風のまにまに月面を観る2020/02/06

20200205_13084月
昨夕から乾燥した晴れ間が訪れました。予想通り急激に気温が下がり、夜半を待たず氷点下となりました。天気予報では風が強まるとのことでしたが、夜半まで2m/s程度に留まる時間帯が多かったため、月面なら撮れるかもと思い望遠鏡を向けてみました。上空の1等星が瞬くようなシーイングでしたから、無理に拡大せず全体像のみ観察です。

左は22:45過ぎの撮影で、太陽黄経差は約130.84°、撮影高度は約56.3°、月齢11.67です。ハーシェル、虹の入り江、ガッサンディ、シラーあたりが朝を迎えていました。ティコの光条は目立ち始めましたが、コペルニクスの光条はまだ弱いですね。水底の石を観ている様な像だったので細部は良く分かりませんが、右上リム、フンボルト海近くが極端に凹んでいたのが印象に残りました。

運が良ければもう二、三天体観察を…と目論みましたが、夜半過ぎには雲が押し寄せ風が強まってしまいました。

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