国際宇宙ステーションと一緒に迎えた夜明け ― 2015/07/31
夜明け前。雲ひとつ無い好天に気を良くし、見晴らしのいい近所のグラウンドまで出かけました。超低空に見えていたブルームーン半日前の月も、機材を準備中に街へと飲み込まれていきました。
東の空はもう白みつつあります。3時57分、西に低くなったベガのそばに国際宇宙ステーションが見え始めました。だんだん頭上に向かってきます。今日のパスは最高点が76度ですからかなり天頂寄りですね。明るく力強い輝きを残し、やがて光は南東の低空に消えていきました。見えていた時間はなんと5分以上。自己最長に近い記録でした。
国際宇宙ステーションには約1週間前の7月23日から日本人宇宙飛行士の油井亀美也(ゆいきみや)さんが搭乗しています。これから5ヶ月もの宇宙滞在任務をこなす予定とのこと。 乗り込んで間もなく、油井さんは日本の美しい夜景をツイートしてくださいました。だからお礼に地上からも美しい通過の様子を撮っておきたいとチャンスをうかがっていたのです。昨日から明日にかけては、国際宇宙ステーションが光って見える通過が一夜あたり3、4回実現する(茨城での計算)という珍しいチャンス。夜が短いこの時期はたぶん他の地域でも似た状況と思います。JAXAサイトやHeavens-Aboveサイトなどを利用して調べ、ぜひ眺めてみましょう。
(付記)丸い写真で勘違いする方もおりますが、上画像は望遠鏡での拡大ではなく、魚眼レンズで空全体を丸く収めた画像です。画像下方向が東、左方向が北になっています。8秒露出+2秒休みの繰り返しで撮っているため国際宇宙ステーションが点線になっていますが、実際に点滅していたわけではありません。(実際は明るい星が点滅せずに通過するように見えます。)どこに何が写っているかは右の説明入り画像をご覧ください。宇宙ステーションは大変明るいので、三脚に載せたコンデジなどで簡単に撮影できます。
東の空はもう白みつつあります。3時57分、西に低くなったベガのそばに国際宇宙ステーションが見え始めました。だんだん頭上に向かってきます。今日のパスは最高点が76度ですからかなり天頂寄りですね。明るく力強い輝きを残し、やがて光は南東の低空に消えていきました。見えていた時間はなんと5分以上。自己最長に近い記録でした。
国際宇宙ステーションには約1週間前の7月23日から日本人宇宙飛行士の油井亀美也(ゆいきみや)さんが搭乗しています。これから5ヶ月もの宇宙滞在任務をこなす予定とのこと。 乗り込んで間もなく、油井さんは日本の美しい夜景をツイートしてくださいました。だからお礼に地上からも美しい通過の様子を撮っておきたいとチャンスをうかがっていたのです。昨日から明日にかけては、国際宇宙ステーションが光って見える通過が一夜あたり3、4回実現する(茨城での計算)という珍しいチャンス。夜が短いこの時期はたぶん他の地域でも似た状況と思います。JAXAサイトやHeavens-Aboveサイトなどを利用して調べ、ぜひ眺めてみましょう。
(付記)丸い写真で勘違いする方もおりますが、上画像は望遠鏡での拡大ではなく、魚眼レンズで空全体を丸く収めた画像です。画像下方向が東、左方向が北になっています。8秒露出+2秒休みの繰り返しで撮っているため国際宇宙ステーションが点線になっていますが、実際に点滅していたわけではありません。(実際は明るい星が点滅せずに通過するように見えます。)どこに何が写っているかは右の説明入り画像をご覧ください。宇宙ステーションは大変明るいので、三脚に載せたコンデジなどで簡単に撮影できます。
今日の太陽 ― 2015/07/31
今夜はブルームーン ― 2015/07/31
今夜はブルームーン。といっても、いつもと変わらない満月です。ブルームーンにはいくつかの定義がありますが、今日の場合は、「たまたま2015年7月は2回満月があるので珍しい」というところからそう呼ばれています。
今夜の満月の瞬間は19:42頃でしたが、その頃の月はまだ低く、撮るには撮ったけれどボケボケでした。そこで40度近くに昇った22:40過ぎにあらためて撮影しました。湿気があるのか空が明るく、青く感じました。対して月は黄色みが強い気がします。
「満月は欠けていない」と思われる方が多いと思いますが、実は上弦から下弦に入れ替わる中間になるため、上または下が若干欠けています。 今日は下側(南側)が欠けていました。この繊細な凹凸がとても気に入っています。月の極付近のクレーターなんてかなりマニアックな方でもなかなか見ないでしょう。あまりシャープではありませんが、拡大画像を右に置いておきますのでじっくりご覧になってください。※両画像とも月の南北を正確に上下方向にしてあります。
参考:
アーカイブ:満月とブルームーンの一覧
今夜の満月の瞬間は19:42頃でしたが、その頃の月はまだ低く、撮るには撮ったけれどボケボケでした。そこで40度近くに昇った22:40過ぎにあらためて撮影しました。湿気があるのか空が明るく、青く感じました。対して月は黄色みが強い気がします。
「満月は欠けていない」と思われる方が多いと思いますが、実は上弦から下弦に入れ替わる中間になるため、上または下が若干欠けています。 今日は下側(南側)が欠けていました。この繊細な凹凸がとても気に入っています。月の極付近のクレーターなんてかなりマニアックな方でもなかなか見ないでしょう。あまりシャープではありませんが、拡大画像を右に置いておきますのでじっくりご覧になってください。※両画像とも月の南北を正確に上下方向にしてあります。
参考:
アーカイブ:満月とブルームーンの一覧