2022年の台風24号が発生2022/11/13


20221112-2100JST台風24号
気象庁によると、昨日12日3時から「台風になるかも知れない」と報道されていた太平洋沖の熱帯低気圧が、同日21:00に台風24号「ヤマネコ/YAMANEKO」になりました。直前の台風23号発生から12日と9時間後、23号消滅から11日と12時間後の発生になりました。

左は24号発生時である12日21:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外の白黒画像です。赤点線円が台風中心の直径1000km円。日本からかなり離れており、このまま北進しつつ弱まる予報です。国内への影響はなさそうですね。

台風名となったヤマネコは星座の日本名「やまねこ座」から来ています。前回星座名が台風に使用されたのは2022年10号の「トカゲ」。またヤマネコが台風名として使われるのは今回が初。それまで使われていた「ハト」(はと座)が2017年13号として香港などに甚大な被害をもたらしたため欠番となり、その代役として今回登場した次第です。

真夜中の月が高くなる2022/11/13

20221113_22717月
昨夜から今朝は下り坂の天気をそのまま表したかの様相。未明までさほど厚い雲は出なかったものの、ベール状の雲が取れることは無く、シーイングを一番悪化させそうな状態。真夜中を待って月を撮影したけれど、その表面は流れる川底を見ているみたいでした。

左は13日0:10ごろの撮影で、太陽黄経差は約227.17°、撮影高度は約54.99°、月齢18.18。一晩前はそれなりに光っていたジャンセンもすっかり夕暮れ。アルタイ断崖や月面グーも見え出しましたね。静かの海東側にある直線壁そっくりの「コーシー断崖」も目立ちます。拡大観察すると大気の揺らぎで酔ってしまいそうで、早々に切り上げなくてはなりませんでした。火星面なんて見えないだろうと思い、こちらは最初から諦めました。空の上にも冬がどんどん迫っています。

このあと月の周りに光環が見えるほどの薄曇りになりましたが、南中ごろ再び見たら快星で、大気もいくらか落ち着いたようでした。疲れていたため再撮影はしませんでした。月の南中高度が80°を越えており、これから数ヶ月は「満月前後に年間最高高度」となるシーズンに突入します。