今年一番小さく見える太陽2025/07/04

20250704太陽
朝から少し雲があるものの、良く晴れています。本日朝に地球が遠日点を通過したので、今日の太陽は今年一番小さく見えます。

20250704太陽リム
左は13:20前の太陽。左上にあった大きなプロミネンスは無くなりましたが、右下リム近くの太いダークフィラメントがプロミネンスになろうとしています。これも1、2日楽しめそうですね。左上の長いダークフィラメントも良い感じ。新しい活動領域や黒点はありません。

例年だと遠日点と近日点の太陽比較をしていたのですが、今年2月に太陽望遠鏡を新調したため、1月の近日点通過時と像の大きさが異なってしまい比較できません。代わりに、今日を含めて4月から7月までの各月4日の太陽を中心合わせで並べてみました(下A画像)。

空のコンディションや画像処理法が変化しているため画質の差があるけれど、機材構成は変えてないので像は同じ大きさのはず。4月、5月、6月と少しずつ小さくなってるのが分かります。でも6月と7月の差は感じられません。直径の前月比で表すと、5月は4月の99.1895%、6月は5月の99.3958%、7月は6月の99.7794%です。6月の太陽直径を1000ピクセルで表示したら、7月は998ピクセルとなって、わずか2ピクセルの違い(半径なら1ピクセルの差!!)なので、6、7月の差が分からないのも仕方ないですね。下B図からも、年間で変化が大きいのは3・4月または9・10月であることが分かるでしょう。

  • 202504-07太陽比較

    A.4月〜7月の太陽比較
  • 2025-2027年・太陽視直径

    B.太陽視直径の変化(2025年)


参考:
アーカイブ「地球の近日点通過日と遠日点通過日」

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