周極するラブジョイ彗星2015/05/14

20150514ラブジョイ彗星の日周
今年1月から2月にかけて肉眼彗星となり話題になったラブジョイ彗星(C/2014Q2)。さすがに暗くなりましたが、現在でも8等星前後を保ち、日本で見える彗星ではトップの座をキープ中。

そのラブジョイ彗星が北極星や天の北極に大接近しつつあります。今月28日頃がいちばん近く、約1度の所をゆっくり通り過ぎてゆくのです。すでにかなり近づいていますので、「日周運動」が撮れないかやってみました。昨年の12月18日12月19日12月23日12月27日などで日周撮影に使った「比較明合成」の手法を今回も使います。

20150514ラブジョイ彗星の日周
85mm+APS-C一眼の固定撮影で、夜明け前1:30-2:30の北天を合成したものが左上の画像です。1時間という切り詰めた時間でも、さすがに恒星が重なりまくって彗星がどこなのか分かりませんね。そこで中央付近をトリミングし、さらに色彩を思い切り強調してみました(右画像)。こうすると、淡い緑色をした彗星の軌跡が浮き出てきます。

ちなみに天頂から南天側は薄雲が広がっていてヒヤヒヤしました。春は天候不順でなかなか落ち着いて撮れませんが、さらに北極に近づいたラブジョイ彗星をまた狙いたいと思います。

参考:
ラブジョイ彗星(C/2014Q2)に関係する記事(ブログ内)

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