今年最後の月面A2020/12/29

20201228_16113月
昨夜から今朝にかけて良い月夜でした。ただ日中の気温が高かったせいか夜になって湿度が高くなり、あちこち一気に結露してしまいました。

ちょうど月面Aデーだったのですが、見頃タイムが薄明時間帯。月はやや低く、我が家からは東の電線や建物群が多い方向で撮影は無理でした。ある程度高くなり、電線の上に出たタイミングで撮ったのが下A画像。さらに2時間余り経ってから再度撮ったのが下B画像です。シーイングが酷くてスタックソフトがエラーを起こすレベルでしたが、何とか仕上げました。

A地形はもうかなり明るくなっており、逆さAのほうも見えてしまったため純粋なAの形が分かりませんね。それでも今年最後の月面Aを見送ることができて大満足。A地形の他、「宮森谷」と「佐伯クレーター」の日本人名地形がよく見えています。

左の全体像は高度が高くなった21時ごろに撮影しました。太陽黄経差は約161.13°、撮影高度は約68.5°、月齢は13.8。二晩前の撮影で夜明け位置だったアリスタルコスはたっぷり日が差しています。その北側のリュンカー山がふっくらと見えてますよ。

この撮影時点で今年最後の満月まで40時間を切っています。12月30日は少なくとも明け方から日中いっぱいは大荒れの天気予報のため、満月が拝めるかは微妙な状況…。僅かでも晴れ間があると良いんですけれど。(※もともと12月30日の満月時刻は12:28と昼間のため、満月瞬時を見ることはできません。)

下C画像は最近日課の「離れつつある木星と土星の離角を目測しよう」コーナー。28日宵の画像です。近くの恒星を一緒に撮っていますから目測してみましょう。恒星離角は12月26日記事を参考にしてください。

  • 20201228_月面A

    A.月面A地形付近(18:22ごろ)
  • 20201228_月面A

    B.月面A地形付近(20:28ごろ)
  • 20201228木星と土星の接近

    C.木星と土星の接近


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