今日は冬至です2015/12/22


2015冬至
冬至の夕暮れを見ながら外出から帰りました。夕方の風は冷たく、柚子湯が恋しくなったけれど、日中の気温はこの時期にしては暖かかったです。昨年2014年の冬至は「朔旦冬至」という珍しいものでしたが、今夜は月齢11の月が宵空を飾っています。新月でも満月でもない、ごく普通の冬至です。

彼岸、つまり秋分の時に気象衛星からみた地球の様子を記事にしました。では冬至にはどうなっているのでしょうか?今日とあまり変わらない昨日21日の画像を見てみましょう(左画像・画像元:NICTサイエンスクラウド)。上下段とも右側から2時、6時、12時、18時、22時の画像を使っています。普段同じように繰り返し太陽が昇り、冬は夏より低いなぁ…くらいしか感じないけれど、少し離れて客観的に見ると時期によってこんなに違うんですね。この日の当たり方の差が「季節」を生み出す原動力です。

2015冬至
ところでこの衛星画像はすべて上が北極、下が南極です。12月21日の全画像を見るとすぐお分かりと思いますが、南極側には一日中太陽光が当たっていますね。この時期、南極は夜のない「白夜」の時期なのです。反対に、北極には一日中日が差しません。この昼が来ない状態のことは「極夜」と言います。

今日を境に太陽は南下をやめて北上に転じます。ただしばらくは変化が小さくて気付けないでしょう。12月初旬に「日の入りが最も早い日」がありましたが、1月初旬には「日の出が最も遅い日」が各地を訪れます。そこを越す頃が実質的な春のスタート地点と言えるかも知れませんね。

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