金星と地球のツーショット2018/03/30


20180325-0110金星
ここ何日か夕空の金星を見ていて思ったことがありました。「いま春分から間もない時期。太陽を追いかけるように沈む金星は天の赤道からあまり離れていないはず。ひょっとしたら気象衛星に写っているかも。」

以前の調べで、0等以上の惑星や恒星が気象衛星ひまわり画像に写ることは分かっていました(→関連記事参照)。金星は十分明るいのですが、惑星の場合むしろ問題なのは「動いてしまうこと」。ひまわりに写るには、地球中心に対して赤緯がプラスマイナス約8.6°の範囲にいる必要があります。

早速計算してみたところ、2月20日ごろから一昨日3月28日ごろまで範囲内でした。あとはひまわりが撮影する10分間隔で地球のそばに金星が見えるタイミングを探せば良いだけです。直近で写っていたのは3月25日1:10の全球画像(左上画像/画像元:NICTサイエンスクラウド)。美しい光景ですね。この他何枚か見つけました。

そう言えば3月頭頃には金星と水星が接近していましたね。離角が1°を越していたので原理的に一緒には写りませんが、ひょっとしたら10分間隔で撮影している隣り合わせの画像に写っているかも…そう考えて探したところ、3月1日に両惑星が見事に写っていました(下画像/隣り合わせです)。さすがに水星は金星よりずっと暗いけれど、モニター上ですぐ分かりました。水星の10分後に撮影された金星が左右方向にほとんどズレてなかったことに驚かされました。なんと、このとき水星と金星との赤経差はだいたい10′だったのです。実に神がかったショットですねぇ。

  • 20180301-0050水星

    2018年3月1日0:50の画像
  • 20180301-0100金星

    2018年3月1日1:00の画像


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