己亥庚子辛丑
2012年壬辰壬寅癸卯甲辰乙巳丙午丁未戊申己酉庚戌辛亥壬子癸丑
2013年癸巳甲寅乙卯丙辰丁巳戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥甲子乙丑
2014年甲午丙寅丁卯戊辰己巳庚午辛未壬申癸酉甲戌乙亥丙子丁丑
2015年乙未戊寅己卯庚辰辛巳壬午癸未甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑
2016年丙申庚寅辛卯壬辰癸巳甲午乙未丙申丁酉戊戌己亥庚子辛丑
2017年丁酉壬寅癸卯甲辰乙巳丙午丁未戊申己酉庚戌辛亥壬子癸丑
2018年戊戌甲寅乙卯丙辰丁巳戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥甲子乙丑
2019年己亥丙寅丁卯戊辰己巳庚午辛未壬申癸酉甲戌乙亥丙子丁丑
年干支月干支
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2020年庚子戊寅己卯庚辰辛巳壬午癸未甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑
2021年辛丑庚寅辛卯壬辰癸巳甲午乙未丙申丁酉戊戌己亥庚子辛丑
2022年壬寅壬寅癸卯甲辰乙巳丙午丁未戊申己酉庚戌辛亥壬子癸丑
2023年癸卯甲寅乙卯丙辰丁巳戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥甲子乙丑
2024年甲辰丙寅丁卯戊辰己巳庚午辛未壬申癸酉甲戌乙亥丙子丁丑
2025年乙巳戊寅己卯庚辰辛巳壬午癸未甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑
2026年丙午庚寅辛卯壬辰癸巳甲午乙未丙申丁酉戊戌己亥庚子辛丑
2027年丁未壬寅癸卯甲辰乙巳丙午丁未戊申己酉庚戌辛亥壬子癸丑
2028年戊申甲寅乙卯丙辰丁巳戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥甲子乙丑
2029年己酉丙寅丁卯戊辰己巳庚午辛未壬申癸酉甲戌乙亥丙子丁丑
2030年庚戌戊寅己卯庚辰辛巳壬午癸未甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑

  • 年干支は年を干支で数えるやり方です。例えば「戊辰戦争」は年干支が「戊辰」であった1868年(明治元年)に開戦された戦争です。
  • 月干支は年を干支で数えるやり方です。12ヶ月が十二支に対応しますが、1月の開始は「寅」からです。いっぽう十干の桁は10ヶ月ごとのループなので、翌年の同じ月とは重なりません。一致するのは60ヶ月毎です。


【干支の順】
番号干支十干陰陽五行十二支
1甲子(きのえね/かっし)甲(こう)木の兄(きのえ)子(ね/し)
2乙丑(きのとうし/いっちゅう)乙(おつ)木の弟(きのと)丑(うし/ちゅう)
3丙寅(ひのえとら/へいいん)丙(へい)火の兄(ひのえ)寅(とら/いん)
4丁卯(ひのとう/ていぼう)丁(てい)火の弟(ひのと)卯(う/ぼう)
5戊辰(つちのえたつ/ぼしん)戊(ぼ)土の兄(つちのえ)辰(たつ/しん)
6己巳(つちのとみ/きし)己(き)土の弟(つちのと)巳(み/し)
7庚午(かのえうま/こうご)庚(こう)金の兄(かのえ)午(うま/ご)
8辛未(かのとひつじ/しんび)辛(しん)金の弟(かのと)未(ひつじ/び)
9壬申(みずのえさる/じんしん)壬(じん)水の兄(みずのえ)申(さる/しん)
10癸酉(みずのととり/きゆう)癸(き)水の弟(みずのと)酉(とり/ゆう)
11甲戌(きのえいぬ/こうじゅつ)甲(こう)木の兄(きのえ)戌(いぬ/じゅつ)
12乙亥(きのとい/いつがい)乙(おつ)木の弟(きのと)亥(い/がい)
13丙子(ひのえね/へいし)丙(へい)火の兄(ひのえ)子(ね/し)
14丁丑(ひのとうし/ていちゅう)丁(てい)火の弟(ひのと)丑(うし/ちゅう)
15戊寅(つちのえとら/ぼいん)戊(ぼ)土の兄(つちのえ)寅(とら/いん)
16己卯(つちのとう/きぼう)己(き)土の弟(つちのと)卯(う/ぼう)
17庚辰(かのえたつ/こうしん)庚(こう)金の兄(かのえ)辰(たつ/しん)
18辛巳(かのとみ/しんし)辛(しん)金の弟(かのと)巳(み/し)
19壬午(みずのえうま/じんご)壬(じん)水の兄(みずのえ)午(うま/ご)
20癸未(みずのとひつじ/きび)癸(き)水の弟(みずのと)未(ひつじ/び)
21甲申(きのえさる/こうしん)甲(こう)木の兄(きのえ)申(さる/しん)
22乙酉(きのととり/いつゆう)乙(おつ)木の弟(きのと)酉(とり/ゆう)
23丙戌(ひのえいぬ/へいじゅつ)丙(へい)火の兄(ひのえ)戌(いぬ/じゅつ)
24丁亥(ひのとい/ていがい)丁(てい)火の弟(ひのと)亥(い/がい)
25戊子(つちのえね/ぼし)戊(ぼ)土の兄(つちのえ)子(ね/し)
26己丑(つちのとうし/きちゅう)己(き)土の弟(つちのと)丑(うし/ちゅう)
27庚寅(かのえとら/こういん)庚(こう)金の兄(かのえ)寅(とら/いん)
28辛卯(かのとう/しんぼう)辛(しん)金の弟(かのと)卯(う/ぼう)
29壬辰(みずのえたつ/じんしん)壬(じん)水の兄(みずのえ)辰(たつ/しん)
30癸巳(みずのとみ/きし)癸(き)水の弟(みずのと)巳(み/し)
31甲午(きのえうま/こうご)甲(こう)木の兄(きのえ)午(うま/ご)
32乙未(きのとひつじ/いつび)乙(おつ)木の弟(きのと)未(ひつじ/び)
33丙申(ひのえさる/へいしん)丙(へい)火の兄(ひのえ)申(さる/しん)
34丁酉(ひのととり/ていゆう)丁(てい)火の弟(ひのと)酉(とり/ゆう)
35戊戌(つちのえいぬ/ぼじゅつ)戊(ぼ)土の兄(つちのえ)戌(いぬ/じゅつ)
36己亥(つちのとい/きがい)己(き)土の弟(つちのと)亥(い/がい)
37庚子(かのえね/こうし)庚(こう)金の兄(かのえ)子(ね/し)
38辛丑(かのとうし/しんちゅう)辛(しん)金の弟(かのと)丑(うし/ちゅう)
39壬寅(みずのえとら/じんいん)壬(じん)水の兄(みずのえ)寅(とら/いん)
40癸卯(みずのとう/きぼう)癸(き)水の弟(みずのと)卯(う/ぼう)
41甲辰(きのえたつ/こうしん)甲(こう)木の兄(きのえ)辰(たつ/しん)
42乙巳(きのとみ/いつし)乙(おつ)木の弟(きのと)巳(み/し)
43丙午(ひのえうま/へいご)丙(へい)火の兄(ひのえ)午(うま/ご)
44丁未(ひのとひつじ/ていび)丁(てい)火の弟(ひのと)未(ひつじ/び)
45戊申(つちのえさる/ぼしん)戊(ぼ)土の兄(つちのえ)申(さる/しん)
46己酉(つちのととり/きゆう)己(き)土の弟(つちのと)酉(とり/ゆう)
47庚戌(かのえいぬ/こうじゅつ)庚(こう)金の兄(かのえ)戌(いぬ/じゅつ)
48辛亥(かのとい/しんがい)辛(しん)金の弟(かのと)亥(い/がい)
49壬子(みずのえね/じんし)壬(じん)水の兄(みずのえ)子(ね/し)
50癸丑(みずのとうし/きちゅう)癸(き)水の弟(みずのと)丑(うし/ちゅう)
51甲寅(きのえとら/こういん)甲(こう)木の兄(きのえ)寅(とら/いん)
52乙卯(きのとう/いつぼう)乙(おつ)木の弟(きのと)卯(う/ぼう)
53丙辰(ひのえたつ/へいしん)丙(へい)火の兄(ひのえ)辰(たつ/しん)
54丁巳(ひのとみ/ていし)丁(てい)火の弟(ひのと)巳(み/し)
55戊午(つちのえうま/ぼご)戊(ぼ)土の兄(つちのえ)午(うま/ご)
56己未(つちのとひつじ/きび)己(き)土の弟(つちのと)未(ひつじ/び)
57庚申(かのえさる/こうしん)庚(こう)金の兄(かのえ)申(さる/しん)
58辛酉(かのととり/しんゆう)辛(しん)金の弟(かのと)酉(とり/ゆう)
59壬戌(みずのえいぬ/じんじゅつ)壬(じん)水の兄(みずのえ)戌(いぬ/じゅつ)
60癸亥(みずのとい/きがい)癸(き)水の弟(みずのと)亥(い/がい)

  • 干支=十干(陰陽五行)+十二支というルールになっています。読み方も同様です。
  • 陰陽五行は十干を五行(木・火・土・金・水)と陰陽(兄が陽・弟が陰)の掛け合わせで表現します。


参考:
ユーティリティ:空のこよみ

新月のとき、月はどこにいるの?2017/07/23

20170723新月
今日は空のどこを探しても月が見つからない新月の日。そしてこの月が満ち欠けを1周期終えた来月に北米を中心とした皆既日食が起こるのです(→参考記事)。

ところでみなさんは新月の月が「本当はどこにあるか」考えたことありますか?新月時に実物の月がなくなってしまうわけではなくて、「太陽近くにあるから空が眩しく、また月の光っている部分もほとんど無いから見えない」ということはご存じでしょう。では太陽から何度くらい離れているんだろう?来月に日食が起こるというなら、今月もかなり近くじゃないのか?…そんな疑問が湧いてきませんか。

左上は今日23日18時(ほぼ新月)、日没前の太陽に対する月の位置をStellariumで表示させたシミュレーション。地球の空気が薄くて、日没前でも月や星々がうっすら見えているという想定です。ご覧のように月は太陽の下側にあり、火星も近くに見えています。なるほど、今回の新月の状態が分かりました。じゃあ新月同士を比べたら、この新月は太陽に近いの?それとも遠いの?今ひとつピンときません。

そこで、新月近くで太陽と月が見かけ上もっとも近づいた時の地心離角(注:黄経差ではありません)を自前で計算してみました。新月の瞬間に離角が極小になるとは限らないため、この手のプログラミングは勘違いしないよう作らなくてはいけません。今年を含む前後5年間の全ての新月について結果をグラフにしたものが右下図です。地球上のどこかで日食になる新月には赤丸を付けました。

新月時の太陽−月離角
うむ、周期性があるようです。離角が約1.5°以内にならないと日食にはならなそうですね。しかも皆既日食や金環日食の場合はさらに約1°以内と厳しい。月も太陽も視直径が約0.5°ですから、当然の結果なのですけどね。むしろ、もっとシビアなのかと思い込んでいました。地心計算と地表面での観察とのずれまで考慮した場合、漠然と思っていたよりも条件幅が緩いなぁと感じました。

ということで、今月の新月は「それなりに太陽に近い」ことが分かりました。2018年・2019年とも3回ずつ日食があります。このなかで日本から見えるのは2019年の2回。楽しみですね。
参考:
連続する半影月食のヒミツ(2016/08/17)
    …満月と月食の場合でも、隠すもの(地球の影)と隠されるもの(月)とが異なるだけで、上記に似た性質があります。

海の中の宇宙[4]2017/07/20

海底地形・天文由来2-0
(A)
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日本近海の海底地形にある「空、自然、季節に関する名前」を持つ地物めぐり、第四回目(最終回)です。今回は第一回目で取り上げた「天文」に関する名前の続きとして、太陽系外の恒星/星座に関わる名を持つ海底地形をご紹介。かなり広範囲なので、A図の三つの白い長方形それぞれで拡大図を作図しました(北から南へB図、C図、D図)。

A図はもはや九州も見えないほど、九州−パラオ海嶺に沿って南下した地域。でもB図のエリアは第一回目のB図とほぼ同じです。共通の目印として、以前にも出てきた「彗新海穴」を入れておきました。ふたつの地図を見比べると、彗星海山と新星海山の中間に位置するので彗新海穴と呼ばれることが分かるでしょう。(恒星海山と準星海山にはさまれた山が彗星海山です。)この辺りは一般的な天文用語をそのまま使った海山が多いのですね。

海底地形・天文由来2-1

(B)
B図の南寄りには「北斗」「織女」「牽牛」という聞き覚えある言葉が出ています。これらの言葉は単独だと星に関係していると言い切れませんが、一連の流れから「北斗七星」「織女星(織姫星)」「牽牛星(彦星)」の意味で付けられたことは想像できます。

海の中の織女と牽牛はわずか50kmしか離れていませんから、毎日でもデート可能でしょう。でも牽牛海山の30km東には「明の明星海山」つまり金星(ビーナス)の海山があって、牽牛が誘惑に負けないだろうかと心配な状況であります…。(※金星由来では「明星海山」「明の明星海山」「金星海山」の三つがあって、それぞれ違う海山なので混乱しそう。)

海底地形・天文由来2-2
(C)
牽牛海山から南に向かって月や惑星関係の海底地形が連なります。そこを過ぎるといよいよC図とD図のエリア。C図「かじ星海山」のすぐ北北西の山が「冥王星海山」です。記事下に示したリストを見ると分かりますが、この辺りには星の配列に関する和名がたくさんあります。備考欄を見ずに何を差しているか全部分かりますか?

「七つ星」「ひしゃく星(柄杓星)」などを聞くとピンと来るかも知れませんが、これらは北斗七星のこと。北斗七星は北半球でとても目立つので、日本でも海外でもたくさんの呼び方や伝承が残っています。

少し変わった名では「そえ星海山」。「添え星」とは、北斗七星のひとつであるおおぐま座ζ星(ミザール・2.3等)のすぐ側にあるアルコル(4.0等)のこと。ミザールとアルコルは目でも確認できる二重星で、見かけ上は約12分角離れています。満月の直径が約30分角なので三分の一あまりですね。昔々は視力検査に使われたという逸話があります。現在の視力検査で「どっちが離れてますか?」に使われるランドルト環視力表などでは、分角で表した離角で1を割ってあげると視力の値になります。これに従うとミザールとアルコルが見分けられない人は視力0.083未満ということになるでしょう。でも、そもそも現代の汚れた星空では「4等星が見えない」という方も多数いらっしゃるので、星を使った視力検査はかなり複雑な状況ですね。

C図に出てくる星々は北極星からスタートして、北斗七星や春の大曲線に沿って一望できます。実際に星空を撮影した説明画像を下に掲載しておきます。

  • おおぐま座とこぐま座
  • 春の大曲線


良く見ると星の和名エリアも、海底の北南と「天の南北」が大雑把に合わせてあります。C図のエリアは日本の大部分で見える星々。対してD図の風早星海底崖より南側は、北緯26°まで南下しないと十字形全体が見えない「南十字座(南十字星)」の和名が連なっています。

海底地形・天文由来2-3

(D)
「そんな南に行かないと見えない星座なら、和名があること自体不思議」と思えるでしょう。ただ、貿易などで航海する人や南方へ漁に出る人にとって、1等星級の星が二つもある南十字座はとても大切な目印。それは今も昔も変わりません。

D図の風早星海盆や波浮星平坦面はサイパンやグアムと同緯度。実際にここまで南下すると南十字座は波の上、高度10°以上に見えるでしょう。と言っても一年中ではなく、限られた時期・限られた時間です。南十字座がいつでも空のどこかに見えるのは南緯33°より南極側。陸地だとだいたいシドニー以南のオーストラリアやニュージーランド、チリやアルゼンチンの南部に限られます。

四回に分けて紹介した海底地形、いかがだったでしょうか。当ブログに関連する空や自然に関わる名前のみ取り上げましたが、他にもお祭りの名や、元号名、天皇名、地元に伝わる名前などたくさんあります。ご興味あれば調べてください。時代と共にいっそう詳しく調べられ、変遷してゆくと思いますが、一時代の記録として記しました。地震国日本では、もっと多くの方に理解・関心が深まって欲しいと願っています。

【天文に関する名前が付いた海底地形リスト・その2】
海底地形名属名承認年水深備考
巨星海山(Kyosei Seamount)海山(Seamount)2001年1200m天文用語
北連星海山(Kita-Rensei Seamount)海山(Seamount)2001年2550m(造語)
準星海山(Junsei Seamount)海山(Seamount)2001年1760m天文用語
連星海山(Rensei Seamount)海山(Seamount)2001年1710m天文用語
南連星海山(Minami-Rensei Seamount)海山(Seamount)2001年2890m(造語)
恒星海山(Kosei Seamount)海山(Seamount)320m天文用語
西恒星海山(Nishi-Kosei Seamount)海山(Seamount)2001年3000m(造語)
東新星海山(Higashi-Shinsei Seamount)海山(Seamount)2001年3160m(造語)
新星海山(Shinsei Seamount)海山(Seamount)2001年1200m天文用語
超新星海山(Choshinsei Seamount)海山(Seamount)2001年1900m天文用語
南超新星海山(Minami-Choshinsei Seamount)海山(Seamount)2001年1750m(造語)
南新星海山(Minami-Shinsei Seamount)海山(Seamount)2001年2860m(造語)
北斗海山(Hokuto Seamount)海山(Seamount)2001年2410m(北斗七星)
織女海山(Shukujo Seamount)海山(Seamount)2300m(こと座のベガ)
牽牛海山(Kengyu Seamount)海山(Seamount)2001年2200m(わし座のアルタイル)
源氏星海山(Genjiboshi Seamount)海山(Seamount)2014年3360mオリオン座のリゲル
つりがね星海山(Tsuriganeboshi Seamount)海山(Seamount)2001年2910mおうし座のヒアデス星団
平家星海山(Heikeboshi Seamount)海山(Seamount)2014年3494mオリオン座のベテルギウス
すばる海山(Subaru Seamount)海山(Seamount)2001年3010mおうし座のプレアデス星団
かじ星海山(Kajiboshi Seamount)海山(Seamount)2014年2974m北斗七星
四三の星海山(Shisonohoshi Seamount)海山(Seamount)2014年2938m北斗七星
ひしゃく星海山(Hishakuboshi Seamount)海山(Seamount)2013年2228m北斗七星
矢来星海山(Yaraiboshi Seamount)海山(Seamount)2014年4328.1mこぐま座のβ星とγ星
いかり星海山(Ikariboshi Seamount)海山(Seamount)2013年3076mカシオペア座
七つ星海山(Nanatsuboshi Seamount)海山(Seamount)2014年2641m北斗七星
ふね星海山(Funeboshi Seamount)海山(Seamount)2013年2948m北斗七星
ますがた星海山(Masugataboshi Seamount)海山(Seamount)2014年4303mペガスス座・秋の四辺形
ます星海山(Masuboshi Seamount)海山(Seamount)2013年2132m北斗七星
そえ星海山(Soeboshi Seamount)海山(Seamount)2014年2256mおおぐま座のアルコル
妙見星海山(Myokenboshi Seamount)海山(Seamount)2013年4020m北極星
けんさき星海山(Kensakiboshi Seamount)海山(Seamount)2014年2138mおおぐま座のη星
むぎ星海山(Mugiboshi Seamount)海山(Seamount)2013年2017mうしかい座のアルクトゥルス
しんじゅ星海底崖(Shinjuboshi Escarpment)海底崖(Escarpment)2015年おとめ座のスピカ
しんじゅ星海山(Shinjuboshi Seamount)海山(Seamount)2013年2127mおとめ座のスピカ
風早星海底崖(Kazahayahoshi Escarpment)海底崖(Escarpment)2015年南十字星
風早星海盆(Kazahayahoshi Basin)海盆(Basin)2015年南十字星
西風早星海山(Nishi-Kazahayahoshi Seamount)海山(Seamount)2015年2547m南十字星
風早星海山(Kazahayahoshi Seamount)海山(Seamount)2015年1682m南十字星
南西風早星海山(Nansei-Kazahayahoshi Seamount)海山(Seamount)2015年2158m南十字星
ほぶれ星海山(Hoburehoshi Seamount)海山(Seamount)2015年2702m南十字星
登張星海山(Tobarinohoshi Seamount)海山(Seamount)2015年2750m南十字星
葉室星海山(Hamuronohoshi Seamount)海山(Seamount)2015年2634m南十字星
八幡星海山(Yanbaruhoshi Seamount)海山(Seamount)2015年3976m南十字星
波浮星平坦面(Habunohoshi Terrace)平坦面(Terrace)2015年南十字星
十市星海山群(Tochinohoshi Seamounts)海山群(Seamounts)2015年2177m南十字星
南面里星海山(Yutsumanohoshi Seamount)海山(Seamount)2015年1835m南十字星
葉広星海山群(Hahirohoshi Seamounts)海山群(Seamounts)2015年1957m南十字星
葉広星海盆(Hahirohoshi Basin)海盆(Basin)2015年南十字星

  • 海底地形リストは登録位置が北から南に向かって掲載しています。元ファイルにデータ記載が無い項目は「−」表記です。
  • 備考欄は元ファイルのものではなく、私が付けた名称由来の注釈です。このなかで(造語)となっているのは別の地物名から付けられた名前の意味です(例:新星海山の東にあるので東新星海山)。
  • 元ファイルの地物は点(ポイント)、線(ライン)、面(ポリゴン)のいずれかで登録されています。点の場合は小さな赤丸、線と面(アウトラインのみ)はピンク線に分けて描画しました。
  • 同じ海山でも点登録と面登録があったり、広がりを持つ地物が点登録といったチグハグさが目立ちますが、元データがそうなっています。いずれ改善されるでしょう。
  • 地図左上の段彩凡例は水深/標高です。標高0m以上の陸域は段彩パレットで白色系にしていますが、精度が高くないため海岸線や湖面などの水際でやや不明瞭になります。(意図的に海岸線や等高線は描いていません。)
  • 点の座標が地物の位置から若干ずれて見えるところがあります。これも精度不足が原因と思われます。
  • 幾何学的なくぼみやキャタピラー痕のような凹凸があちこちありますが、主に元データのエラーと思われます。(船の航路やソナーの向きが影響するでしょう。)こういうのを何年もかけて修正しながら、地形データはバージョンアップをくり返してきました。
  • 描画はGMT(ver.5.4.2/Mac版)を使用しました。簡単のため地理的図法ではなく直交座標にしました。詳しく見ていただくため大きな画像にしてます。小さな画面で見ている方、ごめんなさい。


海の中の宇宙[3]2017/07/19

海底地形・季節由来-0
(A)
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日本近海の海底地形にある「空、自然、季節に関する名前」を持つ地物めぐり、第三回目です。今回は「季節」に関する名前の海山をご紹介。季節と言っても春、夏…ではなく、暦に登場する二十四節気、雑節などです。場所は左のA図、白い長方形のところ。拡大したものが下のB図です。第二回目の七草関連エリアの南西側、硫黄島の南になります。小さいエリアにギッシリとまとまっていますので、B図はいつもより大きく拡大しました。

B図を見ると二十四節気では足りず、雛祭りや七夕、七五三まで実に多彩な海山になっています。初午とか藪入りって久しぶりに出会った言葉ではありませんか?衣更(ころもがえ)は現代風の衣更じゃなく、俳句の季語(夏)にもなってる旧暦四月一日(わたぬき)の意味でしょう。概ね春が北側で、夏、秋、冬まで南下してゆきますから覚えやすいですね。冬関係の海山は冬季海山列というグループ名が登録されていますが、他の季節はありませんでした。

海底地形・季節由来-1

(B)
伊豆諸島から硫黄島付近まで一連の山々が連なっていますが、季節の海山が集まるあたりから左右に分かれています。海溝に近い右の山脈を「中マリアナ海嶺」、海溝から遠い左の山脈を「西マリアナ海嶺」と呼びます。(※中マリアナ海嶺の南半分を「東マリアナ海嶺」と呼ぶことも。)ふたつの海嶺にはさまれたところはバナナのような形ですが、ここは「マリアナ舟状海盆」。連載2回目で述べたように近年ではこの周囲を一緒くたにフィリピン海プレートとは呼ばず、性質の違う中マリアナ海嶺一帯をマリアナプレートとして区別します。

プレートの差異が地震の違いとなって現れることがあります。日本周辺で起こる地震震源をこの地図に合わせて描くとプレートの振る舞いの微妙な差が分かっていただけるかと思い、試しにC図を作図してみました。これはthe U.S. Geological Surveyで公開している地震データを元に、マグニチュードが5以上の地震についてプロットしたもの。丸の大きさがマグニチュード、色が震源の深さを表しています。データは2000年初日以降2017年の昨日までに地図内で発生した全てを対象としました。(気象庁データとは少し違うと思いますのでご容赦を。)

海底地形・震源深度マップ
(C)
本州沿岸から小笠原諸島付近までは赤と青の分離が顕著ですが、硫黄島や季節の海山辺りから南は青系の「深い地震」がほとんど無くなり、代わりに深度300kmから100km位の「中深度の地震」がバリエーション豊かに発生してます。伊豆諸島から小笠原諸島にかけては海嶺位置と震源位置があまり関係ないのに対し、硫黄島以南では中マリアナ海嶺に沿った位置で発生する地震がとても多いです。またマリアナ舟状海盆が一番幅広になった辺りでは深い深度の地震が復活してますね。中マリアナ海嶺と同じように見える西マリアナ海嶺では大地震が全く起こってないのも不思議な感じ。

私たちが常識として知っているプレートの沈み込みは、場所によって沈み方や方向、速度が違って当たり前。地震が必ずプレートの擦り合った部分で起こるとも限りません。文字通り一枚岩とはいかないのでしょう。それにしても見事なくらい、プレートの中ほどでは大きな地震が起こりませんね。海底に家を建てるならプレートの真ん中がお勧めですよ。平坦なので景観は物足りないかも知れませんが…。

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【季節に関する名前が付いた海底地形リスト】
海底地形名属名水深
節分海山(Setsubun Seamount)海山(Seamount)2790m
初午海山(Hatsuuma Seamount)海山(Seamount)1260m
八十八夜海山(Hachijuhachiya Seamount)海山(Seamount)1100m
啓蟄海山(Keichitsu Seamount)海山(Seamount)2050m
雨水海山(Usui Seamount)海山(Seamount)457m
立春海山(Risshun Seamount)海山(Seamount)335m
雛祭海山(Hinamatsuri Seamount)海山(Seamount)2450m
穀雨海山(Kokuu Seamount)海山(Seamount)931m
衣更海山(Koromogae Seamount)海山(Seamount)1730m
端午海山(Tango Seamount)海山(Seamount)1890m
清明海山(Seimei Seamount)海山(Seamount)2630m
春分海山(Shunbun Seamount)海山(Seamount)1500m
芒種海山(Boshu Seamount)海山(Seamount)1990m
夏至海山(Geshi Seamount)海山(Seamount)1900m
立夏海山(Rikka Seamount)海山(Seamount)1380m
二百十日海山(Nihyakutoka Seamount)海山(Seamount)2490m
小満海山(Shoman Seamount)海山(Seamount)576m
小暑海山(Shosho Seamount)海山(Seamount)2580m
七夕海山(Tanabata Seamount)海山(Seamount)619m
大暑海山(Taisho Seamount)海山(Seamount)2410m
立秋海山(Risshu Seamount)海山(Seamount)1710m
処暑海山(Shosho Seamount)海山(Seamount)616m
月見海山(Tsukimi Seamount)海山(Seamount)950m
白露海山(Hakuro Seamount)海山(Seamount)552m
寒露海山(Kanro Seamount)海山(Seamount)1270m
秋分海山(Shubun Seamount)海山(Seamount)897m
霜降海山(Soko Seamount)海山(Seamount)1290m
立冬海山(Ritto Seamount)海山(Seamount)515m
冬季海山列(Toki Seamount Chain)海山列(Seamount Chain)
小雪海山(Shosetsu Seamount)海山(Seamount)1520m
小正月海山(Koshogatsu Seamount)海山(Seamount)2200m
大雪海山(Taisetsu Seamount)海山(Seamount)709m
正月海山(Shogatsu Seamount)海山(Seamount)2100m
藪入海山(Yabuiri Seamount)海山(Seamount)1970m
七五三海丘(Shichigosan Knoll)海丘(Knoll)3490m
冬至海山(Toji Seamount)海山(Seamount)2170m
大寒海山(Daikan Seamount)海山(Seamount)2330m
小寒海山(Shokan Seamount)海山(Seamount)2750m

  • 海底地形リストは登録位置が北から南に向かって掲載しています。元ファイルにデータ記載が無い項目は「−」表記です。
  • 季節関連地形のほとんどに承認年の記載が無かったので、省略しました。
  • 元ファイルの地物は点(ポイント)、線(ライン)、面(ポリゴン)のいずれかで登録されています。点の場合は小さな赤丸、線と面(アウトラインのみ)はピンク線に分けて描画しました。
  • 同じ海山でも点登録と面登録があったり、広がりを持つ地物が点登録といったチグハグさが目立ちますが、元データがそうなっています。いずれ改善されるでしょう。
  • 地図左上の段彩凡例は水深/標高です。標高0m以上の陸域は段彩パレットで白色系にしていますが、精度が高くないため海岸線や湖面などの水際でやや不明瞭になります。(意図的に海岸線や等高線は描いていません。)
  • 点の座標が地物の位置から若干ずれて見えるところがあります。これも精度不足が原因と思われます。
  • 幾何学的なくぼみやキャタピラー痕のような凹凸があちこちありますが、主に元データのエラーと思われます。(船の航路やソナーの向きが影響するでしょう。)こういうのを何年もかけて修正しながら、地形データはバージョンアップをくり返してきました。
  • 描画はGMT(ver.5.4.2/Mac版)を使用しました。簡単のため地理的図法ではなく直交座標にしました。詳しく見ていただくため大きな画像にしてます。小さな画面で見ている方、ごめんなさい。