暑い日に気温比べしてみました2015/07/12

20150712気象衛星
ダブル台風が続いています。今日12日18時時点で、台風9号は発生から285時間(11日21時間)、台風11号は207時間(8日15時間)経過しました。こちらの記事内にある「台風寿命」のグラフを見ていただくと平均的寿命は超しているようです。長いものでは400時間を越えますから300時間越え程度でも驚きませんが、だからといって安心できませんよね。特にこれからやって来そうな11号は注意が必要です。

台風が関係しているのかはっきり分かりませんが、梅雨の前線がどこかに行ってしまったかのような関東。左は本日正午の気象衛星画像ですが、近畿から北海道にかけてほとんど雲がありません。(注:画像は可視と赤外を掛け合わせて見やすいように加工しています。)南寄りの湿った風が吹き込んで、昨日にも増して暑くなりました。17:20現在の気象庁・気温ランキングを見ると、なんとトップ10の半分が北海道です。昨日の記事で沖縄本島より茨城が暑いなどと書きましたが、今日は北海道が沖縄より5度近く暑かったのです。どうした日本…。

さて、その「気温が沖縄より暑い」のが本当かどうか、茨城県つくば市と沖縄県那覇市とアメダスデータを比べてみました。2000年から2014年の15年間、6月頭から8月末まで毎日の気温を、各ポイントで平均計算しました。「毎年6月1日の最高気温・最低気温・平均気温の15年間平均」「毎年6月2日の…(以下略)」という具合に3ヶ月分です。

気温比較・6-8月
結果のグラフが右図です。たとえば青とオレンジとを比較すると、つくばと那覇との平均気温差が7月から8月へ向けて減少する傾向が分かります。緑と赤の最高気温比較では更に顕著で、7月中旬から8月中旬にかけて肉迫したり逆転する事態も。これは「平均」の話で、実際はもっと極端に「南国より暑い茨城」が起こった年もあるでしょう。梅雨の関東でも突出して気温が高い日があるという実感は裏付けられたと思います。

台風の進路に寄りますが、今週もまた天気に翻弄されそうな茨城でした。

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アーカイブ・茨城県の気象平年値

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