風が強過ぎて… ― 2024/05/17
昨宵の月は「マギヌスの魔女」が出現する絶好のチャンスでした。でも昼から吹き荒れる強風がますます強まり、望遠鏡の設置が憚られました。時間が経つと弱まるかも…という期待とは裏腹に、まったく気配無し。しかしながら煌々と輝く月を見上げるたび観察したい欲求は増してしまい、折衷案として拡大せず全体像を撮る方向で挑戦しました。
左画像は16日21:50頃の撮影で、太陽黄経差は約101.46°、撮影高度は約39.97°、月齢は8.40。機材はぶれぶれ、シーイングはぐちゃぐちゃ、PCは風で動くし、作業イスは立つたびに倒れてしまう危険な状態でした。なんとか風が一瞬止む隙間をポーズで待ちつつキャプチャし、これ1枚だけやっとの思いで撮りました。欠け際で暗いですが、いちおう魔女は写っていますのでノーヒントで探してみてください。
この日は月面の見どころがたくさんあって、例えば「プトレマイオスのネッシー」が月出ごろに見えたはずだし、「グルイテュイゼンの月面都市」や「プラトーRay現象」も月没ごろまで待てば見えたと思います。また「アンペール山の二つ星」が日没前ごろに出現、この画像にも写っています。更に月が西に傾いたころ「直線壁の出現」も見えた計算で、左画像では先行して直線壁西のバート・クレーターが光り始めていますね。明暗境界を明るめに処理した右画像に見所をまとめてみました。
風さえなければ…と思うと実に残念。夜半を過ぎると風は少しずつ弱まったものの、もう月は沈んでしまいました。本当に天気は儘なりません。
左画像は16日21:50頃の撮影で、太陽黄経差は約101.46°、撮影高度は約39.97°、月齢は8.40。機材はぶれぶれ、シーイングはぐちゃぐちゃ、PCは風で動くし、作業イスは立つたびに倒れてしまう危険な状態でした。なんとか風が一瞬止む隙間をポーズで待ちつつキャプチャし、これ1枚だけやっとの思いで撮りました。欠け際で暗いですが、いちおう魔女は写っていますのでノーヒントで探してみてください。
この日は月面の見どころがたくさんあって、例えば「プトレマイオスのネッシー」が月出ごろに見えたはずだし、「グルイテュイゼンの月面都市」や「プラトーRay現象」も月没ごろまで待てば見えたと思います。また「アンペール山の二つ星」が日没前ごろに出現、この画像にも写っています。更に月が西に傾いたころ「直線壁の出現」も見えた計算で、左画像では先行して直線壁西のバート・クレーターが光り始めていますね。明暗境界を明るめに処理した右画像に見所をまとめてみました。
風さえなければ…と思うと実に残念。夜半を過ぎると風は少しずつ弱まったものの、もう月は沈んでしまいました。本当に天気は儘なりません。