天の北極に近づくラブジョイ彗星 ― 2015/05/18
日付が5/18に変わって間もなくのころ、少しずつ雲が引いてくるのが分かりました。雲間を狙って1時台に南天の土星、2時台に北天のラブジョイ彗星(C/2014Q2)を観察しました。この記事はラブジョイ彗星の報告です。
現在ラブジョイ彗星は北極星近くにいます。5月14日に北極星の回りを日周する彗星を撮影しましたが、今日は軽望遠レンズでのガイド撮影にしました。残念ながら薄雲が空全体にかかっていたため長く露出することは不可能でしたが、なんとか存在が分かる写真が撮れました。左画像は180mm+APS-Cの画角で、ほぼノートリミングの状態です。
月末にかけてラブジョイ彗星は北極星や天の北極に最接近します。右は5月15日から6月10日までの位置を示した星図です。最接近の頃は1度くらいまで近くなるので、もっと焦点距離の長い望遠鏡でも北極星と同一の視野になるでしょう。また北極に近いので、短時間露光ならガイド不要かも知れません。なお6月3日は満月です。本州には梅雨が少しずつ近づいていますが、お天気はどうなるでしょうか。
参考:
ラブジョイ彗星(C/2014Q2)に関係する記事(ブログ内)
現在ラブジョイ彗星は北極星近くにいます。5月14日に北極星の回りを日周する彗星を撮影しましたが、今日は軽望遠レンズでのガイド撮影にしました。残念ながら薄雲が空全体にかかっていたため長く露出することは不可能でしたが、なんとか存在が分かる写真が撮れました。左画像は180mm+APS-Cの画角で、ほぼノートリミングの状態です。
月末にかけてラブジョイ彗星は北極星や天の北極に最接近します。右は5月15日から6月10日までの位置を示した星図です。最接近の頃は1度くらいまで近くなるので、もっと焦点距離の長い望遠鏡でも北極星と同一の視野になるでしょう。また北極に近いので、短時間露光ならガイド不要かも知れません。なお6月3日は満月です。本州には梅雨が少しずつ近づいていますが、お天気はどうなるでしょうか。
参考:
ラブジョイ彗星(C/2014Q2)に関係する記事(ブログ内)
今日の太陽 ― 2015/05/18
急速に天気が悪くなる中で… ― 2015/05/18
昨夜から高層の絹雲が空全体を覆っていたので、今日は気象光学現象が見えるかも、と期待してました。朝6時台に外へ出てみると頭上に環天頂アークが一瞬見えましたが、カメラを用意する間もなく消えました。
二度目のチャンスは11時過ぎ。南に環水平アークが一瞬見えたので、今度こそとじっくり待っていると、20分くらい経って再び見えてきました。左画像の通りとても淡いですが、中央辺り、水平になった虹の7色が確認できます。(後日追記:この環水平アークは長野や福島などで明るく現れ、多くの方々が目撃されたようです。twitter情報より。)
さらに12時近くになると内暈と一緒に環水平アークがややはっきりしてきました。横幅は狭いものの、30分前よりもずっと明るいです。いちばん明るく見えたころの拡大画像は下左です。
その他、雲の縁に彩雲が度々現れていました(下中画像)。また隣家の屋根越しに見えた波状雲が見事でした(下右画像)。13時を過ぎる頃には雲がかなり厚くなり、もはや何も見えそうにありません。風も強くなってきました。
二度目のチャンスは11時過ぎ。南に環水平アークが一瞬見えたので、今度こそとじっくり待っていると、20分くらい経って再び見えてきました。左画像の通りとても淡いですが、中央辺り、水平になった虹の7色が確認できます。(後日追記:この環水平アークは長野や福島などで明るく現れ、多くの方々が目撃されたようです。twitter情報より。)
さらに12時近くになると内暈と一緒に環水平アークがややはっきりしてきました。横幅は狭いものの、30分前よりもずっと明るいです。いちばん明るく見えたころの拡大画像は下左です。
その他、雲の縁に彩雲が度々現れていました(下中画像)。また隣家の屋根越しに見えた波状雲が見事でした(下右画像)。13時を過ぎる頃には雲がかなり厚くなり、もはや何も見えそうにありません。風も強くなってきました。