曜日の星々の、特別な一週間2018/07/19

20180719月惑星の整列
もしみなさんが地平近くまで見渡せる秘密の場所を知っていたら、向こう一週間ほどは「ちょっと特別」な星空を楽しむことができるでしょう。

左はStellariumによる今日7月19日の宵空…概ね日没1時間後の空です。実際は高い山のてっぺんでもない限りこんなに星数が多くはありませんが、地平まで見渡せたらこんな配置になっているでしょう。注目すべきは月と惑星。肉眼可視惑星、つまり水星、金星、火星、木星、土星が宵空に全て揃っているのです。月も入れると「曜日の星」がフルコンプできることになります(ただし日曜日の星=太陽は除く)。

曜日の星が好条件で勢ぞろいすることはなかなかありません。最近では2016年1月末から2月初めごろに明け方の空で揃いました。今回は宵空ですが、やはり決め手となるのがいちばん動き回る水星と月です。水星は12日に東方最大離角で、その直後に新月を過ぎた月が夕空に見え始まったため、これで少しの間「月・水・金」が西空に揃いました(→7月15日記事参照)。また木星と土星は衝を過ぎてしばらく宵空に残っていますから、「月・水・木・金・土」までOK。

ところが今回は火星があと10日ほど経たないと衝を迎えず、地平から登るのが少し遅れます。その間に水星が沈んでしまうと曜日の星は揃いません。月末まで待てば火星の出は早くなりますが、今度は月が火星を東に追い越してしまって月出が遅くなるのと、水星が太陽に近づいて早い時間に没してしまいます。あちらを立てればこちらが立たず…。いろいろ計算すると、条件が揃うのは今日19日以降7月28日までということが分かります。それでも西の水星と東の火星は高度1°前後という紙一重の条件。観察場所によっては揃って見えないかも知れません。

今回の曜日の星たちは全て高度が低いので、頭上まで開けている必要はありません。だから、例えば高い展望タワーやビルの最上階など屋根があるところでも、西から東が見渡せる窓さえあればチャンスはあるでしょう。同時と言うことにこだわらなければ、多少障害物があっても水星の発見から火星の発見まで1時間程度で済ますことができるかも知れません。お子さんの夏休みにちょうど良い題材でもありますね。晴れたらぜひトライしてみてください。

(※なお、次に夕空へ水星が戻る今年10月にも再度チャンスがありますが、今度は金星が水星よりも低くなってしまうので観察はかなり難しくなります。)

今日の太陽2018/07/19

20180719太陽
今日も暑い1日ですが、昨日までの気温より幾分低めに推移しているようです。午後までずっと薄曇りでしたが、夕方が近くなると少しずつ晴れてきました。

20180719太陽リム
左は13:50頃の太陽。まだ薄雲が取れていませんので滲んでいます。今日も活動領域はなく、またプロミネンスもほとんど見えませんでした。黒点のない明るい領域が右リムに近づいています。これが裏側に回ったら本当にのっぺらぼうになってしまいますね。