XRISM観察、三夜目2023/10/07

20231007_XRISM
本日は宵空に少し雲が残り、透明度も落ちていたものの、星は見えそうです。5日から行っているX線分光撮像衛星「XRISM」の確実な撮影も三日目を迎え、夕空での確認最終日として観察してみました。

この三日間は18時過ぎ(薄明中)に高度40°付近で南中するという、観察には最良の期間。本日も準備は滞りなく進みましたが、昨日までより少し高度が低いため隣家の屋根とのクリアランスがギリギリです。二日間はやぎ座の頭付近で捉まえたので、今宵はいて座側に移動、より南中に近い&高い位置で写野を固定しました。

太陽光照り返しの位相角を考えれば、南中時よりも東側でより明るくなると考えたのですが、撮影した左上画像を見るとまさにそうなっていますね。だんだんピントがぼけたわけではありません、念のため。ちなみに今回も2秒露出の比較明合成です。

20231007_H-2A_debris
1.5分あまり先行するH-2Aのデブリも撮影しました(右画像)。薄明中ながら、しっかり写ってくれました。両方とも3cm双眼鏡で探してみたけれど見つからず。手持ちだったのがいけなかったようです。次回行うとしたら明け方なので、今度はしっかり固定した双眼鏡で見てみましょう。

一連の宵空観察は今回で終わりますが、XRISMの活躍はまだこれからのお話。折りに触れて撮影してみようと考えています。

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