今朝の惑星たちと淡い光環2015/10/20

20151020明け方の惑星
昨夜から薄曇りですっきりしない星空でした。明け方近く少し雲が晴れましたが、目を凝らすと淡い雲が広がっているのが分かります。

左は明け方4:20頃に撮った惑星たちです。火星は木星からだいぶ離れました。木星と火星の間に、昨日火星に掩蔽されたχLeoが見えます。

20151020金星の光環
薄雲のおかげで、輝星の周りにごく淡い光環が見えました。光環は太陽や月だけでなく、白く輝く金星や木星でも見えることがあるのです。とても綺麗なこともあるけれど、太陽や月に比べて元の光源が弱いですから、たいていは淡すぎて気付けません。今朝のもあまりハッキリしませんでした。左上画像の金星部分を色彩強調・拡大したのが右画像。淡い虹の環が分かりますか?

参考:
2015年10月-11月明け方の惑星接近に関係する記事(ブログ内)
アーカイブ:多天体の接近現象(3天体以上の会合の日付)
アーカイブ:天体の接近現象(2天体会合の日時・離角)

今日の太陽2015/10/20

20151020太陽
今日は朝から雲が広がっています。薄日は差しているのですが、太陽観察が困難な状況です。それでも昼時に少し雲が薄くなった頃を見計らって撮影しました。コントラストは悪いです。

左画像の撮影時刻は12:10過ぎ。活動領域12434は中央を過ぎましたね。代わって左から黒点を伴った12436がやってきました。今日も少し明るく見えています。

20151020太陽リム
その下方の12435付近も少し明るい部分があるようです。昨日左リムに見えていた糸状のプロミネンスはほとんど見えなくなりました。右下に光球面からはみ出しつつあるプロミネンスが見えますが、それ以外は少し寂しいリムです。

夕方の空で月を楽しむ2015/10/20

20151020_08398月
今日は月面Xデー。でもこちらのアーカイブをご覧いただくと分かるように昼のうちにX地形に日が当たってしまいました。今年の月面Xデーはことごとく条件が悪く、見えても昼間か夜の月没間際。こんな運の悪い年もあるんだなぁ…とあらためて感じます。

昼間の月面Xを撮りたかったけれど、ずっと薄い雲に覆われて断念。左は暗くなってきた17:50ごろ雲越しに撮った月。太陽黄経差82.98°、撮影時高度は36°あまりでした。悪条件にしては大気の揺らぎが少なく落ち着いた像です。X地形はすっかり明るいですね。探せますか?

20151020幻日
もっとも淡い絹雲のおかげで夕方15時過ぎに環天頂アークが出現!外出間際の慌ただしい時間で、カメラを準備中に消えてしまいましたが…。なんとか小さな幻日だけ写真に収めました(右)。

20151020月面Xと月の南極
さて上の月写真を画像処理して気付いたのですが、今日は月面中央緯度がマイナス側に大きいのです。我が家の測心座標だと-5.86°ありました。以前に書いた8月31日の満月記事で、月面の南極のお話しがありました。南極探検家スコットさんとアムンゼンさんの名を冠したクレーターが月の南極(上画像だと下側)にあるのです。これらは極近くなので月面中央緯度がマイナス側に大きい時わずかに見えるため、ひょっとしたら…と調べてみました。すると、なんと見えるではありませんか。左は上の月の南側を切り出した画像です。雲越しで霧がかかったような画質ですが、前出の記事を頼りに探してみてください。(右下画像が答えです。)

20151020月面Xと月の南極
計算上は昨日のほうが更に条件が良かったようですが、当地では今日より雲が多かったのでダメでした。それに上弦前だと月面中央緯度がマイナス側に大きくても、クレーターそのものに光が十分当たっていないことも懸念されます。でもなんにせよ今日くらいの月齢なら見えることが分かったのですから、満月前後にこだわる必要がなくなりました。上弦の頃は鑑賞時間が少ないことを差し引いても、“月面の南極探検”を楽しめるチャンスは倍増ですね。いろいろ大収穫の夕方でした。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差72度以上、108度未満)