金星と木星が大接近、そして西方最大離角! ― 2015/10/26
昨夜は十三夜でしたので、月が沈んだのは日付が今日26日に変わって4時間ほど経ったころです。そして、その頃にはもう東の空に美しい惑星たちが昇っていました。なんと贅沢な明け方なのでしょうか。
とても冷え込んだ夜でしたが、おかげで大気中の湿気がまるで感じられません。星空はこれでもかというくらい透明感にあふれています。寄り添っている金星と木星、少し離れた火星が夢のような光景を作り出しました。画像でもお分かりのように、街中で撮っているにもかかわらず微光星がたくさん写っていますね。
10月中旬に始まった惑星たちの競演は、いま一番のピークを迎えています。3天体の会合現象としては今朝の状態が今年最も近いものでした。双眼鏡では火星のすぐ左にしし座σ星(しし座の後ろ足にある4等星)が寄り添っていて、これまたかわいらしい。併せて、今朝は金星と木星の最接近日。伸ばした手の指幅で両星が隠せてしまいました。明日以降は少しずつ離れていきますが、まだまだ見ごろは続くでしょう。10月8日の記事で紹介した名シーンはまだ3つも残っていますよ。この記事の下のほうにあらためて載せておきます。
左は望遠鏡で拡大した金星(右側輝星)と木星(左側輝星)。今回の見かけ上の接近は金星・木星ペアとしてはそんなに近くありません。4:00の段階で両星の離角は1°ちょっと。満月の直径の2倍ほどです。今年7月1日の金星・木星接近はこの三分の一まで近づきましたからね。 (7月のとき当地は天候不順で見えませんでしたが、6月29日の画像はこちらに。)でも、今回は何といっても火星まで含めた集合なので、すばらしいことです。
また、今日は金星自身にとっても記念の日。そう、西方最大離角(太陽から西側へもっとも離れて見える状態)を迎えたのです。右は今朝の金星を拡大したもの。太陽との離角が最大の頃、金星はこの様に半月状に見えます。約4ヶ月半前の6月7日、東方最大離角のときの画像とも比べてみてくださいね。
明け方の惑星を待つ間、いつものように彗星を二つ撮りました。月明かりが強かったのですが、湿気が少ないおかげで露出がかけられました。下左画像のジャコビニ彗星(205P)はそろそろ16等と限界の暗さですが、まだ淡い尾を伸ばしているのが分かります。いっぽう惑星たちに先行して昇ってくるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P・下右画像)は11等台後半でまだまだ元気。しばらく楽しめそうです。(※両画像とも上方向が天の北、彗星の移動に合わせた合成処理、拡大像は白黒反転。)
参考:
2015年10月-11月明け方の惑星接近に関係する記事
2015年5月-7月の金星と木星接近に関係する記事 アーカイブ:多天体の接近現象(3天体以上の会合の日付)
アーカイブ:天体の接近現象(2天体会合の日時・離角)
とても冷え込んだ夜でしたが、おかげで大気中の湿気がまるで感じられません。星空はこれでもかというくらい透明感にあふれています。寄り添っている金星と木星、少し離れた火星が夢のような光景を作り出しました。画像でもお分かりのように、街中で撮っているにもかかわらず微光星がたくさん写っていますね。
10月中旬に始まった惑星たちの競演は、いま一番のピークを迎えています。3天体の会合現象としては今朝の状態が今年最も近いものでした。双眼鏡では火星のすぐ左にしし座σ星(しし座の後ろ足にある4等星)が寄り添っていて、これまたかわいらしい。併せて、今朝は金星と木星の最接近日。伸ばした手の指幅で両星が隠せてしまいました。明日以降は少しずつ離れていきますが、まだまだ見ごろは続くでしょう。10月8日の記事で紹介した名シーンはまだ3つも残っていますよ。この記事の下のほうにあらためて載せておきます。
左は望遠鏡で拡大した金星(右側輝星)と木星(左側輝星)。今回の見かけ上の接近は金星・木星ペアとしてはそんなに近くありません。4:00の段階で両星の離角は1°ちょっと。満月の直径の2倍ほどです。今年7月1日の金星・木星接近はこの三分の一まで近づきましたからね。 (7月のとき当地は天候不順で見えませんでしたが、6月29日の画像はこちらに。)でも、今回は何といっても火星まで含めた集合なので、すばらしいことです。
また、今日は金星自身にとっても記念の日。そう、西方最大離角(太陽から西側へもっとも離れて見える状態)を迎えたのです。右は今朝の金星を拡大したもの。太陽との離角が最大の頃、金星はこの様に半月状に見えます。約4ヶ月半前の6月7日、東方最大離角のときの画像とも比べてみてくださいね。
★ まだこれから楽しめる明け方の天体接近(ステラナビゲーターによる星図) ★
明け方の惑星を待つ間、いつものように彗星を二つ撮りました。月明かりが強かったのですが、湿気が少ないおかげで露出がかけられました。下左画像のジャコビニ彗星(205P)はそろそろ16等と限界の暗さですが、まだ淡い尾を伸ばしているのが分かります。いっぽう惑星たちに先行して昇ってくるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P・下右画像)は11等台後半でまだまだ元気。しばらく楽しめそうです。(※両画像とも上方向が天の北、彗星の移動に合わせた合成処理、拡大像は白黒反転。)
参考:
2015年10月-11月明け方の惑星接近に関係する記事
2015年5月-7月の金星と木星接近に関係する記事 アーカイブ:多天体の接近現象(3天体以上の会合の日付)
アーカイブ:天体の接近現象(2天体会合の日時・離角)












