板垣さんがM31に新星候補を発見 ― 2019/06/26
本日6月26日0時過ぎ、山形県の板垣公一さんがM31・アンドロメダ銀河に17等の新星らしき天体を発見したようです。(※超新星ではなく新星とのこと。)昨夜から今朝にかけて珍しく晴れ間が安定していたため、明け方に見えていたM31に望遠鏡を向けてみました。
実はこの情報を知ったとき、すでに別天体を撮影中でした。天体観察はいつも狭いアパートの庭。360°見晴らしよいはずがなく、その夜に撮りたい方向以外は諦めて機材設置しなくてはいけません。
残念ながらM31は電線が多い方向でした。ひと晩快晴であっても夜時間がとても少ないこの時期、重い望遠鏡を移動再設置する時間はありません。やむなく薄明まで別天体を撮影しきった後、新星候補を電線越しに撮ってみることにしました。下弦の月明かりがあったので薄明でもさほど関係なく、またギリギリまで遅らすことで写野が電線密集帯から開放される可能性も考えた上での判断でした。
撮影中にすっかり明るくなってしまいましたが、なんとか30分あまりの露出から画像を取り出すことができました(左上画像)。対象天体は確かに17等前半のようです。
薄明光を抑えるため背景を暗く落としていますが、実はこの写野、アンドロメダ銀河の最外周部なのです。撮影箇所は右画像の黄色矩形。条件良い場所で撮影すれば淡い銀河光(ハロ)や銀河内部の散光星雲などまで写るような場所だと分かるでしょう。それにしてもよくこんな場所を探しますねぇ。
実はこの情報を知ったとき、すでに別天体を撮影中でした。天体観察はいつも狭いアパートの庭。360°見晴らしよいはずがなく、その夜に撮りたい方向以外は諦めて機材設置しなくてはいけません。
残念ながらM31は電線が多い方向でした。ひと晩快晴であっても夜時間がとても少ないこの時期、重い望遠鏡を移動再設置する時間はありません。やむなく薄明まで別天体を撮影しきった後、新星候補を電線越しに撮ってみることにしました。下弦の月明かりがあったので薄明でもさほど関係なく、またギリギリまで遅らすことで写野が電線密集帯から開放される可能性も考えた上での判断でした。
撮影中にすっかり明るくなってしまいましたが、なんとか30分あまりの露出から画像を取り出すことができました(左上画像)。対象天体は確かに17等前半のようです。
薄明光を抑えるため背景を暗く落としていますが、実はこの写野、アンドロメダ銀河の最外周部なのです。撮影箇所は右画像の黄色矩形。条件良い場所で撮影すれば淡い銀河光(ハロ)や銀河内部の散光星雲などまで写るような場所だと分かるでしょう。それにしてもよくこんな場所を探しますねぇ。