勢力を増すダブル台風24号・25号2015/10/18

20151017-1500ダブル台風24号・25号
15日の記事で紹介したダブル台風24号・25号ですが、その後勢力がかなり増しています。24号は今朝18日3時の段階で最大風速100ノットの「非常に強い台風」になりました。中心気圧が920hPaまで落ち、今年発生した台風の到達気圧としては現時点でワースト4位です。25号も同じ時刻に955hPaで、こちらも「強い台風」です。今後日本域に入ってきそうなので注意が必要ですね。

左は昨日17日15:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド)。左側の24号は台風の目がハッキリして、勢力が強いことが見て取れます。24号からはまるで触手のごとく、糸のような雲の筋が25号まで届いています。お互いにコンタクトを取っているアヤカシのようで「イヤアァァ!」な感じですね。

151016-1200南半球のサイクロン2号
一昨日にこのダブル台風を眺めている最中に気付いたのですが、南半球にもサイクロンができていました。右画像の中心近く、白い雲の固まりが弱い渦になっていますね。(画像下側にニュージーランドが見えます。)調べるとTropical Cyclone2号として登録されていました。無印台風と同程度の勢力ですが、だんだん弱まっているようです。この画像は16日12時のものですが、17日にはかなり形がほどけていました。南半球ではこれからだんだん暑くなるので、今は「春先の台風」と同じような状況なのでしょう。

画像をよく見ると、このサイクロンの渦の向きが北半球のダブル台風と逆になっています。南半球では「コリオリ力」が反対になるため、渦が逆向きになることが知られています。従ってボイス・バロットの法則も北半球とは異なってしまいます。南半球に旅をする場合は間違えないようにしなくてはいけませんね。

参考:
2015年・台風関連の記事(ブログ内)

木星と火星の大接近が見えました2015/10/18

20151018明け方の惑星
昨夜もずっと曇っていましたが、今日の夜明け、かなり明るくなったころ急速に雲がなくなってきました。5:15頃すっかり恒星は見えなくなっていましたが、まだ金星や木星は視認できましたので撮影してみました。

左画像は特殊な画像処理で空だけを暗く押さえていますが、原画はほぼ昼間の青空のような写真。拡大撮影する余裕もありませんでしたが、直前まで全く晴れ間が無かった天気を考えたら、記録に残せただけでも奇跡です。(この撮影の数十分後にはもう完全曇天でした…。)

木星のそばには火星も見えました。そう、今日は木星と火星が最も近いのです。撮影時の両星の離角は23'角弱で、月の視直径より近いです。周囲にはしし座の星々もいくらか写りました(右参照)。原画では木星の衛星も写っています。

20151018明け方の惑星
ところで右画像にはχLeo(しし座χ星・χはエックスでなくギリシャ語のカイ)という4.6等星が写っています。実はこの星、明日19日4時20分台(関東での時刻)に火星に隠されてしまう「火星による恒星掩蔽」が起こります。惑星が明るい恒星を隠すのは極めて珍しく、しかも今の火星は視直径がいちばん小さな時期なのでますます貴重です。
20151019火星によるしし座χ星の掩蔽
たぶん一生に一度きりだと思いますから、観察できる方はぜひ望遠鏡を向けてくださいね。(左はGuideによる茨城県県南の現象直前・直後の予報図です。)

参考:
2015年10月-11月明け方の惑星接近に関係する記事(ブログ内)
アーカイブ:多天体の接近現象(3天体以上の会合の日付)
アーカイブ:天体の接近現象(2天体会合の日時・離角)

今日の太陽2015/10/18

20151018太陽
午前中はずっと曇り空でしたが、昼頃から急速に晴れてきました。気温が高めで少し湿気も感じます。

左は12:55頃の太陽。3日ぶりの撮影でしたが活動領域12434がだいぶ中央に寄ってきましたね。その左側に位置する12435とともにかなり活発らしく、度々CクラスやMクラスのフレアが出ています。
20151018太陽リム
さらに左やや上リム近くにも活動領域12436が明るい姿を見せ、今後に期待が持てそうです。プロミネンスは小さなものしか見えませんが、12435近くのリムに明るい部分が見えていました。