今日の太陽と部分日食のこと2018/07/13

20180713太陽
一昨日の夜にゲリラ的な激しい雷雨がありました。その後は昼夜問わず曇り空が続き、今日に至ります。今日の昼前後は幾分が青空が増したので、薄雲越しながら太陽観察ができました。

20180713太陽リム
左は14時頃の撮影です。大気が大きく波打っており、ピントもはっきりしないままの観察でした。中央左寄りに明るい領域が見えますが、黒点は無いようです。(ここは未だに活動領域にはなっていません。)右リムのプロミネンスはすっかり見えなくなりましたが、左上と左下にそれぞれ見えていますね。

20180713部分日食図
さて、6月28日の記事で今月末近くに皆既月食がある話をしましたが、裏を返すと現在は新月や満月と地球・太陽が直線になりやすい時期と言うことです(→参考記事)。実は今日の正午頃に日食が起こりました。日本からは見えませんでしたが、オーストラリア最南部から南極近くの海上で見ることができたようです。右にNASA・Eclipseサイトから日食図を引用します。日本の気象衛星「ひまわり」の撮影範囲でしたので(→参考記事)いちおう影が見えないか探しましたが、全く分かりませんでした。最大でも三割程度しか欠けなかったので仕方ありません。

「7月13日・部分日食」→「7月28日・皆既月食」の流れは翌月まで続きます。なんと次の新月である8月11日にも部分日食が起こるんです。残念ながらこれも日本から見えませんが、可視地域は北極点を含む東カナダ・グリーンランド・北欧・シベリアの広範囲におよび、日本のすぐ近くまで迫っています。(※朝鮮半島や樺太で日没帯食となります。)日本で日食を見たいなら、ちょうど半年後の2019年1月6日、日曜日の午前中に起こる部分日食まで待ってくださいね。