午後からすっきり晴れた空は夜まで続きました。宵空の水星が高くなっていたので撮ってみましたが、薄暮が明るくて星団たちも消え消えです。もう少し暗くなるのを待てば良いのですが、既に電線が入ってますし、下には住宅が建ち並び、写真的に不適なだけでなく倫理的にもアウト。ですからそろそろおしまいです。

さて今夜は月が大きいですが、薄暮終了から月明かりが影響するまでの隙間時間にどうしても撮りたい対象がありました。

実は一緒の天文同好会に属する星仲間の「（の）さん」（←これがハンドルネームなのです）が超新星（現段階ではまだ候補：PSN）を見つけたのです。今夜はよく晴れそうだったので、会員有志それぞれで写してみようと言うことになりました。

左が撮ってみた画像です。中央近くに斜めに伸びる淡い光がNGC2357という14等星の銀河。ふたご座にあります。そして▲マークの先の星が超新星ではないかと言われている星。（の）さんが3日前に見つけたときは15.7等星だったそうですが、今夜は15.0等より明るいそうです。（画像内には17.0等星に届く恒星が写っています。）

いままで見えなかった星が最期を迎え、爆発的に明るくなるのが超新星です。専門的な分析確認を経て正式に超新星と認められれば、この発見が確定されます。果たして（の）さんの星はどんな分析結果が出るでしょうか。とても楽しみです。国際天文学連合によるこの超新星候補のフォローアップはこちら。

参考：
超新星SN2015Iに関係する記事（ブログ内）