夕方に小さな幻日と環天頂アーク2015/05/30

20150530幻日
夕方16時半過ぎ。天気を確認しようと外を見たところ、西空にきれいな虹のかけらを見つけました。位置からするとそれは太陽左の幻日です。空のあちこちが絹雲が包まれていたのでなにか見えそうな予感がして、しばらく観察することにしました。

20150530内暈
小さな幻日は間もなく消えてしまいましたが、かわってとても淡い内暈が見えてきました。右画像、矢印の辺りです。雲の移動や増減によって暈の左側が見えたり、右が見えたりしました。これは30分以上続きました。

やがて幻日も再登場しましたが、こちらも出たり消えたり。一時的に内暈と一緒に見えた時がありましたが、場所が内暈から少し離れていました。左下画像の強調処理を見ると分かります。

20150530幻日
17時近くになると環天頂アークが確認できました。最初に見えたのは16:52ですが、かなり淡かったです。このときの太陽高度は21度。その後17時を過ぎると若干アークが濃くなりました。15分間の変化は下画像の通り(下右画像は下左の強調)。この間に太陽は約3度下がりました。

長い時間をかけて環天頂アークを観察すると、曲がり方や横幅、縦幅が変化するのが分かります。でもそのためには安定した“アーク向けの空”が必要です。今夕は天気が急変していたため、17:30にはすっかり曇ってしまいました。このところ本当に天気が安定しませんね。

  • 20150530環天頂アーク
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