土星の衝タイム2015/05/23

20150523衝の土星比較
いよいよ本日、土星が衝を迎えます。土星が地球をはさんで太陽と正反対に位置するのです。衝突、衝撃、衝動…衝の付く言葉にあまり良い印象がないですが、星好きさんは「衝」が好きですね。

天文年鑑によれば衝は23日の11時、アストロアーツのサイトでは20時52分、このブログの惑星カレンダーでも11時。計算の拠り所や基準の差によってばらつくのだと思いますが、天文の世界では度々あることです。なにしろ宇宙の年齢の計算誤差が1億年くらいあるのですからね(笑)

脱線しましたが、日付が23日にかわった1時間後に、衝を迎える土星を写してみました。5月19日のブログ記事に書いた衝効果はもう現れていると思いますので、その撮影に挑戦です。でも我が家から土星に望遠鏡が向く時間は限られ、しかも南側から度々押し寄せる雲に難儀し、結局雲越しのボケボケ画像となりました。
20150523衝の土星比較(Lch)


4月19日、5月18日の土星と並べてみました(左画像)。なるべく本体の明るさをそろえてあります。一番幅が広い環(B環)が全体的に明るくなっていますね。右画像は輝度信号(Lチャンネル)のみの比較です。こちらのほうがよく分かるでしょうか。たぶんいま世界中の天文ファンがこの衝効果を捉えようとがんばっていますので、関連サイトを渡り歩いてみてください。

参考:
記事:衝を迎える土星と衝効果のおはなし(2015/5/19)
記事:土星の衝効果を色別に比較してみる(2015/5/25・衝1日後の観察)
アーカイブ:惑星カレンダー(1980-2039年の各惑星の衝や合などを掲載)

今日の太陽2015/05/23

20150523太陽
夜明け前から雲が空全体を覆っていました。分厚くはなかったので、日の出からしばらくは薄日が差している状態です。
20150523内暈
昨日と同じパターンで内暈がきれいに出ていました(右)。でも昨日のように他のハロが出るような感じではなさそうです。いちおう注視していますが…。

20150523太陽リム
左は9時頃の太陽。雲越しの撮影で光のノリも悪いため、周囲付近のスタック処理に不備が生じているところもあります。 静穏な太陽面ですね。東端(左端)に小柄ながら立派なプロミネンスが顔を出していました。今後が楽しみです。

二日連続で暈と環水平アーク2015/05/23

20150523環水平アーク
朝から雲が覆って内暈がはっきり見えていました(こちらを参照)が、正午近くになると幾分青空が多くなりました。でも相変わらずはっきりと暈が見えます。11時半過ぎ、内暈の下方にごく弱い環水平アークを発見しました。昨日のはっきりしたものとは違い、見慣れている私でもうっかり見逃すレベルです。

20150523環水平アーク
12時を過ぎる頃からアークは少しだけはっきりしてきました。雲の成分(氷結晶の形)が変わったような感じです。左は一番濃く見えた状態。右はアークの拡大で、かなり色彩を強調したもの。当地ではこんな状態ですが、どこか他の地域でははっきり見えているでしょうか。(夕方編はこちら。

20150523環水平アーク
(追記)左は13:15現在の空。高度が下がりましたが、環水平アークはまだときおり見えています。画像の中央、横方向に伸びています。引き続き暈も良く見えていますが、昨日と違うのは上下のタンジェントアークが全く現れていないことです。

夕方に明るい幻日2015/05/23

20150523幻日
昼過ぎまで内暈や環水平アークを観察しましたが、今度は夕方編です。病院から出ると、凶悪なまでに眩しい幻日が目に飛び込みました(左画像)。予期してなかったからビックリ。カメラを持っていて良かったです。徒歩帰宅の道中に撮影しながら観察しましたが、最初に見てから5分程度で消えてしまいました。

20150523幻日
右画像は幻日部分の拡大です。幻日は太陽左のものだけで、右側は見えませんでした。また撮影中は気付きませんでしたが、太陽近くの雲が彩雲になっていたようです。

20150523環天頂アーク
さらに道中観察していたら、これも全く期待してなかった環天頂アークが淡く見えていることに気付きました。雲の動きに合わせ、時々淡い姿を現しました。左はいちばんはっきり見えたころの画像を強調処理したものです。緩やかな上向きの弧を描くアークがありますね。

20150523内暈と夕焼け
自宅に着きベランダから見ると、太陽右の暈が少し見えました。所によっては右の幻日も見えたことでしょう。辺り一面の刷毛で掃いたような絹雲に心を奪われました。ハロがいっぱいの一日でした。