光環づくし2018/03/06

20180306光環
昨日は台風のような風と、時折降る雨に見舞われました。今日も天気の回復が遅く、青空が少しずつ広がり始めたのは午後になってからです。ということで、今日は太陽観察が出来ません。

空の様子を確認しようと窓から眺めると、ひと目見て具合が悪くなりそうな花粉光環が目に飛び込んできました。今季は今日までこんな濃い花粉光環に出会っていませんでしたが、これでスギ花粉がたくさん飛んでるなと納得できました。

20180306光環
太陽は雲に隠れたり出たりをくり返していましたが、しばらく観察していると面白い光景に出会いました。右画像を見ると「花粉光環」と「雲粒子による光環」が二重に見えています。それぞれ粒子の直径が違うので、光環の各色直径も異なります。

絹雲のようにもう少し雲が薄くて一様だったら、更にキレイな二重の光環になったかも知れません。異なる粒子径が一堂に会した状況ってなかなか無いので、どんな風に見えるでしょうか?

粒子直径と光環の大きさ
(追記) 粒子の大きさにより、現れる光環の大きさが変化する様子をirisというシミュレーションソフトで示しました(左画像)。上の段はスギ花粉の平均的な直径である30μm、下の段は雲粒子の平均的な直径である10μm。それぞれ5%の揺らぎを与えています。また粒子は完全球体としています。(※スギ花粉など多くの花粉は突起や凹みを持つ非球体であることが知られています。このため粒子を見込む角度によって光環が真円にならない場合があります。)

一般に粒子が小さいほど光環は大きくなります。また粒子径が綺麗に揃っているほど色が鮮明になります。上画像で雲による光環は左のシミュレーションよりも大きいことから粒子が10μmよりも小さいと思われ、また粒が揃ってないため不鮮明になっていると考えられます。

金星と水星はまだ十分近いです2018/03/06

20180306金星と水星
今夕も何とか晴れが持っていたので、帰宅後すぐにカメラを抱えて近所の見晴らしよい場所へ徒歩移動。西空にたなびく雲がありましたが、どうにか金星と水星は隠れずに待っていてくれました。上下が逆転し、水星のほうが高く見えています。

今回夕空での内惑星接近を撮り始めたのは3月1日からですが、6日間4回の撮影で段々時刻が遅くなり、今夕は最初の日より30分遅く撮影してもまだ高度に余裕がありました。時間だけでなく撮影場所も変化しています。前景は3月2日3月4日と似ていますが、惑星たちの居場所が日に日に変化するため、撮影している自分が日々数mから数十m移動して、前景とのバランスを確保しているのです

4日以降水星は少しずつ金星から遠ざかっていますが、それでも4°あまりしか離れません。(左画像の範囲に収まります。)そして3月19日までに再び接近(3°50′弱)しつつ低空へ向かいます。水星も金星も地球から見ると複雑な動きをするので、短期間に二度接近するようなことも起こるのです。まだご覧になってない方は探してみてくださいね。