AmazonのProject Kuiper試験機をとらえる2023/10/18

20231018_KUIPER-P2
大手ECサイトで有名なAmazonの衛星コンステレーション計画「Project Kuiper」がついに始動です。先行するスペースXのスターリンクは最終的に12000基に及ぶ衛星運用を目指していますが、Amazonのほうも3200基という計画目標を掲げているようです。

さる10月6日、Project Kuiperの試験衛星2基が打ち上げられました。軌道傾斜が約30°ということなので、当地・茨城県南部からは最大高度もせいぜい30°前後です。この2基がちょうど今日明け方に高くなったので、捕捉できるか試してみました。

20231018_KUIPER-P1
ふたつの試験機はKuiperSat-1(2)またはKuiper-P1(P2)などと呼ばれます。似たルートを前後して飛行しているので、写野を変えず撮影しました。左上画像が先行するKuiper-P2、3分あまり遅れて右画像のKuiper-P1が通過しました。天文薄明開始直後でしたが、モニターPCでぎりぎりの暗さでした。丁寧に画像処理しないとノイズや背景光に埋もれてしまいます。

実はひと晩前(17日明け方)も撮影したのですが、今回より薄明が進んだ中だったため、原画上で光跡がやっと分かる程度。薄明が多いとうまく写せないことが分かり、再挑戦した次第。ちなみに背景はうさぎ座とはと座とおおいぬ座の境界付近です。実機がこれと同等なのか、また軌道はどうなるのか、まだ全く分かりません。最近は低空を写すとすさまじい数の衛星が通過します。インフラなどがあれこれ便利になるのは分かるけれど、予期できない弊害がありそうで怖いですね…。

20231018木星
前後しますが、1時ごろから木星を観察・撮影(左画像)。ちょうど大赤斑が通過中でした。本当はもう1時間早く、中央通過ごろ撮影したかったけれど、夜半過ぎまで雲量3、4割あって叶いませんでした。シーイングはやや悪く、小刻みな揺れよりも大きな揺れが目立ちました。衝まであと半月です。

今日の太陽2023/10/18

20231018太陽
朝まで晴れていましたが、日が高くなると共に雲が出ました。空は明るく時々日差しも差すけれど、雲がなくなることはありませんでした。週後半にかけてゆっくり下り坂のようです。

20231018太陽リム
左は10時過ぎの太陽。右リムにいくつかの活動領域が消え、現在の活動領域数は八ヶ所。左上リム近くの微小黒点群はまだ採番されないようです。左リムには背の高いプロミネンス。右リムにもダークフィラメントが迫りつつあります。

2023年の台風16号が発生2023/10/18


20231018台風16号
気象庁によると昨日9時から発生していた「台風になるかも知れない熱帯低気圧」が、本日15時に台風16号「サンバ/SANBA」になりました。直前の台風15号発生から11日後、15号消滅から3日と18時間後の発生になりました。

左は16号発生時である本日15:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。赤点線は台風中心の直径1000km円。ナチュラルカラー処理のため、薄水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。香港の西、海南島の至近距離で、島全体が既に強風域に包まれています。

日本には影響なさそうですが、日本から見て風と湿気の「上流側」ですから間接的な影響があるかも知れません。現地への旅行や仕事に出かける方々も十分ご注意ください。



薄雲越しの三日月2023/10/18

20231018_04235月
夕方が迫ると薄雲が空を覆い始めました。茜色の巻雲越しに月が輝いています。日が沈んだばかりなのにもう低く、月齢の割にいつまでも高いところに輝いてくれない秋の三日月。

左画像は18日17:30過ぎの撮影で、太陽黄経差は約42.35°、撮影高度は約11.39°、月齢は3.61。月の南北を縦方向に合わせてあります。実際は弦傾斜が65°弱ほどでした。望遠鏡の準備を終えたときにはもう隣家の屋根すれすれ、雲もかかり、ピントを追い込んでる時間もありませんでした。取りあえず撮った、という程度の画像です。低過ぎて解像しませんねぇ…。

もう危難の海は全部ひなたで、豊かの海のリッジも良く見えます。タルンティウスやコロンボが目立ちますね。レイタ谷やスネリウス谷も夜明けです。北側ではフンボルト海が良く見える秤動でした。撮影中に屋根にかかってしまったため、しっかり観察できませんでした。望遠鏡を片づけているとみるみる雲が多くなってしまいました…。