天気が崩れる前に重星と月を観察2022/02/19

20220218シリウス
週末に天気が崩れる予報でしたので、昨夜もどれだけ晴れ間が持つか分かりませんでした。宵のうちは落ち着いた空だったため、星仲間のミーティング内で話に出たシリウスA・Bを久しぶりに撮影(左画像)。ついでにリゲルA・BとカストルA・B・Cも撮ってみました(下画像)。

実は前夜にも望遠鏡を向けてはいたのですが、時間が遅かったのとシーイングが乱れまくっていたため全く見えず終い。でも昨夜はびっくりするほど安定していました。季節や天候にもよるけれど、我が家の立地条件では20-21時ごろの安定感は夜明け前の凪とともに抜群です。

画像処理法もあれこれ変えてみた結果、伴星もシャープになりました。カストルCに合わせて撮影するとABが肥大して一体化してしまうため、多段階露光も組み合わせてあります。伴星Cの赤さが際立ちますね。

  • 20220218リゲル

    リゲル
  • 20220218カストル

    カストル


20220219_20352月
夜半をすぎると小さな雲が通過するようになりました。上空は問題なかったため月も観察。右は19日1時過ぎの撮影で、太陽黄経差は約203.52°、撮影高度は約59.67°、月齢は17.43。赤緯がだいぶ下がり、気象衛星ひまわりにも写りだす頃ですね。

欠け際にはエンディミオン、メッサラ、ラングレヌス、フェンデリヌス、ペタヴィウス、フルネリウスといった大型クレーターが並び、流し見してるだけで実に壮観でした。ペタヴィウス奥側のクレーター壁にセンターピークの影が映ってる!かっこいい!ジャンセンは影が目立ち始め、月面K地形も辿れます。明日未明(今夜夜半過ぎ)は月面K最適日ですが、天気がねぇ…。オリエンタレ盆地も見えましたが、昨日から今日が最大だったので明日以降はだんだん隠れてしまうでしょう。

撮影が終わり片付け完了する頃にはもう雲が多くなりました。間一髪(?)でしたね。

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