月の光が雲を染める ― 2015/05/08
今日の太陽 ― 2015/05/08
昨夜は結局雲が多く、星月はあまり見えませんでした。日の出と共に雲が少なくなり、青空が広がっています。左は9時過ぎの太陽。ときおり通り過ぎるごく淡い雲を避けながらの撮影です。
東側(左)から内側に入ってきた活動領域12339は相変わらず明るく感じます。黒点は昨日見たときよりひと回り大きく見えました。目立つプロミネンスはありませんが、長いダークフィラメントを構成していた部分が西側へどんどん抜けて、右下縁にプロミネンス群を作っていますね。
右下は活動領域12339を中心に拡大撮影したもの。今日は大気の揺らぎが大きく不鮮明ですが、たくさんの黒点が確認できますね。 この黒点群はまだ肉眼+太陽観察メガネだけでは見えませんでしたが、もう少し中央まで来ると見えるかも知れません。
(追記)17時に再度肉眼+太陽観察メガネで見てみたらあっさり見えました。夕方のため少し減光していたのがよかったようです。ということでしばらく肉眼黒点が楽しめそうです。
(更に追記)17:08ごろ、活動領域12339の東のリム付近で爆発的噴出がありました。この異変に気付いたのは17:20過ぎで既に下火になっていましたが、慌てて機材を出して17:30過ぎに撮影しました(左画像)。右下は光球も含めた擬似カラー版です。
高度が低い上にピントが甘いですが雰囲気は伝わるでしょうか。 ピーク時はこの2倍以上高く上がったようです。縁、あるいは少し裏側の出来事のようですが、1分も見ているとどんどん変化する様子が観察できました。
東側(左)から内側に入ってきた活動領域12339は相変わらず明るく感じます。黒点は昨日見たときよりひと回り大きく見えました。目立つプロミネンスはありませんが、長いダークフィラメントを構成していた部分が西側へどんどん抜けて、右下縁にプロミネンス群を作っていますね。
右下は活動領域12339を中心に拡大撮影したもの。今日は大気の揺らぎが大きく不鮮明ですが、たくさんの黒点が確認できますね。 この黒点群はまだ肉眼+太陽観察メガネだけでは見えませんでしたが、もう少し中央まで来ると見えるかも知れません。
(追記)17時に再度肉眼+太陽観察メガネで見てみたらあっさり見えました。夕方のため少し減光していたのがよかったようです。ということでしばらく肉眼黒点が楽しめそうです。
(更に追記)17:08ごろ、活動領域12339の東のリム付近で爆発的噴出がありました。この異変に気付いたのは17:20過ぎで既に下火になっていましたが、慌てて機材を出して17:30過ぎに撮影しました(左画像)。右下は光球も含めた擬似カラー版です。
高度が低い上にピントが甘いですが雰囲気は伝わるでしょうか。 ピーク時はこの2倍以上高く上がったようです。縁、あるいは少し裏側の出来事のようですが、1分も見ているとどんどん変化する様子が観察できました。
夕空の内惑星、および今夜のPSN ― 2015/05/08
昨日は水星の東方最大離角でした。実はこのタイミングで水星の拡大写真を撮ろうと思っていたのですが、バタバタのスケジュールのため諦めたのです。一時曇っていた今日の夕空に晴れ間が広がってきたため、撮影を試みました。
左がその画像。水星はとても小さな天体です。しかも低空のため大気の揺らぎの影響を大いに受けてしまいます。左の画像はまるでピンぼけのように見えますが、これでも機材の能力を精一杯使ってシャープにしています。よく見ると半月状よりややへこんだ形になっていますね。水星や金星は東方最大離のときにほぼ半月の形となります。水星の場合は短期間で太陽を回るため、たった一日違うだけで形が変わるのです。
同じ機材、同じ拡大率で上空の金星も撮ってみました(右)。今夜の金星は水星より倍以上見かけが大きいですね。今期の金星の東方最大離角は6月7日。あと1ヶ月後です。ですから今日の金星は半月状より少し太っています。
2月21日、3月22日、4月25日に撮った金星の拡大画像とも比べてみてください。(拡大率が違うので大きさの比較はできません。)だんだんと半月の形に向かっているのが分かるでしょうか。
さて、水星と金星を撮り終えたところでまだ晴れていたので、急いでNGC2357の超新星候補(PSN)も撮ってみました(左)。撮影中から薄い雲が覆い始めていたため、写りはよくありません。昨日の撮影画像と比べると、また少しだけ明るくなっている気がします。でもそろそろ頭打ちでしょうか。
参考:
超新星SN2015Iに関係する記事(ブログ内)
2014年-2015年の金星拡大撮影(ブログ内)
左がその画像。水星はとても小さな天体です。しかも低空のため大気の揺らぎの影響を大いに受けてしまいます。左の画像はまるでピンぼけのように見えますが、これでも機材の能力を精一杯使ってシャープにしています。よく見ると半月状よりややへこんだ形になっていますね。水星や金星は東方最大離のときにほぼ半月の形となります。水星の場合は短期間で太陽を回るため、たった一日違うだけで形が変わるのです。
同じ機材、同じ拡大率で上空の金星も撮ってみました(右)。今夜の金星は水星より倍以上見かけが大きいですね。今期の金星の東方最大離角は6月7日。あと1ヶ月後です。ですから今日の金星は半月状より少し太っています。
2月21日、3月22日、4月25日に撮った金星の拡大画像とも比べてみてください。(拡大率が違うので大きさの比較はできません。)だんだんと半月の形に向かっているのが分かるでしょうか。
さて、水星と金星を撮り終えたところでまだ晴れていたので、急いでNGC2357の超新星候補(PSN)も撮ってみました(左)。撮影中から薄い雲が覆い始めていたため、写りはよくありません。昨日の撮影画像と比べると、また少しだけ明るくなっている気がします。でもそろそろ頭打ちでしょうか。
参考:
超新星SN2015Iに関係する記事(ブログ内)
2014年-2015年の金星拡大撮影(ブログ内)