曇られる前に超新星を二つ観察2018/03/18

今週一週間は雲の多い天気予報。昨夜から曇る予想でしたが、夜半までは晴れていたため、超新星を二つ観察しました(下画像)。天頂を過ぎたNGC3158を撮り終えたところで雲が急に湧き出し、終了。ギリギリ間に合いました。超新星は二つとも明るさを維持しています。

  • 20180317_AT2018zd in NGC2146

    2018zd in NGC2146
  • 20180317_SN2018aaz in NGC3158

    2018aaz in NGC3158


今日の太陽とハロ2018/03/18

20180318太陽
夜半から朝まですっかり曇ってしまいましたが、午前中は薄雲越しに太陽が顔を出してくれました。

20180318太陽リム
左は9:50前の撮影。薄雲を通しているのでカブリが多いです。活動領域12701は相変わらず見えません。右上に少し明るい領域が見えます。これ、昨日も見えていましたが、活動領域に発達するでしょうか?(※追記:夜に確認したら12702と採番されていました。)中央上のダークフィラメントはまだ見えますね。淡いながらも息が長い…。プロミネンスは左下にやや大きなものが見えてきました。ちょっと期待出来るかな?

20180318内暈
今日は春彼岸の入り。三日後に春分を迎えます。天気が芳しくないため太陽を何回拝めるか微妙ですが、春を感じていきたいですね。空にかかる巻雲に内暈が見えていました(右画像)。

(夕方追記)
昼過ぎからだんだん厚めの雲が多くなりました。夕方には太陽光も通らないほどの厚みに。風も強くなりました。この過程で幾つか気象光学現象が見えました。

下A画像は12時前から13時過ぎにかけて良く見えていたアーク。太陽真下に見えました。一見すると環水平アークに見えますが、太陽との距離から、これは下部タンジェントアーク(または外接ハロの下部)です。この時期関東で環水平アークはまだ見えません。下B画像は完全に曇ってしまう直前、15時頃見えた内暈。暈の上だけ異様に明るく、上部タンジェントアークが一緒になっているなぁ、と分かりました。このあと一気に曇ったので、形の変化までは確認できませんでした。

  • 20180318下部タンジェントアーク

  • 20180318内暈+上部タンジェントアーク