フィリピンの東海上をTropical Storm北上中2019/06/30


20190630-0900JST気象衛星画像
まずこれは気象庁ソースではなくJTWC(JOINT TYPHOON WARNING CENTER)情報であることをお断りしておきます。

日本に台風3号が接近していた頃からフィリピン東海上に発生していた熱帯低気圧が次第に発達し、昨日29日15:00JST時点でTropical Stormになりました(JTWC基準)。左画像は本日9:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点円はTropical Storm中心の直径1000km円を表しています(中心位置はJTWC発表値に基づく)。

日本ではほぼ台風に相当するレベルなのですが、30日昼前の段階で気象庁からは「台風になるかも知れない」などの報道はありません。普通の(?)熱帯低気圧です。嵐かどうかの判断はいくつかの流派があって基準に差があるため、特に又聞きの情報は鵜呑みにせず、必ず大元のソースを見つけ出して「何基準なのか」を確認することが大事です。

何にしても発達した低気圧であることは間違いないので、進行方向にあたる南西諸島や沖縄周辺に関わる方は気を付けてくださいね。また、今日未明から九州や四国を始め本州の広範囲に強い雨が降っているところがあり、すでに3時間降水量、6時間降水量など観測史上記録更新/6月記録更新が複数地点で相次いでいます。上画像にも梅雨前線上に青い色が示す発達した雲が幾つもあって、降雨レーダーではこの雲の中に線状降雨帯が観察できます。ここにTropical Stormが湿った南風を運び込むことになるので、少なくとも今後数日は油断できません。どうかご注意ください。