夕空で月と火星、星団たちが接近 ― 2019/04/09
今日の晴天も束の間、明日に向かって天気は下り坂です。日没後は西から薄雲が広がり始めたものの、それでも宵空に浮かぶ四日月と火星の接近を眺めることができました。
左は19時頃の撮影ですが、まだ若干薄暮が残っていました。月と火星のみならず、近くにはすばるやヒアデス星団が所狭しと並んでいました。暗い星々まで抽出するため、画像処理で背景を暗めにしてあります。またこんなに細くても月明かりは強いため、多段階露光で月かぶりも抑えました。
どこに何が写っているかは右のマーカー付き画像をどうぞ。色々な天体が空に揃うのは楽しいものですね。のんびり双眼鏡で観察すると最高の気分。火星は地球からかなり離れてしまって、すっかり暗くなりました。
火星はゆっくり東側(画像左上方向)に向かって移動し、約一ヶ月後の5月8日ごろ再び月と並びます。ただしもう星団たちからは離れてしまうので、この星景は今日だけの特典ですね。まさに一期一会なのです
左は19時頃の撮影ですが、まだ若干薄暮が残っていました。月と火星のみならず、近くにはすばるやヒアデス星団が所狭しと並んでいました。暗い星々まで抽出するため、画像処理で背景を暗めにしてあります。またこんなに細くても月明かりは強いため、多段階露光で月かぶりも抑えました。
どこに何が写っているかは右のマーカー付き画像をどうぞ。色々な天体が空に揃うのは楽しいものですね。のんびり双眼鏡で観察すると最高の気分。火星は地球からかなり離れてしまって、すっかり暗くなりました。
火星はゆっくり東側(画像左上方向)に向かって移動し、約一ヶ月後の5月8日ごろ再び月と並びます。ただしもう星団たちからは離れてしまうので、この星景は今日だけの特典ですね。まさに一期一会なのです
トモエゴゼンが超新星候補発見、静岡の西村さんも突発天体発見 ― 2019/04/10
星仲間の(の)さんからの情報で、今月初めに突発天体を発見した静岡県の西村栄男さんが9日明け方にまたしても天体を発見したとのこと。更には、東京大学木曽観測所の「Tomo-e Gozen」が5日夜に超新星候補「AT2019cxx」を見つけたらしいとの情報も舞い込んできました。(※数日経ってからの報告だったようです。)
西村さんの天体はへびつかい座にあって13等台ですから明け方に撮影可能ですが、昨夕からもう薄雲が広がりだし、天気が持ちそうにありません。いっぽう「AT2019cxx」のほうは発見光度18.69等。メチャメチャ暗いです。私の機材では最良の夜空でも最微光星が18.5等くらいですから限界以下なのですが、場所はしし座銀河トリプレットのすぐ近くでした。宵のうちまだ星が見えていたので、ダメ元で2時間ほど露出をしてみました(左上画像)。該当の星は増光しているようで、簡単な測定では16.5等と出ました。ただし3分×40枚コンポジットの9割は雲越しだったため、十分な精度ではありません。(※一応18等台前半の恒星は確認できます。)なおこの写野を赤経方向の東(左)にわずか2分角あまり動かすだけで、トリプレットのひとつであるNGC3628が見えます。35mmフルサイズカメラなら余裕で一緒に撮れるでしょう。
「Tomo-e Gozen」とは木曽観測所にある105cmシュミット望遠鏡+広視野CMOSカメラによる広域&高頻度可視光サーベイのことで、私たちに手が届く35mmフルサイズCMOSを84枚も組み合わせた巨大センサーを有しています。このセンサー組み込みが4分の3しか完了してない状態で、3月16日に直径約8mの地球接近小惑星「2019 FA」を発見したばかりでした(→参考ニュース)。今回は超新星候補の発見と言うことで、立て続けの快挙になります。
AIまで組み込まれ、めざましい進化を遂げつつあるプロの新天体捜索ハード&ソフトですが、そんな時代でも日本のアマチュア観測家の努力による発見がいまだに続いているのは、世界に誇れる素晴らしいこと。結局夜半過ぎには完全に曇ってしまったので、西村さんの天体はまた後日撮影したいと思います。
西村さんの天体はへびつかい座にあって13等台ですから明け方に撮影可能ですが、昨夕からもう薄雲が広がりだし、天気が持ちそうにありません。いっぽう「AT2019cxx」のほうは発見光度18.69等。メチャメチャ暗いです。私の機材では最良の夜空でも最微光星が18.5等くらいですから限界以下なのですが、場所はしし座銀河トリプレットのすぐ近くでした。宵のうちまだ星が見えていたので、ダメ元で2時間ほど露出をしてみました(左上画像)。該当の星は増光しているようで、簡単な測定では16.5等と出ました。ただし3分×40枚コンポジットの9割は雲越しだったため、十分な精度ではありません。(※一応18等台前半の恒星は確認できます。)なおこの写野を赤経方向の東(左)にわずか2分角あまり動かすだけで、トリプレットのひとつであるNGC3628が見えます。35mmフルサイズカメラなら余裕で一緒に撮れるでしょう。
「Tomo-e Gozen」とは木曽観測所にある105cmシュミット望遠鏡+広視野CMOSカメラによる広域&高頻度可視光サーベイのことで、私たちに手が届く35mmフルサイズCMOSを84枚も組み合わせた巨大センサーを有しています。このセンサー組み込みが4分の3しか完了してない状態で、3月16日に直径約8mの地球接近小惑星「2019 FA」を発見したばかりでした(→参考ニュース)。今回は超新星候補の発見と言うことで、立て続けの快挙になります。
AIまで組み込まれ、めざましい進化を遂げつつあるプロの新天体捜索ハード&ソフトですが、そんな時代でも日本のアマチュア観測家の努力による発見がいまだに続いているのは、世界に誇れる素晴らしいこと。結局夜半過ぎには完全に曇ってしまったので、西村さんの天体はまた後日撮影したいと思います。
今日の太陽 ― 2019/04/11
昨日の本州中部は低気圧通過と上空に入り込んだ寒気で雪が舞う天気でした。当地・茨城は幸い雨で済んだものの、最高気温は7、8度止まりのところがほとんどでした。雨は今日明け方まで続きましたが、朝から徐々に晴れてきました。
左は9:30過ぎの太陽。雲が出始め、続いて風も強まる直前の撮影です。活動領域12738の大きな黒点は健在で、私は専用フィルターで減光した上で、望遠鏡を使わず肉眼のみでもはっきり確認できました。
プロミネンスもすごい状態で、特に右上のものが巨大ですね。そのすぐ下にも高く吹き出した部分があり、更にその下にはとても明るいアーチ状のプロミネンスが見えました。このアーチはもしかしたら裏側に回った活動領域12737付近の活動かも知れませんね。その他の場所にもたくさんのプロミネンスが見えていました。太陽面が元気だと、こっちまで元気になります。
左は9:30過ぎの太陽。雲が出始め、続いて風も強まる直前の撮影です。活動領域12738の大きな黒点は健在で、私は専用フィルターで減光した上で、望遠鏡を使わず肉眼のみでもはっきり確認できました。
プロミネンスもすごい状態で、特に右上のものが巨大ですね。そのすぐ下にも高く吹き出した部分があり、更にその下にはとても明るいアーチ状のプロミネンスが見えました。このアーチはもしかしたら裏側に回った活動領域12737付近の活動かも知れませんね。その他の場所にもたくさんのプロミネンスが見えていました。太陽面が元気だと、こっちまで元気になります。
夕空を飾る幻日 ― 2019/04/12
時折雨が降りそうな雲に覆われた今日、このまま一日が終わるのかなと思いつつ17時前ごろベランダに出ると、なんと日が差し込んできました。しかも太陽左側にうっすらと幻日が姿を現してきたのです(左画像)。あまり明るくなく、太陽高度と少し違うことが気になりましたが、とにかく少し観察することにしました。
10分ほど観察を続けていると、次第に明るさを増してきました(右画像)。最終的にまぶしいと感じるほどしっかり輝き、幻日らしい姿になりました。右側は終始雲に覆われていたため、何も見えませんでした。またこれ以外のハロ現象も確認できませんでした。この幻日、色はともかくどこかで見た彗星のような形ですね。アウトバーストして複雑な尾を伸ばした頃のホームズ彗星(17P)とか…。
10分ほど観察を続けていると、次第に明るさを増してきました(右画像)。最終的にまぶしいと感じるほどしっかり輝き、幻日らしい姿になりました。右側は終始雲に覆われていたため、何も見えませんでした。またこれ以外のハロ現象も確認できませんでした。この幻日、色はともかくどこかで見た彗星のような形ですね。アウトバーストして複雑な尾を伸ばした頃のホームズ彗星(17P)とか…。







