今日の太陽と気温上昇2018/07/23

註:熱中症搬送状況があまりに悲惨なので、データ更新の上、記事末にコメント追記しました(7/24)。

20180723太陽
昨夜から今朝までは1等星がやっと見える程度の曇り空。今朝からはだんだん晴れてきて、ものすごく暑い日になりました。

20180723太陽リム
左は14時少し前の太陽。わずか5分程度の観察でも日光にさらされると汗だくです。活動領域12716はまだあるらしく、番号は継続しています。昨日から左リムに見えていたプロミネンス、今日は今ひとつはっきりしません。


今日は二十四節気の「大暑」です。季節に合わせたかのように、最高気温の日本記録が更新されました。アメダスによる埼玉県・熊谷ポイントで41.1度です。この他にも三地点で40度を越えました。16時現在、真夏日地点数は627地点、うち猛暑日地点数が242地点。猛暑日地点数は昨日の今年最多記録(237地点)を更新しました。

これだけ暑いと熱中症が心配です。消防庁公開データは7月22日速報値ぶんまで発表されたので、分かる範囲の真夏日地点数と熱中症搬送人数のグラフを下A図に掲載しました。(※過去の年はアーカイブ:真夏日と熱中症に同じグラフがあります。)併せて5月16日の記事に掲載した真夏日地点数の平均値グラフも下B図に再掲載します。更に2011年以降、熱中症による最多搬送人数やその日付などを下表にまとめました。平均的な暑さのピークはこれからです。皆様どうぞ健康にお過ごしください。ところで二年後の明日はオリンピック開会式(予定)。正気の沙汰ではない気がします…。

【追記】
この記事を掲載した翌日24日、消防庁から7月16日から22日までの速報が発表されたので追加しました。驚いたことに18日以降の5日間は搬送者が3000人を突破し、18日の3736人は統計史上最多最悪の人数となってしまいました。(※グラフ縦軸が足りないので、縮尺を変えずに縦方向を伸ばしました。)

世界の気温が1度上がったとか、海水温が0.5度上がったとか、気象変動はわずかな数値に聞こえます。でも人を含む生物にとって1度の変化は激変に近いでしょう。変化に強く知恵も知識もある人間でさえ、こうして気温がわずかに変わっただけで大きな被害が出ています。「自分は体が丈夫だから耐えられる」という思考は、自分だけで世界が成り立っている思い込みに陥った誤認識と思います。

勘違いしている方も多いと思いますが、私たちが感じ、体調を左右するのは「気温」そのものではなく、周囲からの総合的な熱放射とその変動です。直射日光のある場所、アスファルトやコンクリート近辺、湿度が極端に少なかったり多かったりする場所、涼しい環境と暑い環境を頻繁に往復する生活など、その場所の気温だけでは語り切れない多くの熱ストレスが生体を蝕みます。そういう中での1度差がどれほど重篤な状況を引き起こすか、ぜひこの機会に考えてみてください。


  • 2018年・真夏日と熱中症(途中経過)

    A.真夏日と熱中症
    (2018年の途中経過)
  • 2011-2017半旬ごとの日平均地点数

    B.真夏日地点・半旬ごとの日平均地点数
    (2011−2017年)


【熱中症による搬送人数】
日あたりの搬送
人数最多記録
最多となった日付搬送が千人/日以上
になった日数
2011年14638月10日9
2012年19867月28日14
2013年27938月10日21
2014年25807月26日8
2015年27628月1日24
2016年13518月6日8
2017年13747月22日11
2018年37367月18日13

  • 消防庁の発表によるデータを元に集計しました。
  • 2018年は7月22日ぶんまでです。ただし6月以降のデータは速報値です。


参考:
アーカイブ:真夏日と熱中症(ブログ内)
こんな暑い時期にオリンピック?(2017/08/01)