天宮1号の落下予想期間がかなり絞られる2018/03/09

天宮1号の落下時期予想
ここ数日、また天宮1号の落下に関するニュースが増えたなぁと思ったら、ESA(European Space Agency/欧州宇宙機関)が落下予想を6日に更新していました(→原文はこちら)。掲載時点の情報では、3月29日から4月9日までのどこかになるだろうとのこと。またAEROSPACE社でも「4月3日プラスマイナス1週間」という同様の予報を出しています(→原文はこちら)。

左図はESAの記事から図を引用し、少し書き込みをしました。段々高度を下げて行く天宮1号の6日までの実高度(Observedまでの紺ライン)と、その後の予測幅(Predicted以降の幅を持った赤ライン)です。

少しだけ読み解くと、高度200km(オレンジ線)に到達した日を基準にすると(緑線)、早くて4日後、遅くても4日半後に落下と言うことになりそうですね。今日現在の近地点高度は約233.50kmですので、ここから33kmあまり落下するのに何日かかるかがポイントとなるでしょう。もちろん、落下当日になってもまだ場所を絞り込めないという事実は変わりません。

なお、落下の可能性がある北緯42.75°から南緯42.75°のうち、赤道付近よりも高緯度のほうが落下確率は高くなります。また落下に従って見た目の面積は大きくなるため、夜空を通過する際に明るく見える可能性が無きにしも非ず…。兎にも角にも、チャンスを逃さず観察です!

参考:
2018年春に落下予想の「天宮1号」に関する記事(ブログ内)

丸1日、春の大嵐となりました2018/03/09

20180309_0300降水レーダー
当地・茨城では夜半過ぎからかなりまとまった雨が降りました。戸を叩きつけるような雨音を聞くのは久しぶりです。なにしろ、関東を含む太平洋側のかなりの地域で、ここ3ヶ月の降水量が平年の7割以下でしたからね。

全国的に見ても、昨日から今日午後にかけて多くの地域で風雨が酷かったようです。関東では9日2時頃からレーダーに強い雨の領域が列となり、半日かけてゆっくり太平洋側にずれていきました。(雨雲自体は北上したと言ったほうが正しいみたいです。)

右は気象庁サイトからの引用で3:00の降水ナウキャスト(関東地区周辺)。4:20には神奈川県横浜市の亀の子橋付近で鶴見川が水防団待機水位を超え、4:40にはあっと言う間に避難判断水位まで達し、7:00まで続きました。(4:50に氾濫警戒情報が発表されています。)また同じく4時台には茨城、千葉、埼玉、東京、神奈川に竜巻注意情報が発令されました。夜明けの時間に防災放送が鳴り響くのは心臓に悪いですネ…。

20180309-1800_42時間積算降水量
雨雲はその後東北や北海道に達し、冠水情報も伝わってきました。累積でどれほど降ったのか気になりましたので、気象庁のアメダス発表値(速報値含む)から8日0:00から本日18:00まで積算降水量を求め、地図にしたのが右図です。今日夕方以降は殆どの地域で雨が上がったので、概ね二日間で降った雨の量とみて良いでしょう。

実際に降っていた時間は24時間以内ですが、静岡県天城山や神奈川県海老名、三重県紀伊長島、高知県中村などで200mm前後降っており、あちこちのアメダスポイントで3月の観測値1位の記録を更新しています。もがきながらも、春が生まれていくのですね。

20180309-1900気象衛星画像(赤外バンド7)
もうひとつ。午後から九州地方の雲が途切れてきたため、気象衛星ひまわりが新燃岳の熱源を捉えることができました。

左は9日19:00JSTの赤外バンド7画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)ですが、九州・霧島連山辺りに巨大湖のような大きな黒い点が見えますね。この赤外画像では熱いものほど黒く、冷たいものほど白く表示しています。ですからこの黒い点は周囲よりもずっと熱い地点と言うことになるでしょう。

本日午前10時過ぎには新燃岳火口の北西側から溶岩流が流れ出たという報道が気象庁からありました。噴火が一時的に止まっていたと思ったら、本日16時頃また爆発的噴火が確認されたとのこと。火山活動はまだまだ活発に続いていますね。