三日ぶりのカタリナ彗星 ― 2016/01/20
18日明け方・19日明け方の二日間、悪天のためにカタリナ彗星(C/2013US10)は見えませんでした。昨夜は雲が湧く時間があったものの今朝方は概ね晴れて、彗星をやっと見ることができました。
左画像は5時過ぎの撮影で、画角は約5.3°×3.5°、 上方向が天の北方向、彗星位置基準の合成処理です。また右下画像は左画像の白黒反転です。長いイオンテイルを期待して彗星頭部を左に寄せた構図ですが、あまり写りませんでした。そろそろ活発なイオンテイルは終わりなのかも知れません。
別の機材で拡大像も撮りました。左下画像は4時過ぎの撮影で、画角は約2.7°×1.8°、上方向が天の北方向、彗星位置基準の合成処理です。また右下画像は左画像の白黒反転です。
これくらい拡大するとやっとイオンテイルが写ってくれます。昨年12月から今年1月上旬にかけてのイオンテイルの向きに比べると、右下(天の西南西)向きに変化したことが分かるでしょう。
17日の地球最接近からまだ日が経っておらず、エメラルド色のコマの直径は十分大きいですね。でも光度は1月上旬より少し暗くなってきたようで、これから満月期を過ぎて再び見ごろとなる2月1週目週末には、実感できるくらい暗くなるかなと思われます。
参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)
左画像は5時過ぎの撮影で、画角は約5.3°×3.5°、 上方向が天の北方向、彗星位置基準の合成処理です。また右下画像は左画像の白黒反転です。長いイオンテイルを期待して彗星頭部を左に寄せた構図ですが、あまり写りませんでした。そろそろ活発なイオンテイルは終わりなのかも知れません。
別の機材で拡大像も撮りました。左下画像は4時過ぎの撮影で、画角は約2.7°×1.8°、上方向が天の北方向、彗星位置基準の合成処理です。また右下画像は左画像の白黒反転です。
これくらい拡大するとやっとイオンテイルが写ってくれます。昨年12月から今年1月上旬にかけてのイオンテイルの向きに比べると、右下(天の西南西)向きに変化したことが分かるでしょう。
17日の地球最接近からまだ日が経っておらず、エメラルド色のコマの直径は十分大きいですね。でも光度は1月上旬より少し暗くなってきたようで、これから満月期を過ぎて再び見ごろとなる2月1週目週末には、実感できるくらい暗くなるかなと思われます。
参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)
今日の太陽 ― 2016/01/20
朝から晴れていますが、昨日同様に強風です。近くのアメダスポイントでは瞬間最大で9m/sを越していました。太陽観察を諦めようかとも思いましたが、風が弱まるタイミングを待って撮影しました。
左は11:25頃の太陽。大気の揺らぎと強風による機材の微振動で像が甘いです。パッと見たところ昨日とあまり変わりませんが、右端近くの明るい領域が気になりました。 ここは活動領域12484と思われますが、昨日の撮影でも若干明るかったですね。左下の縦長ダークフィラメントは今日も不思議な雰囲気。すぐ上の明るい部分は12487です。左端近くにも新たな領域が見えてきました。プロミネンスは昨日に続き右上の少し大きなものに加え、左端にループ状のものが見えています(昨日も少し見えていました)。
左は11:25頃の太陽。大気の揺らぎと強風による機材の微振動で像が甘いです。パッと見たところ昨日とあまり変わりませんが、右端近くの明るい領域が気になりました。 ここは活動領域12484と思われますが、昨日の撮影でも若干明るかったですね。左下の縦長ダークフィラメントは今日も不思議な雰囲気。すぐ上の明るい部分は12487です。左端近くにも新たな領域が見えてきました。プロミネンスは昨日に続き右上の少し大きなものに加え、左端にループ状のものが見えています(昨日も少し見えていました)。